【ニューヨーク=畑中徹】米ヤフーは20日、ブログ運営の新興IT企業「タンブラー」を約11億ドル(約1100億円)で買収すると発表した。経営の立て直しを進めているヤフーは、若い世代の人気が高く成長著しいIT企業を買収することで収益拡大をめざす。 ニューヨーク市に本社を置くタンブラーは、2007年の創業。写真や動画、音声などが入ったブログを簡単につくれるサービスを提供する。月間の利用者は3億人にのぼり、若者の利用が多い。ヤフー側は、若者離れが進む同社のポータルサイトや電子メールに、タンブラーの若い利用者をひきつける狙いがあるとみられる。 タンブラーの最高経営責任者(CEO)のデービッド・カープ氏は現在26歳。米IT業界の新旗手として米経済誌「フォーブス」の表紙で紹介されたこともある。 関連記事17歳高校生のソフト会社に28億円 米ヤフーが買収(3/28)ヤフー、スマホ経由のFX参入へ IT