タグ

宇宙に関するkanoetatsuのブックマーク (114)

  • 【主張】JAXA実験不正 組織の徹底検証が必要だ

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)が平成28~29年に実施した医学系実験で捏造(ねつぞう)などの不正があった問題で、研究実施責任者を務めた古川聡宇宙飛行士が戒告の懲戒処分を受けた。 宇宙飛行士は子供たちのあこがれの対象だ。古川氏は実験不正に直接関与していないとはいえ、現役の宇宙飛行士が懲戒処分を受ける事態は残念でならない。 JAXAは日の宇宙開発の中核であり、科学技術を牽引(けんいん)すべき組織でもある。宇宙開発、科学技術への期待と信頼を裏切る重大な問題である。 不正があったのは、宇宙基地のような閉鎖空間での長期滞在によるストレスを把握する実験で、平成28~29年に実施された。研究者2人が、データを書き換えたり存在しないはずのデータを作ったりしていた。 JAXAは、第5回試験(29年11月)で起きた検体の取り違えをきっかけに内部調査で問題を把握し、令和元年11月に理事長判断で研究を打ち切っ

    【主張】JAXA実験不正 組織の徹底検証が必要だ
  • JAXA不正 宇宙開発への信頼揺るがした

    宇宙開発には巨額の費用がかかり、国民の理解が欠かせない。研究体制を立て直し、損なわれた信頼を取り戻さなければならない。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の、古川聡宇宙飛行士が研究実施責任者を務めた宇宙医学実験でデータの改ざんなどが発覚し、JAXAは古川氏を戒告の懲戒処分とした。現役飛行士の処分は初めてで、異例の事態である。 研究は2016~17年に行われた。計40人の被験者に閉鎖施設で2週間過ごしてもらい、血液検査や心理面談を通じてストレスの影響を調べる計画だった。 ところが、血液検体の取り違えが発覚し、調査チームを設けて精査したところ、面接の結果を書き換えたり、2人で面接したのに3人で面接したように改ざんしたりしていたことも判明した。典型的な研究不正だと言えよう。 研究を危ぶむ声は組織内にもあったという。これに耳を貸さず、ずさんな研究を推し進めた古川氏の責任は重い。古川氏は近く国際宇宙ス

    JAXA不正 宇宙開発への信頼揺るがした
  • 【クローズアップ科学】2023年の流星 ふたご座流星群「10年に1度」のなぜ

    京都市の東山の上空で観察されたふたご座流星群の流れ星。左下は清水寺=2022年12月14日夜、京都市(永田直也撮影)平安時代の清少納言の随筆「枕草子」の中に「よばひぼしすこしをかし」という記述がある。「よばひぼし」は流れ星を指す。清少納言はそれを「興味深い」としている。いつの時代も流れ星の美しさと天体の神秘は驚きを与えてきた。2023年はどうか。注目されるのは12月のふたご座流星群。三大流星群のひとつだが、今年12月15日未明のふたご座流星群は10年に1回程度の最良の条件下で起こるという。古今東西、多く人を魅了してきた流れ星を考える。 宇宙のちりが天体ショーに「今年は見ておくべきものだと思います」

    【クローズアップ科学】2023年の流星 ふたご座流星群「10年に1度」のなぜ
  • 中国の宇宙ステーション完成 「強国」象徴、軍事応用も

    中国・酒泉衛星発射センターのモニターに映し出された、中国が独自に建設してきた宇宙ステーション「天宮」と有人宇宙船「神舟15号」がドッキングしたイメージ=2022年11月30日(新華社=共同)中国は建設を進めていた独自の宇宙ステーション「天宮」について、このほど完成を宣言した。今年から各国との共同科学実験など格的な運用を進める見通し。日米欧やロシアなどが参加する国際宇宙ステーション(ISS)の老朽化が進む中、習近平指導部は天宮を「宇宙強国」の象徴と位置付け、宇宙開発での存在感を高めたい考えだ。 宇宙開発に携わる国有企業、中国航天科技集団の呉燕生会長は3日の会議で、昨年の実績に触れて「宇宙ステーションが全面的に完成した」と発言。今年は「応用と発展」の段階に入り、運営を常態化するとの目標も示された。

    中国の宇宙ステーション完成 「強国」象徴、軍事応用も
  • 米中の宇宙開発「土俵が違う」 中国のロケット運用に懸念 鈴木一人教授

    有人宇宙船「神舟15号」を搭載して発射されるロケット「長征2号F遥15」=2022年11月29日、中国・酒泉衛星発射センター(新華社=共同)中国が建設を進めていた独自の宇宙ステーション「天宮」がこのほど、完成したことによって、宇宙開発をめぐる世界の情勢にどんな変化があるのか。 中国の宇宙ステーション完成 「強国」象徴、軍事応用も 宇宙開発は、これまで大国間の思惑と競争にさらされてきた。米ソ冷戦時は、人工衛星打ち上げや有人飛行、月探査などで、米国と旧ソ連が激しく競り合った。米国主導で1998年に建設が始まった国際宇宙ステーション(ISS)は日や欧州各国が参加し、冷戦終結以降にはロシアも加わり、逆に国際協調の象徴となった。 ISSでの成果もある。微小重力や太陽エネルギー、宇宙放射線などの地上とは異なる環境下で、新薬の開発や高齢者医療などにつながる、さまざまな実験を実施。各国監視のもと、宇宙空

    米中の宇宙開発「土俵が違う」 中国のロケット運用に懸念 鈴木一人教授
  • 【クローズアップ科学】宇宙市場の切り札H3ロケット 「安く、短く、安全に」打ち上げ

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、開発中の次世代大型ロケット「H3」初号機の打ち上げが迫っている。打ち上げ予定日は2月12日。エンジンの不具合などで2度の打ち上げ延期を余儀なくされたH3には、急拡大する宇宙市場での「切り札」としての期待がかかる。日の宇宙開発の中核を担う基幹ロケットを探る。 苦難の道のり「課題を1つ1つ改善し、ようやく打ち上げ準備ができるに至った。ゴールを目指し、チーム一丸となって頑張っていきたい」

    【クローズアップ科学】宇宙市場の切り札H3ロケット 「安く、短く、安全に」打ち上げ
  • 【クローズアップ科学】月着陸断念でも貢献大のオモテナシ 日本の宇宙開発の礎に

    オモテナシがガスジェットの噴射で回転を制御しながら飛行する様子の想像図(JAXA提供)姿勢制御が不能となり、日初の月着陸を断念した超小型探査機オモテナシは月の近くを通り過ぎ、太陽公転軌道に入った。今後は地球から徐々に離れていくことになるが、「失敗」を糧に、果たした役割は少なくない。また、機能を失ったわけではなく、条件さえ揃えば、来年夏には実験を行える可能性も残る。オモテナシが残した「爪痕」を探る。 注目高まる超小型探査機「皆さまの期待に沿うことができず申し訳ない」

    【クローズアップ科学】月着陸断念でも貢献大のオモテナシ 日本の宇宙開発の礎に
  • 【主張】月着陸船打ち上げ 日本の再生につなげたい

    宇宙ベンチャーのアイスペース(東京)が開発した月着陸船が11日、米スペースX社のロケットで打ち上げられた。来年4月末ごろに日初、民間では世界でも初となる月面着陸を目指す。 米国ではすでに、スペースX社をはじめとする民間企業が、宇宙開発の基幹分野を担うまでになっている。日は衛星打ち上げなどの宇宙ビジネスの分野で欧米に後れをとってきた。民間による月探査で日が世界の最前線に参入する意義は大きい。 月は、人類が宇宙に活動領域を広げる拠点と位置付けられる。 米国が主導する国際協力による月探査の「アルテミス計画」が始動し、対抗する中国も月探査を加速させている。国家間の協調と競争に伴い、民間企業のビジネス戦線も格化する。 そうした中でアイスペースは、月着陸を足がかりに輸送システムなどで「アルテミス計画」に貢献し、宇宙ビジネスの確立、拡大を目指している。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)を主軸とす

    【主張】月着陸船打ち上げ 日本の再生につなげたい
  • 日本、月への物資輸送に商機 対中国で米欧と連携

    アイスペースの月面着陸船の想像図(同社提供)宇宙ベンチャーのアイスペース(東京)が開発した月着陸船が11日午後、米スペースX社のロケットで打ち上げられた。宇宙開発は、その時代の大国による開発競争の舞台となってきた。現在、活況を呈する宇宙ビジネスだが、月探査をめぐっては、米中を中心に競争が加速している。 米フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地から、アイスペースが開発した月着陸船を搭載して打ち上げられるファルコン9ロケット=11日(YouTubeのHAKUTO―R公式チャンネルより)米金融大手モルガン・スタンレーが公表しているデータによると、宇宙ビジネスの市場は、2020年が約3783億ドル(約52兆9000億円)。しかし2040年には、20年の約3倍となる約1兆530億ドルに増えると見込まれている。ロケットの開発・打ち上げだけでなく、打ち上げた人工衛星を利活用するビジネスの市場規模が拡大して

    日本、月への物資輸送に商機 対中国で米欧と連携
  • 中国の宇宙開発 「平和利用」に疑念が拭えない

    【読売新聞】 中国は「力による現状変更」を続け、台湾を含め、周辺地域への軍事的威嚇を強めている。 その中国が、宇宙空間については平和的利用と国際協調を推進すると強調している。疑念を拭えない。 中国独自の宇宙ステーション「天宮」の

    中国の宇宙開発 「平和利用」に疑念が拭えない
  • 小型衛星50基で攻撃目標を特定…「反撃能力」へ一体運用、24年度にも打ち上げ

    【読売新聞】 政府は、自衛目的で敵のミサイル発射基地などを攻撃する「反撃能力」の保有に合わせ、攻撃目標を特定するため、多数の小型人工衛星を一体的に運用して情報収集する「衛星コンステレーション」を整備する方針を固めた。全50基の小型衛

    小型衛星50基で攻撃目標を特定…「反撃能力」へ一体運用、24年度にも打ち上げ
  • 【クローズアップ科学】新発想で月面着陸へ 民間世界初、打ち上げ迫る 日本のベンチャー

    民間企業による世界初の月面着陸を目指す宇宙ベンチャー、アイスペース(東京)の月着陸船が30日に打ち上げられる。これまで国の機関が牽引(けんいん)してきた宇宙開発の手法とはガラリと趣を変え、急拡大が見込まれる宇宙ビジネス市場を見据え、民間らしく徹底的にコストを削減。月への飛行期間も飛行経路も、これまでの月探査とは全く異なるものになるという。 約5カ月の宇宙飛行へアイスペースの月着陸船は30日午後5時39分、米フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地から米スペースX社のロケットで打ち上げられる予定だ。約5カ月の飛行で、来年4月末頃の月面着陸を計画している。

    【クローズアップ科学】新発想で月面着陸へ 民間世界初、打ち上げ迫る 日本のベンチャー
  • 探査機オモテナシ 月面着陸断念 通信回復せず

    初の月面着陸を目指して16日に打ち上げられ、その後地上と通信できない状態が続いていた超小型探査機「オモテナシ」について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日未明、月上空への到達予定時刻までに通信が回復せず着陸を断念したと発表した。旧ソ連、米国、中国に続く4カ国目の月面着陸を目指していた。 オモテナシは16日夜に米大型ロケットから分離後、太陽電池のある片面が太陽の反対方向を向いて高速で回転していることが判明。回転数を落とすようガスを噴射したが、電圧低下で送信機の電源がオフに。同日夜の米航空宇宙局(NASA)のマドリード局(スペイン)での受信を最後に通信できていない状態が続いていた。 当初計画では、打ち上げ後にオモテナシを月に向かう軌道に入れた後、月上空で減速して着陸する予定だった。プロジェクトチームは充電できる姿勢に変えるようコマンドを送り、計画を大幅に変更して月着陸を目指していたが

    探査機オモテナシ 月面着陸断念 通信回復せず
  • 中露の「キラー衛星」に対抗、日本上空の監視衛星2基態勢へ…宇宙防衛を強化

    【読売新聞】 防衛省は、日上空の宇宙空間の警戒を強化するため、監視衛星を2基態勢で運用する方針を固めた。2基目の衛星には、中国ロシアの「衛星攻撃衛星(キラー衛星)」の活動を妨害する機能の付与を検討している。複数の政府関係者が明ら

    中露の「キラー衛星」に対抗、日本上空の監視衛星2基態勢へ…宇宙防衛を強化
  • 失敗の原因は姿勢制御装置 イプシロン6号機打ち上げ

    JAXAの内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられるイプシロン6号機。姿勢の異常が判明し、地上から破壊を指令する信号が送られて打ち上げに失敗した=12日午前9時50分、鹿児島県肝付町 12日の衛星打ち上げに失敗した小型固体燃料ロケットイプシロン6号機について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日、姿勢の制御に用いるガスジェット装置が機能しなかったことが原因だったと、事故原因などを調べる文部科学省の有識者委員会に報告した。 JAXAの説明資料によると、イプシロンが備える3段のエンジンのうち、2段目で飛行している際の姿勢を制御する装置が正常に作動しなかった。6号機の機体は失われたままで詳しく調べることができていない。このため、装置が作動しなかった原因は特定されていないが「配管が詰まった」「弁が正常に開かなかった」などが考えられるとしている。 6号機は12日午前9時50分、内之浦宇宙空間観測所(

    失敗の原因は姿勢制御装置 イプシロン6号機打ち上げ
  • ロケット失敗 原因を究明して次回に生かせ

    【読売新聞】 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の固体燃料ロケット「イプシロン」6号機の打ち上げが失敗に終わった。原因を明らかにし、早期の打ち上げ再開を目指すことが重要だ。 小型のイプシロンは、液体燃料を使った大型の「H2A」と並ぶ日

    ロケット失敗 原因を究明して次回に生かせ
  • 【主張】イプシロン失敗 新たな挑戦の糧としたい

    白煙を残し上昇する「イプシロン」6号機。打ち上げ後に破壊を指令する信号が送られた=12日午前9時51分、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日、小型ロケット「イプシロン」6号機の打ち上げに失敗した。 政府が目指す衛星打ち上げビジネスでの国際市場への参入、宇宙産業の育成・振興にとって、大きな痛手である。徹底的な原因究明により、日の宇宙技術の信頼を早期に回復する必要がある。 宇宙開発をはじめ、科学技術の推進力は「挑戦」と「失敗」である。今回の失敗を新たな挑戦の糧としなければならない。 イプシロン6号機は、打ち上げから約6分後に姿勢制御系の異常で「予定の軌道に投入できない」と判断され、地上から指令破壊の信号を発信した。第2段エンジンの燃焼を終了し、第3段分離の直前だった。JAXAによると、異常があった姿勢制御系は、成功を続けてきた5号機までと技術的な変更

    【主張】イプシロン失敗 新たな挑戦の糧としたい
  • JAXA「打ち上げ失敗」認める イプシロンに破壊指令

    小型ロケット「イプシロン」6号機の打ち上げ後、取材に応じるJAXAの担当者=12日午前10時10分、鹿児島県肝付町 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げた小型固体燃料ロケットのイプシロン6号機について、ロケットに異常が発生したためロケットに指令破壊信号を送出し、打上げに失敗したと発表した。

    JAXA「打ち上げ失敗」認める イプシロンに破壊指令
  • イプシロン打ち上げ失敗、制御不能で空中爆破の指令

    小型ロケット「イプシロン」6号機の打ち上げ後、取材に応じるJAXAの担当者=12日午前10時9分、鹿児島県肝付町 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日、小型固体燃料ロケットのイプシロン6号機を鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げたが、直後に破壊を指令する信号を送った。打ち上げ失敗とみられる。日のロケットの打ち上げ失敗は平成15年11月のH2Aロケット6号機以来となる。文部科学省は12日、省内に対策部を設置し、会合を開催。 破壊指令は、打ち上げたロケットに異常が生じて制御不能になり、どこに飛んで行くか分からなくなった場合、墜落して人や施設などに被害を与えないように空中で爆破する措置。地上から信号を送り、機体を爆発させる。過去に平成11年のH2ロケット8号機、15年のH2Aロケット6号機で実施。いずれも液体燃料ロケットで、今回の固体燃料ロケットでは初事例とみられる。 イプシ

    イプシロン打ち上げ失敗、制御不能で空中爆破の指令
  • 世界初 小惑星リュウグウ試料から液体の水発見 はやぶさ2 生命と海の起源解明へ

    小惑星リュウグウの試料に含まれていた硫化鉄の結晶。中央やや左の「空孔」(黒い部分)に液体の水が閉じ込められていた(NASA/JSC、東北大提供) 日の探査機はやぶさ2が持ち帰った小惑星リュウグウの試料が液体の状態の水を含んでいることを、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や東北大などのチームが突き止め、23日付の米科学誌サイエンス電子版で発表した。地球外で採取された試料から、液体の水が発見されたのは世界初。有機物や塩を含む炭酸水で、ほんの一滴だが、地球の生命や水の起源は宇宙から飛来したとする説を補強する大きな意味を持つという。 今回の分析に使われた小惑星リュウグウの試料(東北大提供)チームによると、水はリュウグウの試料に含まれる大きさ数十マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の硫化鉄の結晶に空いた、直径数マイクロメートルの「空孔(くうこう)」と呼ばれる微細な穴状の隙間に、ごくわずかな量

    世界初 小惑星リュウグウ試料から液体の水発見 はやぶさ2 生命と海の起源解明へ