ライプニッツ可能世界解釈によるシン・エヴァンゲリヲン劇場版:∥完全予測その3多世界論 その1「自由意志と決定論」 その2「量子力学」 シュレーディンガーの猫のパラドックスのもうひとつの解決法がライプニッツの可能世界論だ。可能世界論では現実化した世界だけではなく、現実化しなかった無数の可能世界がモナドの中に存在する。箱の中の猫は50%生きていて50%死んでいるような状態で存在しているのではなく、猫が死んだ状態の世界と猫が生きている状態の世界とに分岐するのである。シュレーディンガーの猫のパラドックスはモナドの無数に存在する可能世界が実はすべて現実化しているのだと考えればよいのだ。 ヒュー・エヴェレット三世(多世界解釈を最初にとなえた物理学者)は猫が生きていると同時に死んでいるという状態がふたつの別個の宇宙でなら可能かもしれないと論じた。-ミチオ・カク「パラレルワールド」 生きた猫が観測された世