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ブックマーク / book.asahi.com (20)

  • コラム別に読む : 余白の声―文学・サルトル・在日——鈴木道彦講演集 鈴木道彦さん - 石田祐樹 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■個人の独自性から時代に迫る 鈴木道彦さん プルースト『失われた時を求めて』の全訳で知られるフランス文学者は、なぜ「在日」問題に取り組んだのか。その理由を含む、講演6編をまとめた。 プルーストと出会ったのは18歳の時。「私とは何か、という幼稚な関心でした」と言うが、のちに研究のテーマになった。 1954年、パリへ留学すると、フランスからの独立を求めるアルジェリア戦争が勃発した。「テロだ」と批判する世論に対し抵抗するサルトルに、関心を抱く。「これは帝国と植民地の問題だ。日にも旧植民地の問題がある」と気づいた。 帰国した58年に小松川事件が、68年には金嬉老(キムヒロ)事件が起きる。どちらの犯人も「日語しか話せない在日朝鮮人」で、そういう存在を作り出した日人の「民族責任」を考えた。 金嬉老事件では、裁判の傍聴や、支援団体の「ニュース」への執筆などを、裁判終了後まで8年半続けた。「当初、も

    コラム別に読む : 余白の声―文学・サルトル・在日——鈴木道彦講演集 鈴木道彦さん - 石田祐樹 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • コラム別に読む : 民族でも国家でもなく—北朝鮮・ヘイトスピーチ・映画 李鳳宇 四方田犬彦 - すんみ | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    「パッチギ!」などの大ヒット映画を手掛けた映画プロデューサーの李鳳宇と、マイノリティの視点を世に発信し続けてきた映画史・比較文学研究家の四方田犬彦による対談集。 各種の「嫌韓」が書店に並び、各地でヘイトスピーチが盛んに行われる中、著者たちは拡散し続ける差別への懸念を率直に語っていく。話題は在日2世として李鳳宇が感じる個人的な悩みから、賛否両論があって話題となった朝鮮学校の高校無償化問題、「在特会」、ネトウヨまで多岐にわたる。二人は今日横行している差別行為の根底にさまざまな偏見が潜んでいると指摘する。朝鮮学校に通う生徒の7~8割が韓国籍だという話や北朝鮮に住む人々の普通の生活、京都の料亭でべられるハモの8割が韓国産だといった情報は、偏見を解くためのヒントになるかもしれない。 ただ差別は悪いと主張するのではない。書では、差別をなくし、隣国と良い関係を保つことで日が得られる肯定的な効果が

    コラム別に読む : 民族でも国家でもなく—北朝鮮・ヘイトスピーチ・映画 李鳳宇 四方田犬彦 - すんみ | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 「戦場の軍法会議」書評 形骸化していた「法の正義」|好書好日

    戦場の軍法会議―日兵はなぜ処刑されたのか [著]NHK取材班、北博昭 昭和史、とくに太平洋戦争の内実を継承するのに、NHKのディレクターの果たす役割は大きい。これまでも中田整一、片島紀男らは資料発掘や新視点などを提示してきたし、定年退局後も幾つかの関連の著作を発表している。 この書は、その系譜に連なるといっていいが、陸海軍内部の軍法会議のからくり、法務官と死刑宣告を受け処刑された上等機関兵の関係者などを丹念に訪ね歩いて戦争と司法のあり方を問うた質の高い書である。放送関係者の筆調は映像的かつ表層的だが、戦争など露ほども知らない世代が、協力者の一橋大の吉田裕教授や近代史研究者の北博昭氏の助言や資料によって戦争の根源的な矛盾に気づいていく様は説得力がある。 海軍法務官の馬塲(ばば)東作の残した文書、そこにひそむ「法の正義」が形骸化していた事実。正直にいえば法務官の書類は未(いま)だ隠蔽(いんぺ

    「戦場の軍法会議」書評 形骸化していた「法の正義」|好書好日
    maangie
    maangie 2015/02/25
    中田整一。片島紀男。吉田裕。馬塲東作。小山大祐。北博昭。
  • 片山杜秀「未完のファシズム」書評 経済力に劣る日本、玉砕戦法だけ残った|好書好日

    未完のファシズム 「持たざる国」日の運命 (新潮選書) 著者:片山 杜秀 出版社:新潮社 ジャンル:新書・選書・ブックレット 【司馬遼太郎賞(第16回)】天皇陛下万歳! 大正から昭和の敗戦へと、時代が下がれば下がるほど、日人はなぜ神がかっていったのか。第一次世界大戦に衝撃を受けた軍人たちの戦争… 未完のファシズム 「持たざる国」日の運命 [著]片山杜秀 現在の日には、つぎのような見方が行き渡っている。それは、日露戦争までの日人は、合理的・現実的・普遍志向的であったのに、以後、日人は非合理的・非現実的・反普遍的となってしまった。ゆえに、日露戦争までの日人のあり方を参照すべきである、というものだ。書は、そのような司馬遼太郎的史観をくつがえすものである。 たとえば、日人が日露戦後に非合理的・精神主義的となったのは、第1次大戦を十分に経験せず、日露戦争の体験を通して世界を見ていた

    片山杜秀「未完のファシズム」書評 経済力に劣る日本、玉砕戦法だけ残った|好書好日
    maangie
    maangie 2015/02/19
    司馬遼太郎。石原莞爾。
  • 『戦争に隠された「震度7」』書評 教訓の継承阻む報道規制|好書好日

    戦争に隠された「震度7」 1944東南海地震・1945三河地震 著者:木村 玲欧 出版社:吉川弘文館 ジャンル:社会・時事・政治・行政 戦争に隠された「震度7」―1944東南海地震・1945三河地震 [著]木村玲欧 1944年の東南海地震、45年の三河地震。いずれも震度7相当の大きな揺れに襲われ、津波も発生し、多くの犠牲者を出した大災害だ。戦時下の日。物資が少ない中での支援・復旧は容易ではなかった。だが、さらなる問題が被災地を襲う。この二つの災害は、政府及び報道機関によって「隠された」のだ。 死者・行方不明者がそれぞれ千人を超える大災害。だがいずれの場合も、翌日の新聞では「被害微小」と、事実と異なる報道がなされた。政府も報道機関も、被害状況は把握していた。にもかかわらず、戦力低下が国民や外国に知られることを恐れ、検閲の徹底を優先したのだ。 事前検閲が励行され、被害に関する数値は留保された

    『戦争に隠された「震度7」』書評 教訓の継承阻む報道規制|好書好日
  • 本の記事 : 外村大「朝鮮人強制連行」が示す今に続く差別 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    「『国益』を語る意見にも意味はあるでしょうが、『人間としての共感』を大切にする視点も必要だと思います」と話す外村大さん 植民地、そして戦争――歴史をめぐる対立が東アジアでまた熱を帯びている。先鋭的な政治問題となったテーマに、歴史学は有意義に“介入”できるのか。日近現代史研究者の外村大(とのむらまさる)・東京大学准教授(46)が今春発表した『朝鮮人強制連行』(岩波新書)は、一つの可能性を示している。 1939~45年に帝国日の政策として進められた、朝鮮民衆に対する労務動員。戦争遂行のための施策で、動員された人の多くは内地日の炭鉱に送られた。「強制性は無かった」という主張が一部にある中、外村は書名に「強制連行」を掲げた。 「研究者の基に立ち返ろうと、約6年かけて関連史料を一から読み直してみました。結論として、政策全体として見て強制性があったのは明らかだった」 執筆のきっかけは、編集者か

    本の記事 : 外村大「朝鮮人強制連行」が示す今に続く差別 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 【レビュー・書評】解体新書「捕鯨論争」 [著]石井敦 - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    解体新書「捕鯨論争」 [著]石井敦[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)[掲載]2011年7月17日 出版社:新評論 価格:¥ 3,150 ■推進・反対の構図を超えて 「鯨肉は日文化」と言われる。しかし、実際に鯨肉をべる機会はほとんどない。「日文化」と言う割に、日人は伝統的にも日常的にも鯨肉をべていない。なのに、なぜ繰り返し「日文化」というフレーズが使われるのか。 書は捕鯨問題の論点と国際的な歴史を詳述し、外国からの批判を「日文化に対する攻撃」と捉えてきた「反・反捕鯨」のあり方を問う。 日政府は調査捕鯨にこだわるが、これは「概して鯨の管理とは無関係」で、「科学研究の質も低」い。むしろ科学目的ならば、皮膚サンプルの回収や写真識別などによる「非致死的調査法」の方が効率的だ。にもかかわらず調査捕鯨が行われてきたのは、合法的に鯨肉を供給し、そ

    maangie
    maangie 2014/04/01
    石井敦isbn:4794808704。中島岳志。
  • http://book.asahi.com/ebook/master/2013120500005.html

    http://book.asahi.com/ebook/master/2013120500005.html
    maangie
    maangie 2013/12/07
  • コラム別に読む : 戦前落語で知る秘密保護法の愚 - 尾関章 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    まもなく国会を通って、当に法律になってしまうのだろうか。国の重要機密を外に漏らせば厳罰に処せられるという特定秘密保護法案のことだ。僕の音を言えば、理屈のうえで納得がいかないだけではない。心情としても嫌な感じがする。 理屈のうえでの異議は、このあいだ言論サイトWEBRONZAに書いてみた(2013年10月8日付)。題して「秘密保護法案、『情報』をモノとみる愚」。法案の第1条には「我が国及び国民の安全の確保に係る情報」について「高度情報通信ネットワーク社会の発展に伴いその漏えいの危険性が懸念される」とあるのだが、どうも「高度情報通信ネットワーク」の怖さがわかっていないのではないか、ということを書いた。 いまや情報は紙の文書のようなモノではない。いったんそれがネットワークに入り込めば、一気に世界中に広まっていく。いくら漏れ口を厳罰で締めようとしても、あるときはうっかりの誤操作で、あるときは志

    コラム別に読む : 戦前落語で知る秘密保護法の愚 - 尾関章 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    maangie
    maangie 2013/11/26
    金語楼。張学良。ヘイトスピーチ。
  • 【レビュー・書評】ムッソリーニ (上・下) [著]ニコラス・ファレル - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    ムッソリーニ (上・下) [著]ニコラス・ファレル[評者]山形浩生(評論家)[掲載]2011年7月31日著者:ニコラス ファレル  出版社:白水社 価格:¥ 3,990 ■優れた政治家?読者に判断促す 驚くなかれ、書はなんと、ファシズムは決して悪い政治体制ではなく、ムッソリーニは優れた政治家だったと主張するだ。 即座に反発して短絡的に軍の音を懸念する人もいるだろう。だが罵倒語として濫用(らんよう)されるファシズムの具体的中身やムッソリーニの活動をどこまでご存じだろうか。ナチスの仲間だから、右翼全体主義の悪い連中のはず、という程度の理解も多い。 書はそうした無知と偏見につけこむ。既存のムッソリーニ像は左翼プロパガンダで歪(ゆが)んでいた、と著者は語る。伊ファシストの実際の活動を見よう。対外侵略は(すぐ負けたし)大したことない。ナチスとの同盟は、侵略回避の緊急措置だ。産業面などで成果も

  • http://book.asahi.com/ebook/master/2013072500005.html

    maangie
    maangie 2013/07/27
    トーマス・エジソン。細川護熙。ヨーゼフ・シュンペーター。「“一票の格差”の問題」は矮小化のツールであるという点は同意。
  • インタビュー : ネット選挙 政治に近づこう 西田亮介さん - 高久潤 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    夏の参院選からインターネットを使った選挙運動が可能になる。日社会はどう変わる可能性があるのか。5月末に『ネット選挙 解禁がもたらす日社会の変容』(東洋経済新報社)を刊行した西田亮介・立命館大特別招聘(しょうへい)准教授(情報社会論)に聞いた。 「若者が投票に行き、投票率は上がる」「ネットを使えば、お金がかからなくなる」――。同書では、ネット選挙を巡る「俗説」を米国や韓国などの「ネット選挙先進国」の事例を紹介しながら、検証した。 韓国では10年以上前から、ネット上での選挙活動の過熱ぶりが注目されてきた。しかし、1990年代と比較すると、2002年大統領選の投票率は大幅に下落。07年はさらに下回るなど「投票率への影響は、単純には成立しない」と指摘する。 「お金がかからない」も同様だ。ネット上のツール自体は無料でも、データの分析や運用には高度な技術が必要となり、結局外注した結果、資金がかかる

    インタビュー : ネット選挙 政治に近づこう 西田亮介さん - 高久潤 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    maangie
    maangie 2013/07/16
    アメリカのアレよりはカネがかからないとは思います。
  • http://book.asahi.com/ebook/master/2013061200001.html

    maangie
    maangie 2013/06/21
    結論が少々乱暴かな…。
  • asahi.com(朝日新聞社):鼎談・読書について 筒井康隆さん×丸谷才一さん×大江健三郎さん - ひと・流行・話題 - BOOK

    鼎談・読書について 筒井康隆さん×丸谷才一さん×大江健三郎さん2011年2月2日(左から)筒井康隆、丸谷才一、大江健三郎の各氏=写真はいずれも麻生健撮影筒井康隆さん大江健三郎さん丸谷才一さん著者:筒井 康隆  出版社:朝日新聞出版 価格:¥ 1,365 筒井康隆さんが読書面で連載した『漂流――からへ』が朝日新聞出版からになりました。筒井さんと、同学年の大江健三郎さん、このほどをめぐる随筆集『星のあひびき』が出た丸谷才一さん。3人の作家による「読書について」の鼎談(ていだん)では、豊かで多彩な読書体験が語られました。(構成・大上朝美) ■面白いを飛び石伝いに 筒井 大江 僕は『漂流』推薦の言葉に「面白ヒトスジの大読書家」と書きました。筒井さんは子どもの時から面白いをつかまえる名人で、つかまえたら正面から熱中する。自分に根を下ろすよう大切にする。その後、一つ一つが書かれるものの柱に

    maangie
    maangie 2012/10/14
    追悼記念。
  • 村上春樹さんが寄稿 領土問題、文化への影響憂う - 本のニュース | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    作家の村上春樹さん(63)が、東アジアの領土をめぐる問題について、文化交流に影響を及ぼすことを憂慮するエッセーを朝日新聞に寄せた。村上さんは「国境を越えて魂が行き来する道筋」を塞いではならないと書いている。  日政府の尖閣諸島国有化で日中の対立が深刻化する中、北京市出版当局は今月17日、日人作家の作品など日関係書籍の出版について口頭で規制を指示。北京市内の大手書店で、日関係書籍が売り場から姿を消す事態になっていた。  エッセーはまず、この報道に触れ、ショックを感じていると明かす。この20年ほどで、東アジアの文化交流は豊かになっている。そうした文化圏の成熟が、尖閣や竹島をめぐる日中韓のあつれきで破壊されてしまうことを恐れている。  村上作品の人気は中国韓国台湾でも高く、東アジア文化圏の地道な交流を担ってきた当事者の一人。中国台湾で作品はほぼ全てが訳されており、簡体字と繁体字、両

  • 本の記事 : 田中慎弥さん「もらって当然」 芥川賞受賞会見 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    第146回芥川賞・直木賞(日文学振興会主催)の選考会が17日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞に円城塔(えんじょう・とう)さん(39)の「道化師の蝶(ちょう)」(群像7月号)と、田中慎弥(たなか・しんや)さん(39)の「共喰(ぐ)い」(すばる10月号)が選ばれた。同日夜の受賞会見で、5回目の候補作での受賞となった田中さんは終始、不機嫌でぶっきらぼうな態度をとりながら、「もらって当然」と受賞の気持ちを表現した。会見での一問一答は、以下の通り。その他の受賞会見はこちらから。【円城塔さん】、【直木賞・葉室麟さん】。 ◇ ――まず田中さんに今のお気持ちから一言、語って頂きます。お願いいたします。 えーと、確かシャーリー・マクレーンだったと思いますが、アカデミー賞の何度も候補になって最後にもらったときに「私がもらって当然だと思う」って言ったそうですが、まあだいたいそういう感じ。4回も落と

    本の記事 : 田中慎弥さん「もらって当然」 芥川賞受賞会見 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    maangie
    maangie 2012/01/18
    円城塔。葉室麟。
  • 書評・最新書評 : 「植民地責任」論―脱植民地化の比較史 [編]永原陽子 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    アフリカのダーバンで、画期的な会議が01年8〜9月に開催されている。それは「人種主義、人種差別、排外主義、および関連する不寛容に反対する世界会議」と称するもので、実に、奴隷制と奴隷貿易ならびに植民地主義を「人道に対する罪」と断定したのだった。 この会議に先立つ同年5月、フランスは、「アメリカ、カリブ、インド洋、ヨーロッパで、アフリカ住民、アメリカ先住民、マダガスカル住民、インド住民に対して15世紀来遂行された、一方で大西洋黒人奴隷貿易およびインド洋奴隷貿易と、他方で奴隷制を、人道に対する罪と認める」と法律において宣言していた。 「人道に対する罪」という概念はナチス裁判に際してつくられた法概念であるが、それが第2次世界大戦以後の時代だけでなく、大きく遡(さかのぼ)って15世紀以来の奴隷制・奴隷貿易や植民地主義を批判する概念として援用されたのである。 実は、90年代以来、奴隷貿易、奴隷制、植

    書評・最新書評 : 「植民地責任」論―脱植民地化の比較史 [編]永原陽子 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    maangie
    maangie 2012/01/17
    「人道に対する罪」
  • 【レビュー・書評】血液型の科学 [著]藤田紘一郎 - 新書の小径 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    血液型の科学 [著]藤田紘一郎[掲載]週刊朝日2010年3月26日[評者]谷束■人類はもともと全員O型だった 日人は血液型性格判断というやつが好きである。A型几帳面、O型大ざっぱ、B型マイペース。話のタネとしちゃ楽しいが、実のところ、そんなのはマユツバだなと思っていた。何十億人といる人間の性格がたった4種類って、それヘンでしょう。実際、たいていの科学者は「血液型性格論はエセ科学」とハナもひっかけない。 ところが書によれば、科学的根拠がないのは科学者の言い分のほう。免疫学的にみれば、血液型によって性格がちがうことはありうる、というのだ。賛否両論の血液型性格論を検証している。 ヒトはもともと全員O型だったという。農耕、遊牧が始まると、紀元前2万5千〜1万年にそれぞれの物消化に適合する血液型として、初めてA型、B型が出現する(ついでに言えば、AB型の出現はほんの千年ほど前だ)。 血液型を

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    maangie 2010/03/30
    おいおい、週刊朝日。いいかげんにしろよ。谷本束もな。
  • asahi.com:掘れ掘れ読本 秋田麻早子さん - 著者に会いたい - BOOK

  • asahi.com:フランスの学歴インフレと格差社会―能力主義という幻想 [著]マリー・ドュリュ=ベラ - 書評 - BOOK

    フランスの学歴インフレと格差社会―能力主義という幻想 [著]マリー・ドュリュ=ベラ [掲載]2008年02月24日 [評者]小林良彰(慶應大学教授・政治学) ■教育の長期化でも残る不平等に警鐘 わが国は、親の階層とは無関係に子供が頑張れば弁護士にも医者にもなれるという意味では平等な社会である。しかし、かつては都立日比谷高校などの公立高校が東大合格者の多くを占めていたが、今は中高一貫教育の私立が上位に並び、東大生の親の年収が全国平均を大きく上回っているという。 欧州でも英国では、私立のパブリックスクールに行くか公立に行くかで将来の進路は大きく分かれる。公立からオックスフォードやケンブリッジへ進学するのは至難の業であり、親の階層が子供の進路に大きく影響している。 これに対して、フランスでは、親の社会階層にかかわらず、子供の教育機会を増やすことで社会的流動性が高まり、平等な社会が実現するという平

    maangie
    maangie 2008/02/27
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