Annals of Improbable Researchは先週、毎年恒例になっているイグノーベル賞授賞式の第19回目を開催した。2009年も、パンダの糞の応用や、指関節をポキポキ鳴らすことに関する長年の研究結果など、愉快な作品がならび、過去18回に劣らず、イグノーベルにふさわしい賞となった。 その中でも受賞作品の1つであるガスマスクブラは、見た目はばかばかしく滑稽ではあるが、なかなか奥深いものであった。 シカゴ在住のElena Bodnarさんはウクライナにいたときに、1986年のチェルノブイリ原子力発電所の事故による悲惨な被害を目の当たりにし、科学者としての活動を始めた。同氏は、女性がつけているブラジャーには、かわいらしいレースはついているかもしれないが、命を救ううえでは何の役にも立たないことに気が付いた。 授賞式でBodnarさんは、自身の発明品を披露した。これがあれば、チェルノブイ