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ブックマーク / satoshi.blogs.com (26)

  • Life is beautiful: 「泳ぎ続けなければ生きていけないサメ」と「波間にただようマンボウ」、あなたはどっち?

    シアトル近辺では、Microsoftは相変わらず人を採用しまくっているし、Googleからのヘッドハンティング攻勢も激しい。うちの会社でも、毎月のように優秀なエンジニアGoogleが狙い撃ちしてくる。日の会社の100%子会社という不利な状況なのにも関わらず、踏みとどまってくれている彼らにはひたすら感謝・感謝である。 日の会社が米国の企業を買収したときに失敗する時の一番の原因が、インセンティブ設計の失敗。終身雇用制にあぐらをかいてきた日企業の経営陣には、そもそも「インセンティブ」の意味・意義すら分からない連中が多く、「買収後のロックアップ期間が終わったとたんに主要なメンバーが一斉に敵会社に転職」なんてことは日常茶飯事である。これを「アメリカ人は拝金主義だ」と批判するのも一つの考え方だが、そんな考え方では海外進出はできない。 今日のウォール・ストリート・ジャーナルの注目記事は、そのGo

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    lockcole 2007/06/29
    「あれほど自由にものが作れると言われているGoogleですら、本当にベンチャー精神にあふれたエンジニアたちにとっては窮屈で、刺激が十分ではないということ。」エンジニアは泳ぎ続ける。
  • 会議での「先送り助け舟」が本当に迷惑な点について

    私は基的に会議はきらいだが、特にアジェンダがはっきりと決まっていない会議だとか、何も決定を下さない会議が大嫌いである。そんな中でも、もっとも許せないのが「提案を文書にする」「次のミーティングを設定する」などの一見建設的だが、実は単に意思決定を先延ばしすることを許容するだけの「助けにならない助け舟」である。 営業部長「こうなると選ぶ道はAかBしかありませんね」 社長  「そうは言っても色々と難しい面もある」 技術部長「ここで、決めるしかありませんね」 社長  「そんな簡単な話ではないだろう」 営業部長「そんな悠長なことを言っている暇はありません」 社長補佐「まあまあ。じゃあ、まずは営業部長に彼の提案を文書にしてもらうというのは、どうでしょう」 技術部長「文書にするって、今さんざん話したばかりで、もう分かっているじゃないか」 社長補佐「そうあわてずに。文書にしてもらえば見えてくることもありま

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    lockcole 2007/06/28
    大勢が集まるような会議,あるいは決定権が他者に委ねられている会議の場合に起こる意志決定を遅らせる常套手段「書類をつくって検討しよう」を斬る。プロジェクト失敗の理由にもなっていると。
  • 日本は世界経済にとってのガラパゴス諸島

    渡辺千賀さんの「日は世界のブラックホールか桃源郷か」というエントリー。「そう、そう」とうなずきたくなるようなエントリーだが、私が数年前から使っている表現は「日は世界経済にとってのガラパゴス諸島」。 2000年ごろから始まった、日特有の「ケイタイ文化」の進化は、主に言語と人種と非関税障壁の壁により隔離された日だからこそ起こったと言え、文化人類学的に見ても、グローバル経済の面から見ても、とても面白い。だから、米国のワイアレス関係の人たちの中でも目利きの人たちは、あいかわらず日を特殊な実験場のような目で注意深く見ている。 隔離されているからこそ、独自の変化を遂げることが出来ているのも一つの特徴だが、それゆえに「外来種」にあっという間に駆逐されてしまったり、海外でまったく勝負できないなどの例も後を絶たない。最近ではスターバックスが良い例である。昔良く見かけた「マイアミ」とか「カトレア」は

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    lockcole 2007/06/25
    世界経済から隔離された日本独特の産業は,スタバのような外来種で駆逐されるか,あるいはアニメやゲームのようにもの凄い進化を遂げて世界を席巻するか。なるほど。
  • 日本の研究職は聖職のままでなければならないのか?

    今回の日出張は、GITIのフォーラムに講師の一人と参加したこともあり、母校の教授の何人かとゆっくりと話をする機会を持つことができ、色々と勉強・刺激になった。 彼らと話していて強く感じたのは、日教育とビジネスの間にある、どうしても超えることの出来ないギャップ。米国のスタンフォードやMITが次々にハイテク・ベンチャーを生み出すにも関わらず、日の大学にそれが出来ていない理由が、ずいぶんと理解できたような気がする。 「教育制度が悪い」「大学が悪い」「青田刈りをする企業が悪い」と日のさまざまな組織の欠点を指摘するのも必要だろうが、根的な問題は「金儲けは悪」「研究職は聖職」という日独特のカルチャーにあることは見逃せない。これが足かせになり、たまに例外的にビジネスセンスがある研究者が現れても、やっかみから「あの教授は大学で給料をもらいながら、サイドビジネスで金儲けをしている」などの足の引っ

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    lockcole 2007/06/14
    利益を追求するような開発研究所なんてものがあれば早速入りたいものだなぁ。純粋科学の研究じゃなければ,そういう場もあって然るべきで,特にソフトウェアを扱う人にとっては魅力のある話。ラボがもっとほしい。
  • Life is beautiful: 就職・転職活動に役にたつブログの書き方

    以前にも、「就職・転職活動にブログを利用すべき時代が来ている」と書いたことがあるが、今朝のWall Street Journalの「How Blogging on the Web Can Help You Get a New Job」という記事には、ブログが履歴書以上の価値を持ち始めていることが、ブロガーをピンポイントでヘッドハントするヘッドハンターの実例などを交えて述べられている。 その記事に、「Making Your Blog Recruiter Friendly」と称して「就職・転職活動に役にたつブログの書き方」が箇条書きにされてあったので、私のコメント(→以下)付きで紹介する。 ・ブログにタグラインを付けて、ブログのテーマを明確にする → 同意。私のブログの場合、「永遠のパソコン少年の理科系うんちく」がタグライン。もちろん、タグラインを付けるだけでなく、そのテーマにのっとったエント

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    lockcole 2007/04/12
    Blogで人となりを見ることを企業側が求める時代。
  • ユーザー・インターフェイスの設計に大切なのはデザイン・ポリシー

    何かの「ユーザー・インターフェイス」を決める時に大切なことは、自分なりのはっきりとした「デザイン・ポリシー」を持って、誰が何と言おうと最後までそれをしっかりと押し通すこと。そういう「柱」をしっかりと持たないで作ったものは、往々にして「妥協の産物」になってしまう。 私が常に心がけていること(つまり、私のデザイン・ポリシー)は、「ユーザー・シナリオを80:20ルールで切り分け、常に80の方(つまり多くの人が使うだろう機能)を最優先にした設計にし、20の方(あった方が良いかもしれない機能、一部の人が必要とするかもしれない機能)は思い切って犠牲にする」こと。 典型的な良い例が、Youtubeを見るためのサービス、Rimo と oreseg。 機能的には、カテゴリー分けはしてくれているし、サムネールから自分で見たいものを選べるし、oresegの方が上である。しかし、「ただだらしなく面白そうなビデオを

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    lockcole 2007/03/07
    「デザインは使う人のことを考えて」っていう当たり前の提言を実行するとそこにはデザイン・ポリシーが生まれる。そのポリシーの善し悪しについて。YouTubeのビデオを見るためのサービス,Rimoとoresegを比較して語る。
  • Life is beautiful: CGMサービスの主役はサービスそのものではなく、ユーザーが作ったコンテンツ

    少し前のことだが、ある会社にCGMサービスのベータ版に招待された。先方としては、私にこのブログで紹介して欲しかったらしいが、とある理由でまだ紹介していない。今日は、その「とある理由」の解説。 新しいもの好きの私としては、さっそくユーザー登録をして自分なりのコンテンツ作りをしてみた。サービス自体はけっこう良く出来ており、出来たコンテンツも悪くない。そこで作ったコンテンツをこのブログで公開しようと、Permalinkを抜き出してブログに貼り付けるテストしてみたのだが、それがうまく行かないのだ。ログイン済みのユーザーがそのリンクをたどるとちゃんと私のコンテンツにたどり着くのだが、新規ユーザーがそのリンクをたどると、私の作ったコンテンツではなく、ユーザー登録画面が表示されてしまうのだ。 その会社としては、できるだけ多くの登録ユーザーを集めようと、そんな設計にしたのかも知れないが、これは私のようなブ

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    lockcole 2006/09/02
    バイラルマーケティング
  • Life is beautiful: 「Web2.0を活用する10の方法」その9

    「Web2.0を活用する10の方法」その9は、Reuse Other Services Aggressively―他の会社のサービスを積極的に活用しよう。筆者は、ソフトウェアの開発コストはスクリプト言語などで従来より格段に安くなったのに対して、情報やコンテンツを集めるのは相変わらずとても大変であると指摘した上で、Google Map や Craiglists が提供するウェブサービスを積極的に活用しようと薦めている。 他の会社のサービスを再利用するべきかどうかは、「どこで勝負するか」を考えればおのずと明らかになってくると思う。ネットで書籍の流通システムまで作ろうとしている会社がアマゾンのウェブサービスを使うのは明らかに間違っているが、自社なりのユニークな書評ランキングを備えたバーチャル書店を作るのであれば、アマゾンのウェブサービスを使うのは理にかなっている。 逆の立ち場から見れば、「この

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    lockcole 2006/03/07
    「任せてもいいかな」ってところは任せてしまう。そして,他に真似されないところを強化する。これに早く気付いたのがGoogle,やっと気付いたのがMicrosoftっと。
  • 「ウェブ進化論」はなぜ「書籍」として出版されなければならなかったのか

    梅田望夫氏の「ウェブ進化論」は、「次に日に出張した時に読む」としてアマゾンのウィッシュリストに入れておいたのだが、昨日になって梅田氏人からが贈られて来た(感謝、感謝)。ついこの前もSixApartの「ブログオンビジネス」でほとんど同じようなことを経験したので、妙なデジャブ感覚を味わいながらの一気読みである。 梅田氏とは一度だけ事を一緒にしたことがあるのだが、その時に一番印象に残った言葉は、「コンサルタントという商売は並大抵の忍耐力ではできない商売ですよ」という言葉。このを読んでも伝わってくるが、「今ウェブの世界で何が起こっているか、何が起ころうとしているか、なぜGoogleがあれほどの株価総額を持つのか」というごく単純なことを理解できない、理解しようともしない人がこの世の中にはたくさんいて、そういった人たちに当の意味で有意義なコンサルタントサービスを提供したり、説得したりする

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    lockcole 2006/02/15
    satoshiさんによるウェブ進化論へ贈るメッセージ。梅田さんがこの本を書いた理由は「ブログを見て情報を得ることなんてしない層に梅田論を伝えたかった故の選択」と説明してる。Google OSの話は効果的に引用されてたね。
  • Web2.0を活用する10の方法、その4

    「Web2.0を活用する10の方法」その4は、"Provide Continuous, Interactive User Experiences"。AJAXやFlashなどを使って、ウェブ・アプリケーションをインタラクティブなものにして使いやすくしようという話である。 このウェブ・アプリケーションを使いやすくする、という方向性には私自身も大賛成なのだが、注意すべき点が幾つかあるので補足しておく。 まずあたりまえのことだが、懲りすぎて逆に使い勝手を悪くしない様に気をつけること。メニューなどにFlashを過剰に使ったために逆にイライラさせられるサイトが未だに沢山あるのは嘆かわしいことだが、それがJavascriptを使ったサイトでも繰り返される可能性は高い。まずは、「ページ遷移させると明らかにユーザーにとって不便な部分だけを非同期通信を使ってページ遷移を避ける」、ぐらいの気持ちでAJAXを使う

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    lockcole 2006/02/11
    Ajaxをむやみに使うべきではないとの提言とその理由を簡単に。あとWeb2.0の意味を分かりづらくしている要因として,同時期に起きた異なる技術をそれぞれ別解釈する人がWeb2.0と呼ぶことによる混乱があるからだとしてる。
  • Web2.0を活用する10の方法、その1

    会社のエンジニアの一人が見つけてきた Dion Hinchcliffe という人の「Ten Ways To Take Advange of Web 2.0」というブログエントリー。未だに「Web2.0とは何か」を延々と議論し続けている理論先行型のブログが多い中、実際のウェブ・サービス・ビジネスにどう活用したら良いかをきれいにまとめてある点が評価できる。 英語の勉強にもなると思うので、ぜひとも原文を読んでいただきたい。 … と突き放そうかとも思ったのだが、毎日のように私のブログを読みに来ていただいている方々への感謝の意味も含めて、私の意見もまぜながら、解説して行こうかと思う。ただし、結構内容が濃い記事なので、一度に全部を解説するのは時間的に難しい。そこで、一つずつ順番に解説して行く。 1.Encourage Social Contributions With Individual Benef

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    lockcole 2006/02/03
    「「沢山の人が参加してくれれば価値がものすごく価値が出るが、人数が少なかったり、参加する人たちの寄与が少ない時にはほとんど価値がない」サービスを作ってしまうこと」って,Web2.0に限った話ではないけど大切。
  • DNA マーカー『M122』を持つ人は、お米が大好き!?

    2ヶ月ほど前にが大好きな Good Morning America で Genographic Project の存在を知り、さっそくキットを取り寄せて DNA サンプルを送っておいたのだが、テストの結果をチェックするのをすっかり忘れていたことに今日気が付いた。 そこで Genographic のサイトに行き、私の DNA サンプルの識別番号を入力すると、結果が表示される(左の図)。私の祖先は、アフリカから中近東を経て、大陸を渡ってきたらしい。 結果を見たときには、「どうせ日人は皆同じような結果が出ているのではないか」と思ったのだが、他にもこのテストの結果を公開している日人のものと比べてみると(参照1、参照2、参照3)、かなり異なった結果である。 このプロジェクトは99ドルの手数料(+DNAサンプルを送る時の送料)を払えば誰でも参加できるオープンなプロジェクトである。自分の先祖がどん

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    lockcole 2006/01/30
    99$払うことでDNAを調べてもらい,祖先の足跡を地図上に記して教えてくれるサービス。調べてもらうときに教える個人情報は性別だけなので,偽り無い結果が得られるみたい。麺類が好きなのも何かの遺伝かなぁ。
  • ZDNet: Ray Ozzieが「マイクロソフトのWeb2.0宣言」を書いた理由

    Maki さんという方のコメントで気が付いたのだが、私の書いたマイクロソフトの戦略に関する記事が ZDNet で今日発表された。 Ray Ozzieが「マイクロソフトのWeb2.0宣言」を書いた理由 このたび日語訳が公開された Ray Ozzie のメモに関しての私なりのコメントである。中身は記事を読んでいただくとして、ここで特筆したいのは、私がこの記事を書くことになったきっかけ。 もちろん、このブログである^^。 Ozzie のメモの担当記者の方が私のブログを通して、私が元Microsoftエンジニアであることを知り、かつ、今でも時々Microsoft がらみのことを書いていることに着目して、私に白羽の矢が当たったという次第である。 私は、以前から、会う人会う人に「ブログを書かれたらどうですか?」と勧めているのだが、また一つ理由が増えてしまった^^。 もう聞き飽きているかもしれないが

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    lockcole 2006/01/09
    この記事のタイトル,「「ZDNet: Ray Ozzieが「マイクロソフトのWeb2.0宣言」を書いた理由」を書いた理由」にしたほうが適切ではなかろうか。みなさんブログを書こうっていうお話。
  • 「50%の完成度でサービスを出す」という言葉を誤解してはいけない

    はてなの近藤社長の、「50%完成度でサービスを出す」という指摘は、まさに「ソフトウェアはサービス」の時代を反映する、ものすごく意味のある言葉だが、万が一勘違いする人がいると困るので、自戒も含めて補足しておく。 ここで言う「50%の完成度」とは、「サービスとして『完成品』と呼ぶにはまだ機能が十分揃っていない」という意味の完成度を指し、決して「アーキテクチャーや不完全だったり、明らかなバグがあるのにサービスインしてかまわない」という意味ではないので注意が必要だ。 少し前に、私の会社で外部のエンジニアを使ってあるウェブ・サービスを作ったことがあるのだが、慣れていない人にプロジェクトのマネージメントをさせてしまったために(これは私のミス)、一応外見上は動いているものが出来てきたものの、スケーラビリティに明らかな問題があり、ユーザーの数が増えたときに破綻するようなものが出来てきてしまったのだ。 担当

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    lockcole 2006/01/09
    要は「50%」が何によって満たされているかを都合良く解釈してはならないということ。残りの足りない50%は何か。定食屋のたとえが分かりやすい。前者をアーキテクチャ,後者をサービスと言い換えればいいかも。
  • StarOffice/OpenOfficeがMicrosoft Officeに勝てない理由

    このことは以前から書こうと思っていたのだが、誤解を招かずに説明するのが難しいので、しばらく棚にしまっておいた。しかし、今回「Blue Ocean Strategy」(日語訳:ブルーオーシャン戦略)を読み始めて、なかなか良い表現を見つけたので、それを利用して説明する。 詳しくは、このの第二章、「Analytical Tools and Frameworks(分析のためのツールとフレームワーク)」を読んでいただくのが一番良いが、あるマーケットを見たときに、既存の商品の「主要な要素(principal factors)」を抽出して、そこで真っ向から血みどろの戦いを挑むのが「red oceanの戦い」であり、逆にその要素から幾つかの項目を思い切って切り捨て、それとは別に新しい価値を生み出す要素を追加して、真っ向からの戦いを避けるのが「blue oceanの戦い」なのである。 この観点から St

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    lockcole 2005/12/18
    OpenOfficeはブルーオーシャン戦略でいくべきであり,MS Officeの二番煎じになるべきではないという話。MS Officeとの互換性を100%切り捨てて,Web標準フォーマットをサポート,ネットワーク対応を強化。Googleがやってそうな。
  • Life is beautiful: 大人になると誰も間違いを指摘してくれなくなる

    「6年勤めたNTT退職しました」という記事が、注目を浴びているようですが、この筆者が NTT を辞めた理由が、私が32年前(1986年)に NTT を辞めた理由とあまり変わらないのに、少々驚きました。 私が NTT を辞めた件に関しては、これまで色々なところで話しては来たのですが、まとまって文章にしたことがなかったので、これを機会に書くことにしました。普段ならメルマガ(週刊 Life is beautiful)の読者限定で書くところですが、今回だけは、出来るだけ多くの人に読んで欲しいので、ブログ記事として公開します。 当時、NTTは電電公社から民営化したばかりで、1985年に入社した私は、NTTとしては第1期生でした。大学は、早稲田の理工学部電子通信学科で、修士課程まで行きました(当時は、情報学科はまだ独立しておらず、電子通信学科がソフトウェアとハードウェアの両方をカバーしていました)。

    Life is beautiful: 大人になると誰も間違いを指摘してくれなくなる
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    lockcole 2005/12/06
    間違いを指摘してもらえるということは幸せなことなんだよね。一生の恥をさらさないで済む。
  • ゲームの開発も Web2.0 的にやっても良い時期かも知れない

    先日の「Web2.0時代らしいエンジニアのクリエイティビティの引き出し方」というエントリーに対しては、色々なフィードバックをいただいた。その中に、私のスクエニでのポジションを意識してか、「ゲームの開発にも適用出来ないだろうか」という問いかけもあったので、それに対する返答の意味も含めて私なりの考えを書いてみようと思う。 答えから先に言ってしまうと、「ぜひとも適用してみたい」と考えている。 従来型の「数千万~数億円の開発費をかけて、ハードウェアの性能を最大に生かしたゲームを作り、ミリオンセラーを狙う」というゲーム作りは、そのビジネス・リスクの高さ故に、どうしても「実績のあるプロデューサー」に任されることとなり、なかなか若いクリエーターたちにチャンスは巡ってこない。もちろん、そういった大プロジェクトに開発スタッフとして参加して経験を積むのも大切だが、それだけで彼らのモチベーションを保ち続けるのは

  • 「Software is service」の心構え

    社員向けの英語ブログの3番目のエントリーは、「Software is service: Why is it so hard for software engineers to fully internalize it?」というタイトル。私の会社には、MicrosoftApple、PalmなどでOSとかIDEなどの開発経験のある優秀なエンジニアが集まっているのだが、伝統的なソフトウェア作りでの成功経験があるからこそなかなか理解してもらえないのが、「Software is Service」の心構えだ。今回のエントリーは、そんな彼らのためのメッセージ。 少し前までのソフトウェア作りのプロセスは、(1)マーケットやテクノロジーのことが分かっている賢い人たちを集め、(2)彼らに作るべきプロダクトをデザインさせ、(3)必要な人員を集めて作り込み、(4)ある程度できたところでベータ版としてリリースし、

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    lockcole 2005/10/31
    サービス業の心構えをソフトウェア開発でも。
  • Life is beautiful: パーベイシブ・アプリケーションという世界観

    先日、社員向けの英語ブログでPervasive Applicationというタイトルのエントリーを書いたのだが、今日はそれについての解説(翻訳したものをここに載せようと試みたのだが、どうしても翻訳調になってしまうのが耐えられないので、解説という形を採ることによりいつもの文体で書くことにした)。 パーベイシブとは「浸透する」という意味の形容詞で、IT業界には「偏在する」という意味のユビキタスとほぼ同じ意味合いで使っている人が多い。ユビキタス・アプリケーションと呼んでも良いのかもしれないが、私としては「ユビキタスになってきたデバイスとネットワークを通じて、どんなデバイスを使っていようと、いかなるネットワークに繋がっていようと、ユーザーにコンテンツやサービスを届ける」という意味合いで、ネットワークを通じてユーザーに染み込んでいくようなイメージが出るパーベイシブの方がしっくり来る。 アプリケーショ

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    lockcole 2005/10/29
    未来を創造する。
  • NHKにこそやって欲しいiTunesによるコンテンツ配信

    米国ではディズニーが先頭を切って乗り出したビデオ配信だが、日で最初にそれをやって欲しいのは、そしてやるべきなのは実はNHKなのではないかと私は思っている。 スキャンダル続きでイメージをすっかり悪くしてしまい、受信料の不払い問題で苦しむNHKだが、私は正直言ってNHKのコンテンツが大好きである。古くは学生時代にお世話になった「通信高校講座」から、「NHKスペシャル」、「プロジェクトX」、そして私のが大好きな「大河ドラマ」と、NHKのコンテンツにはクオリティの高いものが多い。我々の受信料で作られたそういったコンテンツは日国民の貴重な財産であるし、NHKには今後ともクオリティの高いコンテンツを作り続けて欲しいと願っているのは私だけではないはずだ。 そんなNHKに今必要なのは、「NHKは生まれ変わった」という姿勢を国民にはっきりと見せることと、受信料収入に代わるビジネスモデルの確立である。そ

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    lockcole 2005/10/19
    NHKのコンテンツをiTunesで配信か。それはインパクトあるし,NHKにとって起死回生の一手になるかもしれない。