高校生時代にA代表に招集された逸材の才能が、スイスで花開きつつある。物怖じしない性格も、欧州でのブレイクを予感させる。 日本人選手の欧州における年間最多ゴールは、香川真司が2011-2012シーズンにドルトムントで決めた17得点(ブンデスリーガ13+CL1+ドイツ杯3)だ。 もしかしたらその記録を塗り替えるかもしれない19歳のFWが、スイスに現れた。今年7月、J2の京都サンガからスイス1部のBSCヤングボーイズに移籍した久保裕也だ。 久保は主にトップ下で出場し、スイスリーグの第5節時点で3ゴール。スイス杯の1回戦では1トップで出場して1ゴールを決め、6試合で4ゴールというハイペースで得点を重ねている。スイスリーグは36節まであり、このペースなら20点越えも夢ではない。ヤングボーイズは久保の活躍もあって、5連勝で首位を独走している。 スイスリーグはブンデスリーガやセリエAへのステップアップの