インドのセキュリティベンダーであるクイックヒール・テクノロジーズなどは2017年11月初旬、メッセージアプリ「WhatsApp」の偽物がGoogle Play Storeで配信されていたと発表した。既に削除されたが、100万回以上もダウンロードされたという。ある工夫が凝らされていたからだ。 人気のアプリに見せかける 人気のアプリに見せかけてダウンロードさせようとするのは、悪質なアプリを配信する際の常套手段。アプリの名前やアイコンを本物そっくりにして、ユーザーをだますのは珍しいことではない。 例えば、今回発表されたケースでは、本物のアプリ名は「WhatsApp Messenger」で、偽物のアプリ名は「Update WhatsApp Messenger」や「WhatsApp Mesenger」だった。アイコンも全く同じ。アプリの名前やアイコンでは本物かどうか判断できないのが現状なのだ。 そこ
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