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医療に関するltzzのブックマーク (91)

  • ナスのヘタから抽出される天然成分が子宮頸癌細胞の増殖を抑制 名古屋大学が発見

    名古屋大学の研究グループは、ナスのヘタ(萼)に含まれる天然化合物である9-oxo-octadecadienoic acid(9-oxo-ODAs)が子宮頸癌細胞に対して抗腫瘍効果をもたらすことを明らかにした。 今回の研究では、尋常性疣贅、尖圭コンジローマと同様にHPVの感染により発症する子宮頸癌に対する9-oxo-ODAsの効果を検討した。ヒト子宮頸癌細胞に9-oxo-ODAsを投与して影響を調べたところ、細胞分裂に関与するサイクリン依存性キナーゼ1(CDK1)の発現が抑制され、子宮頸癌の発癌に関与するHPV由来のE6、E7タンパクの発現も抑制されることがわかった。結果として9-oxo-ODAsの投与により子宮頸癌細胞の増殖は抑制され、アポトーシス(細胞死)の数も増加することが見出された。 マウスモデルを用いた実験においても、9-oxo-ODAsを投与すると子宮頸癌細胞の転移形成や増殖を抑

    ナスのヘタから抽出される天然成分が子宮頸癌細胞の増殖を抑制 名古屋大学が発見
  • アニサキスにスーツを着せてがん治療に、大阪大学が新技術開発

    大阪大学大学院の境慎司教授とウィルダン・ムバロク氏(博士後期課程)らの研究グループは、アニサキスなどの線虫表面を生きたまま、スーツを仕立てるように柔軟な薄膜でコートする方法を開発。アニサキスはがんの「匂い」を探知してがんを探索できるため、この薄膜で抗がん物質を輸送させれば、新たながん治療法の開発が期待できる。 研究グループは、このがんの「匂い」を検知してがん部位へ移動する能力を活用する研究を開始。アニサキスを、がん細胞を殺傷する物質の輸送体とするため、匂い検知能力や運動性に影響しない、厚さ0.01mm程の柔軟なゲルの薄膜を20分程度で線虫表面に形成させる方法の開発に成功した。 実験では、血液中のブドウ糖から過酸化水素を生成できる酵素(グルコースオキシダーゼ)を組み込んだゲル薄膜で線虫をコートし、がん細胞を含む培養液に入れたところ、24時間後にがん細胞を死滅できた。また、紫外線透過防止素材を

    アニサキスにスーツを着せてがん治療に、大阪大学が新技術開発
  • 電子網膜インプラントを使用している盲目の患者は技術が時代遅れになりサポートされなくなるため人工視力を失う危険あり

    技術の進歩によって、目が見えなくなった人の視力を回復させる技術が登場しています。そのうちの1つである電子網膜インプラント技術を提供していた企業が経営の危機で別企業に吸収合併され、それまでの技術も捨ててしまったことから、すでに電子網膜インプラントを埋め込んで使っている人たちのサポートが事実上終了してしまっていると、IEEE Spectrumが報じています。 Their Bionic Eyes Are Now Obsolete and Unsupported - IEEE Spectrum https://spectrum.ieee.org/bionic-eye-obsolete Go read this dystopian story about patients whose bionic eyes went obsolete - The Verge https://www.theverge

    電子網膜インプラントを使用している盲目の患者は技術が時代遅れになりサポートされなくなるため人工視力を失う危険あり
  • 身体概念「心の中の身体」は脳内に1つではないことが判明、東北大が確認

    東北大学は1月14日、身体概念である「心の中の身体」は、約1世紀前から信じられてきた脳内に1つだけ存在するという考えは間違いで、実際には複数あることが明らかとなったことを発表した。 同成果は、東北大大学院 情報科学研究科の松宮一道教授によるもの。詳細は、米科学雑誌「米科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載される予定となっている。 運動機能障害を有する患者は、心の中で感じている自分の手や足に異常が生じており、この「心の中の身体」の回復が運動機能障害を克服する鍵を握っているとされるが、従来のリハビリテーションでは、そうした「心の中の身体」の回復までは考慮されていないため、その効果が治療的介入では持続しないと考えられている。 こうした運動機能障害を有する患者が訴える「心の中の身体」の異常は患者の主観的印象であるため、その病態は目に見えないことから、「心の中の身体」の異常を可視化する技術が求められ

    身体概念「心の中の身体」は脳内に1つではないことが判明、東北大が確認
  • 医療費、1兆円超減 昨年度、厚労省見通し コロナで受診控え - 日本経済新聞

    厚生労働省は25日、2020年度の概算医療費が19年度に比べて1兆円以上減少し、42兆円台になるとの見通しを明らかにした。新型コロナウイルス感染症による受診控えが影響し、減少幅は過去最大となる見通しだ。厚労省が同日発表した21年2月の概算医療費は前年同月比4.4%減の3.4兆円だった。20年4月から21年2月までの累計では38.3兆円と、前年同期比に比べて1.6兆円の減となった。

    医療費、1兆円超減 昨年度、厚労省見通し コロナで受診控え - 日本経済新聞
  • 「人の為 ニセモノだから できること」 フェイクな薬が秘める可能性

    「プラセプラス」という薬があります。成分はほんのり甘い還元麦芽糖で、薬効は「薬効がないこと」。フェイクニュースやエイプリルフールに便乗した偽の情報が飛び交う今の時代にフェイクの薬=偽薬を企画販売するプラセボ製薬株式会社代表の水口直樹さんに話を聞きました。 ――偽薬を作って販売しようと思ったきっかけは何だったのでしょう 当時勤務していた中堅製薬メーカーが100周年を迎えるにあたって、新商品の開発をすることになりました。しかしその企画は、元々販売していた乳酸菌の薬に「プラス何か」という相乗効果を期待する枠組みにとらわれているように感じたんです。そこで「プラス」という足し算ではなく、乳酸菌「マイナス」乳酸菌という引き算をしてみてはどうかと考えました。 ――乳酸菌から乳酸菌を引き算したら、何も残らないですよね そうなんです。「それってプラセボ(偽薬)だな」って思ったんです。薬学部出身なので、もちろ

    「人の為 ニセモノだから できること」 フェイクな薬が秘める可能性
  • 新型コロナ、世界の健康に対する考え方を永遠に変える ビル・ゲイツ夫妻が寄稿

    ビル・ゲイツ夫が、新型コロナのパンデミックによる世界の変化について論じた/The Gates Notes LLC (CNN) 昨年の今ごろ、世界はまだ新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)がどれほど深刻なものとなり得るかについて理解し始めたばかりだった。 「Covid―19」という単語を初めて聞いてからわずか数週間で、我々は自分たちの基金のオフィスを閉鎖し、世界の数十億人の人々とともに従来とは極端に異なる生活様式への適応に取り組んだ。我々にとって以後の日々は、ぼやけたビデオ会議の映像やぎょっとさせるニュースの警告通知、電子レンジで加熱する料理になった。とはいえ、我々は自分たちが他の人々に比べていかに恵まれているかを十分認識している。過去1年間、新型コロナで死亡した人は全世界で200万人超。罹患(りかん)した人はさらに膨大な数に上り、世界経済は壊滅的な不況に陥った。 パンデミック

    新型コロナ、世界の健康に対する考え方を永遠に変える ビル・ゲイツ夫妻が寄稿
  • 人の喉に未知の臓器を発見、オランダ研究チーム発表

    (CNN) オランダの研究チームが、これまでの医学では知られていなかった臓器が人ののどの奥に見つかったとして、このほど医学誌に研究結果を発表した。 発表を行ったのはオランダがん研究所などの研究チーム。鼻腔(びくう)と咽頭(いんとう)がつながる部分の頭蓋骨(ずがいこつ)の中に、未知の腺が隠れているのを発見した。同チームは「tubarial glands」という名称を提案している。 この臓器はがんの転移診断のためのスキャン検査で見つかった。研究チームはさらに、前立腺がんで治療中の患者100人の頭部と頸部(けいぶ)のスキャン画像を調べ、男性1人と女性1人の遺体解剖を行った結果、全員がこの臓器を対でもっていることが分かった。 超音波やCTスキャン、磁気共鳴断層撮影(MRI)といった一般的な検査ではこの臓器は見つけられず、前立腺がんの転移を調べるPSMA PET/CTという先端のスキャン検査で初めて

    人の喉に未知の臓器を発見、オランダ研究チーム発表
  • 超音波を用いた細胞シートの生成 高活性化とコスト低減に成功

    超音波を照射するだけで、一般的な培養ディッシュやフラスコから細胞シートを剥離、生成する技術を、慶應義塾大学、安田女子大学、長岡技術科学大学、東京工業大学らのグループが開発した。 一方、再生医療の基盤技術のひとつである細胞シートは、特殊な温度応答性培養ディッシュを用いて細胞を培養することで、低温環境に曝露すると、培養面からシート状に細胞が剥離する。シート状に繋がった培養細胞群により、体内への移植効率が向上するので、細胞シートは再生医療の飛躍的な発展に貢献してきた。しかし、「細胞を低温環境下へ曝露することによる代謝の低下」と「消耗品として高価で特殊な培養ディッシュが必要」という弱点もあった。 そこで研究では、温度低下を必要とせず通常の培養温度(37℃)環境下で、かつ薬品等を用いず一般的な培養ディッシュから細胞シートを生成することを目指し、超音波による音響放射圧を用いて細胞を物理的に剥離する手

    超音波を用いた細胞シートの生成 高活性化とコスト低減に成功
  • 「超高純度鉄」は生体適合性に優れた新奇生体材、東北大学が解明

    東北大学の研究グループは、超高純度鉄は表面処理を施さずに、各種の哺乳類培養細胞を接着、増殖させる基質となることを明らかにした。新たな医療資材、細胞培養基質としての利用が期待される。 鉄は生体内に最も多く存在する必須の金属元素の1つだが、鉄イオン過剰は細胞毒性があり、腐性の高い汎用純鉄などは生体材料に使用できなかった。 研究グループは、知られている鉄の性質は多種多量に含まれる不純物元素でマスクされた性質だと気付き、30年を掛け革新的超高純度化技術を開発。鉄来の性質を追求し、純度99.9996%±0.0003%の超高純度鉄(ABIKO-iron)を精錬し予想を超える可塑性や耐性など新奇の特性を証明してきた。 今回、AbikoIronの金属表面での様々な哺乳類培養細胞の細胞接着性と増殖活性、細胞分化能の3つの観点から生体適合性を調査。その結果、Abiko-Ironは、細胞接着性に優れ、金属

    「超高純度鉄」は生体適合性に優れた新奇生体材、東北大学が解明
  • 2種類のADHD治療薬は対照的な作用を持つ、京都大学が発見

    京都大学の鈴木志穂氏(4年生)らの研究グループは、注意欠如・多動症(ADHD)の主な治療薬であるメチルフェニデートとアトモキセチンが、脳での働きや行動への影響についてそれぞれ異なることを見出した。 今回、ゼブラフィッシュを用いてADHD治療薬のメチルフェニデートとアトモキセチンについて脳での働きや行動への影響を比較する研究を行った。2種類のADHD治療薬をゼブラフィッシュに8日間投与し、新奇環境下での探索行動と脳の遺伝子発現の解析を行った。この行動の観察により不安の程度を評価できる。 その結果、メチルフェニデートはゼブラフィッシュの不安様行動を高めるのに対し、アトモキセチンは同行動を軽減することが分かった。 次に脳での影響(遺伝子発現)を調べたところ、各薬剤の投与で発現が変化した複数の遺伝子の中から、共通する遺伝子を同定できた。興味深いことに、これらの共通遺伝子は各薬剤に対して相反する挙動

    2種類のADHD治療薬は対照的な作用を持つ、京都大学が発見
  • 大濱﨑 卓真 on Twitter: "先週、厚労省は「死者数」の基準を変えました。 昨日、厚労省は「退院数」の基準を変えました。 今日、厚労省は「退院数」の都道府県別公表を止めました。 データが無ければ視覚化はできません。医療需給の現状把握も後日検証も不可能です。こ… https://t.co/XEJPaQ5tpz"

    先週、厚労省は「死者数」の基準を変えました。 昨日、厚労省は「退院数」の基準を変えました。 今日、厚労省は「退院数」の都道府県別公表を止めました。 データが無ければ視覚化はできません。医療需給の現状把握も後日検証も不可能です。こ… https://t.co/XEJPaQ5tpz

    大濱﨑 卓真 on Twitter: "先週、厚労省は「死者数」の基準を変えました。 昨日、厚労省は「退院数」の基準を変えました。 今日、厚労省は「退院数」の都道府県別公表を止めました。 データが無ければ視覚化はできません。医療需給の現状把握も後日検証も不可能です。こ… https://t.co/XEJPaQ5tpz"
    ltzz
    ltzz 2020/04/24
  • 父親の化学物質の使用頻度と子どもの性比との関連性を報告 兵庫医科大学など

    子どもの健康と環境に関する全国調査(以下、エコチル調査)のデータを用いた兵庫医科大学らの研究で、父親が仕事で殺虫剤や医療用消毒剤を使用している場合、生まれてくる子どもの男児の割合が低くなることがわかった。 23種類の化学物質について、パートナーの妊娠が判明するまでの約3か月間に、父親が仕事で半日以上かけて使用した頻度を回答してもらい、生まれてきた子どもの性別の割合を比較した。その結果、殺虫剤の使用頻度が高いほど、生まれた子どもの男児の割合が低いことがわかった。この関連性は、母親の化学物質の使用など、他の要因を統計学的に調整してもほとんど同じだった。また、医療用消毒剤についても、週に1回以上使用した父親の子どもは男児の割合が低いという統計学的に有意な結果が得られた。一方で、水銀や放射線、その他の化学物質については、父親の使用頻度と生まれてくる子どもの性比との関連は認められなかった。 エコチル

    父親の化学物質の使用頻度と子どもの性比との関連性を報告 兵庫医科大学など
  • 和製ハーブ「クロモジ」に持続的なインフルエンザウイルス増殖抑制効果を確認

    信州大学と養命酒製造株式会社の共同研究グループが、「クロモジ」の熱水抽出物(クロモジエキス)に持続的なインフルエンザウイルス増殖抑制効果を見出した。 2018年、養命酒製造株式会社と愛媛大学医学部付属病院が看護師を対象に行った臨床試験により、クロモジの熱水抽出物を濃縮したクロモジエキスを摂取すると、インフルエンザ罹患率が低くなることが確認された。しかし、具体的な機序は明らかになっておらず、抑制効果の持続性についても不明であったため、今回、さらなる研究が進められた。 グループは、犬腎臓尿細管上皮細胞由来の培養細胞とA型インフルエンザウイルスを使って、クロモジエキスの抗インフルエンザ作用を調べた。まず、ウイルスに感染した培養細胞にクロモジエキスを添加すると、ウイルスによって引き起こされる細胞変性が抑制された。次に、細胞をあらかじめクロモジエキスで処理し、エキス除去後にウイルスを感染させた場合

    和製ハーブ「クロモジ」に持続的なインフルエンザウイルス増殖抑制効果を確認
  • 便秘薬で腎臓病の進行抑制と心血管疾患予防の可能性 東北大学

    東北大学の阿部高明教授らの研究グループは慶應義塾大学と共同で、便秘症の治療薬として使用される薬剤リナクロチドが慢性腎臓病の進行を抑え、心血管疾患のリスクを低下させる効果があることを、慢性腎臓病動物モデルにより明らかにした。 これまでに阿部教授らの研究グループは、腸内環境および腸内細菌叢由来の代謝物質に注目して腎臓病の新たな治療方法の研究開発を続けてきた。今回研究グループは、腸内環境を変化させる薬剤として便秘症の治療薬であるリナクロチドを用い、腎臓病に対する治療効果を検討した。 その結果、腎不全マウスにリナクロチドを投与すると、腎臓の機能と組織の障害が改善し、腎臓病の進行が抑制された。また、TMAOの血中濃度が減少し、腎不全マウスで見られた心筋の繊維化の進行および血中というバイオマーカー値の上昇が抑えられた。さらに、腸内細菌叢解析により、リナクロチド投与により特定の腸内細菌群の割合が減少。こ

    便秘薬で腎臓病の進行抑制と心血管疾患予防の可能性 東北大学
  • 抗がん剤が有機半導体材料になる、京都大学がDNA結合剤の新機能開拓

    京都大学の崔旭鎮博士課程学生(現:韓国 POSTECH研究員)、関修平教授らのグループは、米国イリノイ大学、ベルギー・モンス大学と共同で、抗がん剤のDNA結合剤エリプチシンが高い電荷輸送特性を示し、有機半導体としても優れた材料となることを発見した。 今回、エリプチシンのDNAに入り込むための高い平面性と強い水素結合性による高結晶性を活かし、配向方向の揃ったエリプチシン薄膜を作製。この結晶が、優れた特性を示す有機半導体と同程度のπ-π相互作用を持つことを量子化学計算結果より示した。この過程で、水素結合はエリプチシン分子が寄り集まるための原動力であり、水素結合がないとすると分子間距離は2倍にも離れ、電子相互作用が激減すると予測された。一方、水素結合は分子間距離を縮めるだけでなく、水素結合を通した電子移動相互作用も高いことを計算結果より確認した。 この実験的な検証として、マイクロ波を用いて薄膜の

    抗がん剤が有機半導体材料になる、京都大学がDNA結合剤の新機能開拓
  • クチナシの色素が児童の近視進行を抑制、慶應義塾大学が比較試験で確認

    慶應義塾大学の坪田一男教授らの研究グループはロート製薬株式会社との共同研究において、小学生69名に対し、クチナシ由来の色素成分「クロセチン」を投与するランダム化比較試験を施行し、クロセチンが小児の眼軸長伸長、屈折度数の近視化を有意に抑制することを確認した。 今回の研究では、同意を得られた軽度近視の小児69名(6~12歳)をクロセチン内服群とクロセチンを服用しないプラセボ群の2群に無作為に分け、24週間経過観察し、屈折度数及び眼軸長の変化量を比較する無作為2重盲検試験を行った。その結果、クロセチン群は対照であるプラセボ群に比べ、眼軸長の伸長が14%抑制されるとともに、屈折度数の低下が20%抑制され、近視進行を有意に抑制する効果があることが確認された。また、近視になると薄くなる脈絡膜(網膜の外側の膜)の変化が抑制されることも分かった。 今回、眼軸長が伸長する小児期における有効性を確認できたこと

    クチナシの色素が児童の近視進行を抑制、慶應義塾大学が比較試験で確認
  • アルツハイマー病の発症リスクを高める日本人特有の遺伝子変異を発見

    国立長寿医療研究センターの尾崎浩一臨床ゲノム解析推進部長をはじめとする共同研究グループは、アルツハイマー病の発症リスクを高める日人特有の遺伝子変異を発見した。 そこで、研究では日人のLOADリスク遺伝子の探索を目的に、国立長寿医療研究センターのバイオバンクに保管された日人患者由来ゲノムDNAのエクソームシークエンス解析を実施した。その結果、日人のアルツハイマー病発症に関わる遺伝子変異として、SHARPIN遺伝子上の変異が同定された。さらに、この遺伝子変異が免疫機能に関連するSHARPINタンパク質の機能を低下させることが明らかになった。 研究によりSHARPIN遺伝子変異が脳の免疫機能低下を引き起こすことでLOAD発症リスクが高まることが示唆された。成果により、アルツハイマー病の発症リスク予測法の開発や病態メカニズムの解明が進むことで、治療薬の開発に貢献すると期待される。 論

    アルツハイマー病の発症リスクを高める日本人特有の遺伝子変異を発見
  • Engadget | Technology News & Reviews

    Research indicates that carbon dioxide removal plans will not be enough to meet Paris treaty goals

    Engadget | Technology News & Reviews
  • 小児医療費助成が健康な子の薬剤費を増加、東京大学調査

    地方自治体が進める小児医療費自己負担分の全額助成が健康状態の良い子どもたちの薬剤費を増加させ、医療費全体を増やしていることを、東京大学大学院医学系研究科の宮脇敦士特任研究員、小林廉毅教授らが突き止めた。宮脇研究員らは医療費助成に一定の自己負担を設けることで医療費全体の増加を抑制できるとみている。 ・外来入院医療費の月当たり自己負担額が上限を超すと、超過分を全額助成する ・受診回数にかかわらず、薬剤費を全額助成する -という2つの小児医療費助成が実施されており、その影響を解析した。 それによると、医療費助成は外来入院医療費に対して統計学的に有意な影響を与えていなかったが、薬剤費を16%増加させていた。統計学的に有意な変化と認められた要因では、1回の受診当たりの外来医療費が7%減少したほか、月当たりの処方確率が7%増加、ジェネリック薬品のシェアが5%減少していた。 次に対象となった子どもを健康

    小児医療費助成が健康な子の薬剤費を増加、東京大学調査