脳内汚染という本を読んだ。内容はさておき、引用者って気楽でいいなあ、とつくづく思った。本の中に、信大寺沢らと行った調査が引用され、ロジックのひとつのキモになっていたからだ。70年以降、子どもの注意力、抑制力に問題が生じているかもしれないというヤツ。前頭葉機能テストの一つGO/NO-GO課題によるものだ。 あの統計処理をしたのは私で、正直、ギリギリなデータだった。とにかく肝心の60年代データが少数過ぎる。いくつかのテクニックを駆使しないと統計的には何もいえない程度のものだ。だから私自身、このデータに言及するときは、相当言い訳がましくなる。 しかし、引用者では、~~では**、とすんなりいえる。確か、バカの壁でも同じように引用されていた。 みなさん、統計データって、本来どうにでもなるので、生物学的事実とは一線を画すものと承知しておいてください。そうでないと、わたしたちもまだらっこしすぎる言い回し
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