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2010年8月16日のブックマーク (16件)

  • 今週の本棚:白石隆・評 『1989 世界を変えた年』=マイケル・マイヤー著 - 毎日jp(毎日新聞)

    (作品社・2730円) ◇東欧の国々で実際に何が起きたか 書のタイトルを見ただけで、いま30歳代以上の人であれば、これがヨーロッパにおける冷戦終焉(しゅうえん)の話だということはわかるだろう。その通り、書は、ポーランドにおける「連帯」の復活から、チェコスロバキアの「ビロード革命」、ルーマニアのクーデターとニコラエ・チャウシェスクの処刑を経て「ベルリンの壁」の崩壊に至る東欧の革命の物語である。 これについては標準的な物語がある。1989年は世界を変えた一年だった。冷戦は終わった。「われわれ」は勝った。冷戦の終焉とともに、「われわれ」は核戦争の恐怖と東西対立の世界に別れを告げ、グローバル化、自由市場、民主主義、「唯一の超大国」アメリカの新しい時代に入った。 著者はこれを「神話」という。この神話にはいくつかの要素がある。 その一つは、長年にわたって抑圧され、自由を奪われ、貧困に喘(あえ)ぎ、

  • 大竹弘二『正戦と内戦』 - martingale & Brownian motion

    カール・シュミットの、思想を紹介する、入門書としては、シュミットそのものの、多様な研究関心に対応して、それぞれに議論を行っているということでは、申し分ないのではないだろうか(往々にして、ナチ・コミットに議論が極論してしまう傾向がある中で)。 (半年以上前に、半分くらい、前半を読んでいて、ここのところ、残りを最後まで読んだところ。) カール・シュミットについては、政治に関心のある人たちにとっては、既知の存在であるだろうが、その重要さをどれだけ分かっているのかは、非常に問題に思える。一番単純には、丸山眞男が、戦中から、シュミットの大きな影響の中で考えていたことなどはあるのだろうが、むしろ、戦後を含めたその影響力を射程にした議論は日では少ないようだ。 日ドイツは、第二次大戦における「敗戦国」として、非常に大きな関係があるとともに、それぞれのその、敗戦に至る過程において、その「独立」性が興味

    大竹弘二『正戦と内戦』 - martingale & Brownian motion
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2010/08/16
    カール・シュミットを論じた『正戦と内戦』の書評。興味深い。
  • 渋谷望『ミドルクラスを問いなおす』 - heuristic ways

    先日書店に行ったとき、新刊コーナーで渋谷望『ミドルクラスを問いなおす――格差社会の盲点』(NHK出版 生活人新書、2010年)というを見かけ、少し考えて購入した。渋谷氏は『魂の労働――ネオリベラリズムの権力論』(2003年)の著者であり、「万国のミドルクラス諸君、団結せよ!?」(『現代思想』2005年1月号「特集=フリーターとは誰か」)という論文の次の指摘には刺激を受けたことがある。《ミドルクラスから排除されると同時にその「生活様式」を憧れる者は、言説化できない自己憎悪とコンプレックスに囚われる。》(2006-02-16「道徳的強制と自己憎悪」)。  渋谷氏はこので、九〇年代以降ネオリベラリズムがなぜ支配的になったのか、なぜそれが「なし崩し的に導入された」のかという問いを、系譜学的に遡って検証する。そして、ミドルクラスとはどういう存在なのか、ミドルクラスがその出自・来歴とともに覆い隠し

    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2010/08/16
    「私がフリーターの苦しみと思っていたものは、渋谷氏によると、実はミドルクラスに固有の「自己分裂」だったということに気づかされたのである」
  • 物語としての生。 (cricket's eye)

  • これなんだ? 太陽が好きになるお洒落アイテム

    これは「691236」という名前のついた晴雨兼用の傘です。 この数字の意味、何だかわかりますか? 意味のない数字がプリントされた、ただお洒落なだけの傘ってわけじゃぁないんです。 ヒント:柄に注目 わかりましたか? 実は... 方位磁針のN極が自分、S極が傘の「12」を指すように持つと、傘布を透過して見える太陽の光の位置で、おおよその季節と時刻が分かります。 つまり日時計になる傘なんですね! 詳しい使用方法は次の図をご参照下さい。 今、「腕時計、見たほう早くね?」とか思ったあなた、 最近、宇宙感じてますか? この傘は次のような哲学に基づいてデザインされています。 普段、太陽がどのように動いているかを考えることはないかもしれませんが、この傘で少しだけ空を見上げ、大きな宇宙の動きに思いをはせる心のゆとりを持っていただけたらというデザイナーの思いが形になりました。 と言うわけです。 夏の休日は「6

  • サービス終了のお知らせ

    サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

  • 解析学 - Wikipedia

    解析学(かいせきがく、英語:analysis, mathematical analysis)とは、極限や収束といった概念を扱う数学の分野である[1][2]。代数学、幾何学と合わせ数学の三大分野をなす[3]。 数学用語としての解析学は還元主義とは異なっており、初等的には微積や級数などを用いて関数の変化量などの性質を調べる分野と言われることが多い[1][4]。これは解析学がもともとテイラー展開やフーリエ級数などを用いて関数の性質を研究していたことに由来する[1]。 例えばある関数の変数を少しだけずらした場合、その関数の値がどのようにどのぐらい変化するかを調べる問題は解析学として扱われる[1]。 解析学の最も基的な部分は、微分積分学、または微積分学と呼ばれる。また微分積分学を学ぶために必要な数学はprecalculus(calculusは微積分の意、接頭辞preにより直訳すれば微積分の前といっ

  • 減っている? - Living, Loving, Thinking, Again

    小尾拓也「「少子化の原因は非正社員の増加のみにあらず。未婚者を増加させる社会構造の変化にある」――東京大学・佐藤博樹教授インタビュー」http://diamond.jp/articles/-/9028 佐藤俊樹ではなく博樹。 少子化の原因でもある未婚率の上昇の主原因は雇用の非正規化ではない。つまり、未婚率の上昇は非正規雇用の人だけでなく、〈勝ち組〉たる正社員の間でも見られる。ただ、〈勝ち組〉は〈勝ち組〉で、労働時間が長すぎるというような問題を抱えている筈なのだが。日におけるホワイトカラー労働の低生産性。そして低生産性の長時間労働による糊塗(See eg. 橋努『自由に生きるとはどういうことか』、p.250ff.)。 自由に生きるとはどういうことか―戦後日社会編 (ちくま新書) 作者: 橋努出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11メディア: 新書購入: 4人 クリック:

    減っている? - Living, Loving, Thinking, Again
  • 大ヒット「プリキュア」に学ぶ子どもマーケット攻略法(プレジデント) - Yahoo!ニュース

    3〜6歳の女児から圧倒的に支持されているキャラクターがある。日曜朝に放映されているアニメ「プリキュア・シリーズ」だ。ヒットの裏には、既成概念を超えたコンセプトと、親・子ども両者の思いを満たす細かな配慮があった。 ------------------------------------------------------------------------------------------ ■「女の子も暴れたい」。逆転の発想からヒットが生まれた デフレ不況に加え、少子化という構造的問題性を孕みながらも、キッズ・マーケットはそのやり方いかんで、大きな成果を挙げることができる。このことを如実に証明してくれたのが、女児向けアニメの「プリキュア・シリーズ」である。 2004年2月に始まったテレビアニメ「ふたりはプリキュア」は、最新の「ハートキャッチプリキュア!」まで毎年更新され続け、実に7

  • 西部邁ゼミナール 2010年6月26日放送

  • まとめよう、あつまろう - Togetter

    コミュニケーションが生まれるツイートまとめツール

    まとめよう、あつまろう - Togetter
  • 空き缶盗、困った!回収場カギかけられないし… : 環境 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    資源ごみを回収する目的で松江市が市内各地に設置しているリサイクルステーションで今年、空き缶や空き瓶の窃盗被害が相次いでいる。 換金目的とみられ、2月以降、3か所で市民からの通報が市に何度も寄せられているという。市民がいつでも利用できるよう、ステーションに鍵をかけるわけにもいかず、市は「パトロールや張り紙で防いでいくしかない」と、対応に頭を痛めている。 市は1998年から、市内420か所にリサイクルステーションを設置。「リサイクル都市日一」のキャッチフレーズを掲げ、空き缶、ペットボトル、空き瓶の3種類に分けて、回収用のカゴや箱を置き、リサイクルを進めてきた。 空き缶は2009年度、52万6150キロを回収。収益は約2021万円で、すべて、市の財源に充ててきた。しかし、今年は被害通報が増えている。 同市玉湯町のスーパー駐車場のステーションでは今月3日夕、「空き缶を盗んでいる人がいる」と通報

  • 第8回 会社が現場に、一方的に目標数字を下ろしていませんか:日経ビジネスオンライン

    ただの目標は何度か達成すれば飽きてしまう 会社で働いていると「目標」はついて回る。 しかしながら、ただの目標達成は何度か経験すれば飽きてしまう。私が以前勤めていた会社の営業担当でいえば、優秀で目標達成を重ねてしまった人ほど、目標達成自体を目標にできなくなっていた。達成するためのコツが分かってくると、数字を追うことだけに飽きてくるからだ。 私自身も経験したが、最初は目標を達成すること自体がゲームのようで楽しめる。達成できないと悔しいと感じ、どうすれば次は達成できるだろうかと考え工夫して一歩進む。ようやく小さいながらも自分に課された目標が達成できる。その喜びは格別だ。 小さな目標が次第に大きくなっていくたびに、目標達成は自分の成長の証しと感じられる。大きな目標を達成するためには、また新たな工夫が必要になる。一つひとつクリアしていくことで、自分も会社の一部を支えているのだと感じられるようにはなる

    第8回 会社が現場に、一方的に目標数字を下ろしていませんか:日経ビジネスオンライン
  • コピペどころじゃない - 泣きやむまで 泣くといい

    いろいろ書きたいことがある。が、学生の卒論指導は着実に進めなければならない。 これまで一度も文章を自分に見せてこなかった学生(論文の章立てさえ何度言っても出さなかった)にきつく注意をしたところ、ついに2000字あまりの原稿が送られてきた。添付ファイルではなく、メール文として。 間違いなく自分の言葉で書かれている。コピペはおそらく一ヶ所もないだろう。ただし、そのために最初から最後まで日語表現が完全に破綻している。 当に大学4回生が書いた文章なのだろうか・・・。大げさではなく、国語が苦手な小学生が書いたと言われてもたぶん多くの人が信じられる。ちょっと漢字が多いかな、ぐらいで。一文を書き始めたときの主語を、書き終わる頃には忘れているのだろうか。学童保育所に支援で通っていたときに低学年の子どもからもらった手紙と互角のレベルである。当に誇張しているわけではないのだ。ちょっと信じがたい。 もち

    コピペどころじゃない - 泣きやむまで 泣くといい
  • 『コーラ』11号発行 - Arisanのノート

    Web評論誌『コーラ』11号が発行されました。 以下、転載します。 ■■■Web評論誌『コーラ』11号のご案内■■■ ★サイトの表紙はこちらです(すぐクリック!)。 http://sakura.canvas.ne.jp/spr/lunakb/index.html ★Web等での誌のご紹介も、よろしくお願い申し上げます。 --------------------------------------------------------- ●シリーズ〈倫理の現在形〉第10回● フェミニズムに対する違和感 ──「学問としてのフェミニズム」に(震えながらも)物申す 上間 愛 http://sakura.canvas.ne.jp/spr/lunakb/rinri-10.html 私はアカデミズムの場でフェミニズムに携わる若年フェミニストとし て、フェミニズムに対して違和感を抱き続けている。フェミニズ

    『コーラ』11号発行 - Arisanのノート
  • 『借りぐらしのアリエッティ』〜俺これ好きだ! すばらしい小さい世界!〜 - 関内関外日記

    映画『借りぐらしのアリエッティ』公式サイト 8月15日、109シネマズMM横浜、レイトショーにて。 俺は『アリエッティ』について、かつてこんなことを書いた。写真ごと再掲する。その下にはネタバレ世界広がってますので。 住宅展示場に行き、イングリッシュガーデンを見るのこと - 関内関外日記(跡地) しかしまあ、俺も、けっこう花とか好きだよね。 花とゆめの男だよ。 間違いないね。 植物はいい。 自然種のものだろうと園芸品種だろうと。 野生のものだろうと仕立てられたものだろうと。 そんな気分なのです。 で、なんというのか、俺はガーデニングとか造園とかよくわかんないんだけど、まあ、この日この庭を見ていて思ったのは、なんかミニチュア感みてえな。 こう、ちっちゃくなった、小人になった俺が草の中に。 そんな目の高さを思い浮かべて。 あっちへ行ったり。 こっちへ行ったり。 花とか咲いていたり。 そんな目の高

    『借りぐらしのアリエッティ』〜俺これ好きだ! すばらしい小さい世界!〜 - 関内関外日記