バレ、日本新記録まであと3本 “聖域”本当の価値は? 野球解析家・道作氏 夕刊フジ 9月10日(火)16時56分配信 ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)が8日の中日戦(ナゴヤドーム)で53号ソロを放ち、日本新記録のシーズン56本塁打へあと3本と迫った。ボールの飛び方も球場の広さも球団や年代ごとにバラバラのプロ野球において、新記録にはどれほどの価値があるのか。 王貞治(巨人)が1964年に放った55本は、それを上回る日本人選手が出ない状況が長く続いたことで、“聖域”の色合いを強めてきた。 だが野球解析家の道作氏は「野球の数字は常に相対的なもの。難易度の観点から比較すれば、王も64年の55本より、66年の48本のほうが価値がある。最も価値が高いのは2011年の西武・中村剛也の48本です」と世間の認識を根底から覆す。 道作氏が算定に用いたのは統計学の「二項分布」。別表は各