稲本の日記(id:yinamoto:20060131)に、私のことについてこんなことが書いてあった。 対象から距離を置いて、冷静でいるように見えることが多いのだけれども、突然、異様に攻撃的になったり、ハイになったりすることがある(そんなときは、ハタで見ていて、驚く)。 確かに、どこかツボにはまると「異様に攻撃的」になることがある。藤原正彦「国家の品格」(新潮新書 ISBN:4106101416)は、このツボにはまってしまった。わざわざけなすほどの本ではないから黙殺すればいいと思いながらも、頭の中が罵詈雑言でいっぱいになる。 昨日の日記(id:yagian:20060201:1138799601)で引用した「九鬼周造随筆集」(岩波文庫 ISBN:400331462X)に、こんな文章があった。 これは馬鹿げた非難だと一口でいってしまえばそれまでのことであるが、また考えようによってはいい機会でも