訳注;アメリカで徴兵制が廃止されたのは、リチャード・ニクソンが大統領を務めていた1973年。ニクソンは、大統領選挙期間中から徴兵制の廃止(志願制への移行)を訴えており、徴兵制の廃止の是非を検討する調査委員会(President’s Commission on an All-Volunteer Force)を大統領就任直後に設置している。この委員会は、15名のメンバーから構成されていたが(その中には、ミルトン・フリードマンやアラン・グリーンスパンらも含まれていた)、当初のうちは徴兵制を廃止すべきかどうかを巡ってメンバーの間で意見はバラバラに割れていた。しかし、最終的に報告書が取り纏められる頃には、15名のメンバー全員が徴兵制の廃止に賛成の立場をとるようになっていたが(ちなみに、その報告書はこちら(pdf))、そのようにメンバー全員の意見を一致させる上で大きな役割を果たしたのが、この委員会のエ
![タイラー・コーエン 「経済学者 vs. 徴兵制」(2004年10月13日)/「ウォルター・オイの貢献を駆け足で振り返る」(2013年12月26日)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8d71ff5111e05619a10d29bb40d7aebaa75c8fbc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs0.wp.com%2Fi%2Fblank.jpg)