兵庫県姫路市の姫路駅から岡山県新見市の新見駅まで、中国山地沿いの内陸部約150キロを結ぶJR姫新(きしん)線の乗客が、平成25年に約295万人にまで回復した。ピーク時には年間約600万人の利用があったが、交通網の発達などで半数以下に激減。廃線の危機が噂されるなか、沿線自治体とJR西日本、地元住民らが協力し、官民一体となった利用促進策を展開してきた。「地域から鉄道の灯を消すわけにはいかない」。ローカル線が多く走る播州で、「年間300万人」を目標に掲げて奮闘する関係者を追った。(中村雅和)交通網発達、競合路線の存在で乗客半減 姫新線は昭和11(1936)年に全線開通。沿線住民の足や、山陽と山陰を結ぶ「陰陽連絡線」として地域交通を支え、昭和40年度には年間約590万人の乗客が利用した。しかし、自家用車やバスの普及、中国自動車道の開通など交通網が発達し、智頭急行智頭線など第三セクターの競合路線が台
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