文部科学省が毎年実施している「学校基本調査」の平成24年度速報値が公表された(※1)。この調査では、学校教育行政に必要な学校に関する基本的事項を明らかにすることを目的として、全国の学校等について、学校数、在学者数、卒業者数、就職者数、進学者数等を調べている(※2)。 平成24年の調査では、全国の大学数は783校となっており、前年より3校増加している(国立±0、公立-3、私立+6)(※3)。しかし、大学(学部・大学院)の在学者数は17,661人減少しており、大学への入学者数も、前年と比較して学部で7,473人、大学院修士課程で4,398人減少している。人口減少に伴って18歳人口(※4)が減少していることが理由の一つとなっているが、大学(学部)への進学率も前年との比較で低下している。(図表1) 大学の設置者別の状況をみると、私立大学は全大学数の3/4を超える605校あり、平成24年の私立大学(
![伸び悩む大学進学率 | 大和総研](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f4dcce8cd5d8bc825c6c31ac2e35cc8b62bfde4c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.dir.co.jp%2Fcommon2%2Fimg%2Flogo-ogp-dir.png)