20日に召集された臨時国会の開会式で、新たに就任した額賀福志郎衆院議長が、天皇陛下に誤って文書を手渡してしまう段取りミスの一幕があった。 額賀新議長は、国会開会にあたっての式辞を読んだ後、本来は式辞の文書を持って演壇から退出するはずが、誤って天皇陛下の座られる席へと階段を上がり、文書を手交した。 天皇陛下は、やや困惑したような表情で事務方に確認しながら、笑顔で文書を受け取られた。 額賀氏は開会式後の記者会見で「若干ミスがありましたけど、私が初めて経験し、緊張した結果であり。しっかりと反省し、今後議事進行などの行事についてしっかり対応することができるように努力していきたい」などと述べた。 この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(6枚) 日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
日本は中国に勝てるのか 日米両政府はワシントンで外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)を開き、日本の「反撃能力」に関し協力を深化させることで合意した。これにより日本の有事への備えは強固なものとなる。だが我々は安倍晋三元首相が生前、自衛隊幹部に言った「君たち、中国に勝てるのか」という言葉を忘れてはならない。 安倍晋三元首相 この記事の画像(4枚) 安倍氏のこの言葉がタイトルになった本が産経新聞出版から刊行された。安倍政権で国家安全保障局次長だった兼原信克氏や岩田清文元陸上幕僚長ら自衛隊幹部OBによる共著だ。 この中で、2018年に策定された防衛大綱を作る際に、「居並ぶ自衛隊最高幹部を前にして、いきなり安倍総理から『君たち勝てるのか』と聞かれたことがありました」と兼原氏が明かしている。 安倍氏は早くから中国の軍事的脅威に危機感を持っていたが、残念ながらこれまでの首相の中にはほ
防衛費の増額を巡り、岸田首相が1兆円強の財源を増税で充てる方針を示したことについて、11日のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演した自民党の佐藤正久元外務副大臣は、「防衛力の中身を説明する前に増税では順番が違う」などと苦言を呈した。 佐藤氏は、「国民は、どれだけの部分の防衛力を強化するのか、まだ知らない」と述べ、増税の方針表明に先立ち防衛費の増額分の使途について明らかにするべきだったとの認識を示した上で、「防衛力の中身を説明する前に増税では、やはり順番が違う」と指摘した。 そして、「防衛が変わるということを説明した上で、どのような手だてで財源を捻出するのか、歳出改革や余剰金もあるだろうが、どれくらい足らないので増税というように、やはり手順が必要ではないかと思う」と述べた。 また、自民党内には「財源が増税かというと、『今じゃないでしょ』という人が圧倒的に多い」と明かし、「円安、物
菅義偉さんの感動的な弔辞の直後に1人だけ大きな拍手をした人がいた。やがてそれが会場中に広がった フジテレビ上席解説委員 平井文夫 最初に拍手した人は… その「事件」は菅義偉前首相の感動的な弔辞が終わった直後に起きた。僕から5メートル程離れた席に座っている人がいきなりパチパチと大きな拍手を始めたのだ。僕が良く知っている人だった。 弔辞を読む菅前首相 この記事の画像(26枚) お葬式で拍手?僕も周りの人達も驚いたが、つられて拍手を始め、あっと言う間に会場中に広がった。自分もやっといて言うのはなんだが、お葬式でこれほど盛大な拍手を聞いたのは初めてだ。 安倍晋三元首相の国葬の開始予定は午後2時だったが、僕は抗議活動などトラブルがあったら困ると思って早めに地下鉄で向かい、受付開始の午前11時過ぎには武道館の席に座ってしまい、開始まで3時間待つ羽目になった。 会場の日本武道館 ブツブツ言いながらスマホ
安倍晋三さんをもし国賊と呼んだなら、自民党を離党した方がいいのではないか フジテレビ上席解説委員 平井文夫 立憲か共産の人が言ったのかと思った 自民党の村上誠一郎元行革相が故安倍晋三元首相を「国賊」と呼んだとして批判が集まっている。9/20付の時事通信によると村上氏は記者団に対し「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ」と語ったという。 自民党・村上誠一郎元行革相 この記事の画像(3枚) 僕はスマホを流し読みしている時に「国賊」という見出しが目に入り、「また立憲民主か共産の議員が随分ひどいこと言ったな」と驚いたのだが、よく読んだら自民の議員だったのでさらにびっくりした。立憲と共産の皆さん、疑ってすみませんでした。 ちなみに立憲の玄葉光一郎元外相は安倍氏が「長きにわたり首相という重圧に耐えた」などとして国葬への出席を表明したが、「安倍氏の功績は国葬に相応しいとは考えていな
安倍さんの国葬に反対の人が増えている 最近、「世論調査をやるたびに安倍さんの国葬反対が増えている」と話す人が多いのだが、確かにFNNの世論調査でも質問が少し違うので単純比較はできないものの、先月は賛成が50%で反対47%を上回っていたが、今月は反対51%、賛成41%と逆転した。安倍さんは国葬に値しない人なのだろうか。 7月23・24日に実施したFNN世論調査では、国葬決定について「よかった」「どちらかと言えばよかった」が50.1%だったが… この記事の画像(5枚) 8月20・21日のFNN世論調査では「反対」が51.1%で「賛成」を上回った 岸田首相は8/31の会見で、国葬に閣議決定した理由について以下の4点を改めて示した。 ①8年8ヶ月間首相を務めた ②民主主義の根幹である選挙演説中に銃撃された ③外交、経済など歴史に残る業績を残した ④世界各国から敬意と弔意が示され多数の弔問の希望が来
もしあなたが、参院選の比例代表の投票で「政党名」で投票しているとしたら、一票の半分の役割しか使っていないことになり、もったいないかもしれない。7月に行われる参議院選挙の前に、投票の仕方をちょっとおさらいしておこう。 「個人名」での投票は一票で2つの役割! 参議院選挙の比例代表は全国区の非拘束名簿式で、政党名か個人名で投票することができ、個人名での投票は所属する政党の票にカウントされる。政党が獲得した議席数に従って、比例候補者の中で個人名での得票数が多い順に当選者が決まる。つまり、参院選比例の個人名で投票すると、政党への投票とで人への投票、一票に2つの役割をもたせることができるのだ。 ところが、2019年に行われた前回の参院選で比例代表の投票約5007万票中、個人名での投票は25%だった。言い換えれば、比例代表で誰が当選するかは 実質的にたった25%の人の投票行動で決まっているのだ。 獲得票
4日、ロシア外務省は日本への報復措置として、岸田首相を含む日本人63人のロシアへの入国を無期限に禁止すると発表しました。 63人の中には、岸田首相や松野官房長官、林外務大臣ら閣僚のほか、衆参両院議長、与野党の関係者、読売新聞グループ本社主筆の渡辺恒雄氏や産経新聞社の飯塚浩彦社長らメディア関係者、筑波学院大学の中村逸郎教授ら、学識関係者も含まれています。 今回の発表に伴い、ロシア外務省は「岸田政権は前例のない反ロシアキャンペーンを展開し、 ロシア経済と国際的な権威を損なう措置を講じている」として、日本を批判しています。 「政治は断絶でも経済交流は保ちたい」リストに透けるロシアの本音 この記事の画像(3枚) 筑波学院大学 中村逸郎教授: 私はこれまで、プーチン政権について色々言ってきましたが、本当の事を言いすぎてしまったのかなと思っています。 やはり、ロシアでは私のように外国に住んでいても、本
「ミサイルを誘導 囮になり 自らも攻撃」ドローンがロシア旗艦「モスクワ」撃沈に決定的役割か…小さなドローンが大艦巨砲主義の遺物を屠る ジャーナリスト 木村太郎 「モスクワ」撃沈にドローンが決定的な役割か ロシア黒海艦隊の旗艦撃沈に、ラジコンの模型飛行機のようなドローンが決定的な役割を果たしていたことが分かってきた。 沈没したロシア黒海艦隊の旗艦「モスクワ」 この記事の画像(11枚) 米国防総省高官は4月15日、ロシア黒海艦隊の旗艦でミサイル巡洋艦「モスクワ」がウクライナのオデーサ沖約120キロの海上で火災を起こし沈没したことについて「我々は彼ら(ウクライナ)がネプチューン(対艦ミサイル)2発を撃ち込んだとみている」と語り、ウクライナの攻撃説を確認した。 対艦ミサイル「ネプチューン」はウクライナが独自に開発し、昨年3月に同国海軍に納入したばかりの新鋭ミサイルで航続距離は300キロあり、沿岸の
国民民主党はこのまま与党に入るか、さもなくば分裂した方がいいのではないか フジテレビ上席解説委員 平井文夫 予算賛成の条件がボツになった 自民、公明、国民民主の3党はガソリン税の一部を減税する「トリガー条項」について凍結解除を先送りすることで合意した。国民が野党にもかかわらず今年度予算に賛成したのはこのトリガー発動が条件だとされていたので「あれっ?」と思った人は多いはずだ。 19日、自民・公明・国民幹事長会談で「トリガー条項」の凍結解除を当面、見送ることで合意 この記事の画像(5枚) トリガー発動はガソリンスタンドなどの現場が混乱するので補助金の方が使い勝手がいいということらしいのだが、野党の予算賛成の条件がボツというのは体裁が悪い。だからなのか、子供が家族の世話や介護を担う「ヤングケアラー」の支援について今後3党で議論することになった。 国民の与党への「すり寄り」には立憲民主が強く反発し
北海道にロシア兵が上陸し 東京がブラックアウトしない限り ニッポンは危機に気づかないのかも フジテレビ上席解説委員 平井文夫 「人殺し」に助けてもらうのか ウクライナ危機のニュースに毎日接しているうちに戦争がだんだん他人事ではなくなってくる。共産党の志位委員長が、有事の際に自衛隊が「国民の命を守るのは当然」と発言し、自衛隊を違憲だとする共産党の立場と矛盾すると批判された。 ロシア軍の攻撃を受けたウクライナの首都キーウ この記事の画像(4枚) 自衛隊のことを「人殺し」と呼ぶくせに、身の危険を感じたら助けてくれと言うのは虫が良いのではないかと思うが、ある意味正直でもある。むしろ「憲法9条を守ってさえいれば平和は守られる」といまだに言っている人達の方がヤバいかもしれない。 「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を維持しようと決意した」という日本国憲法の有名な前文があるのだ
東京大学の入学式に来賓で訪れた映画監督の河瀬直美さんが祝辞で「『ロシア』という国を悪者にすることは簡単である」と述べて、一方的な側からの意見で本質を見誤っていないかと訴えた。 祝辞で河瀬さんは、ロシアによるウクライナ軍事侵攻に言及し、「例えば『ロシア』という国を悪者にすることは簡単である。けれどもその国の正義がウクライナの正義とぶつかりあっているのだとしたら、それを止めるにはどうすればいいのか」と述べた。 その上で、「一方的な側からの意見に左右されて本質を見誤っていないか。」「誤解を恐れずに言うと「悪」を存在させることで私は安心していないか」と訴えた。 そして「自分たちの国がどこかの国を侵攻する可能性がある自覚をしておく必要がある。そうすることで、自らの中に自制心をもって拒否することを選択したいと想います」と述べた。 今、起きている事件、事故から社会問題まで、幅広い分野に渡って、正確かつ分
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