(CNN) オースティン米国防長官は4日、米本土上空を飛行した中国の高高度偵察気球を、米軍戦闘機がサウスカロライナ州沖の米領海上空で撃墜したことを確認した。 米軍高官の会見によれば、F22ステルス戦闘機が午後2時39分にミサイルを発射し、一発で気球を撃ち落とした。 連邦航空局(FAA)は撃墜に先立って現場近くの空港に飛行禁止命令を出し、周辺空域の飛行を制限した。 オースティン氏によると、バイデン米大統領は偵察気球の撃墜について、米国民に危険が及ばなくなった時点で実行することを承認していた。 バイデン氏自身も撃墜の直後、1日に説明を受けて国防総省に撃墜を指示していたが、気球が海上に抜けるのを待って実行したと述べた。 気球は西部モンタナ州の上空で確認され、米本土上空を横断して4日に海上へ抜けた。中国外務省は、気球が米領空に入ったのは偶然だと主張。これに対して米国務省は「明らかな主権侵害、国際法