まず、彼女の関わる研究公正がらみの案件の多くについてまだ細部がはっきりしない以上、だれがどのくらい悪いかの判断はまだ控えるべきだと思います(Natureの論文自体についてはすでに撤回して当然の証拠がそろっていると思いますが)。 その上で、仮に博士論文における盗用問題に話をかぎって、本人が自発的に行ったとした場合、本人が悪いように思えない、というのは、研究公正というものについてのご意識が低すぎるように思います。学部生のレポートでコピペがばれたら、アメリカだったら退学ものですし、その深刻さの認識は徐々に日本でも共有されつつあります。 また、理系か文系かという話については、研究公正の取り組みは欧米の生命科学系などが起点となって広まってきたものです(それは問題が最も多く発生してきたという負の歴史の反映でもあるわけですが)。今回、研究者の間でもかなり温度差のある意見が出ているのは、文系か理系かではな