◇家族間、性交渉での感染例も--B型肝炎 ◇乳幼児中心に年10人前後死亡--水痘 世界は天然痘をすでに根絶し、次いでポリオ(急性灰白髄炎、いわゆる小児まひ)やB型肝炎を制圧しようとしている。だが、「日本のB型肝炎対策は世界の水準から、あまりにもかけ離れ、途上国並みにも達していない」。済生会横浜市東部病院こどもセンターの藤澤知雄・肝消化器分野専門部長はきっぱりと言う。ワクチン接種で予防できるのに、あまり認知されていないという嘆きだ。 日本小児科学会などによると、世界ではタイ、ベトナムなど170カ国以上が、世界保健機関(WHO)の推奨に基づき、子供たちにB型肝炎のワクチンを接種している。台湾では84年から全出生児に接種させ、子供への感染や肝がんの発症が激減した。 日本では、B型肝炎ウイルスの持続感染者(キャリアー)は推計110万~140万人とされる。集団予防接種での注射器使い回しによる被害患者
2011/9/2111:10 週刊誌との付き合い方――放射能の人体への影響を読む 佐野和美 東日本大震災、およびそれに伴って発生した福島第一原子力発電所の事故発生から半年がすぎた。先日放送された、NHKの「サイエンスゼロ」という番組内で、1号機核燃料のメルトダウンからメルトスルーまでが、ほんの数時間のうちに進行していたという、東京電力のシミュレーション結果にもとづくCG映像が公表された。 官公庁からの放射能測定データは毎日更新されるが、そのデータの解釈は市民の側に求められている。数値が高いのか低いのか、健康に影響があるのかないのか。データの解釈に必要な科学的な知識を、市民一人ひとりがもたなくてはいけない事態になっている。そのための知識や情報を伝える大きな役割を担っていると思われるのがメディアだ。メディアがどのような情報発信をしているのかは、充分に検証する必要がある。 筆者は、科学コミュニケ
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