2013年3月12日、素手で日本兵をなぎ倒すような荒唐無稽な抗日ドラマの氾濫が問題になっている中国で、人気抗日ドラマの監督がその制作裏話を告白した。黒竜江日報(電子版)が伝えた。 【その他の写真】 戦前の日本軍を打倒する「抗日劇」と呼ばれるドラマは、中国ではひとつの人気ジャンルとして確立している。しかし、中国のメディアを統括する国家広播電影電視総局は最近になって、乱造される抗日ドラマの娯楽化傾向を批判する通知を下した。その代表格ともいえるドラマ「抗日奇侠」は中国各地で視聴率トップとなり、その続編シリーズの1話あたりの売り上げが200万元(約3100万円)に達するという人気ぶりを示している。 数々の抗日ドラマでメガホンをとった徐紀周(シュー・ジーチョウ)監督は2009年、自身の第1作となる抗日ドラマ「殺虎口」を史実に基づいて制作した。当時の日本軍のレベルの高さや、中国人の臆病さなどを忠実に描
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