生活の時間帯を分けるなどの方法で人と人との接点を減らすことで、経済を回しながら新型コロナを収束できる可能性がある カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の同僚である西 晃弘先生と一緒に行った研究によると、生活する時間帯を分けるなどの方法で人と人の接点を減らすことで、ロックダウンなど経済に悪影響をおよぼす政策を取らなくても、新型コロナウイルス感染症を収束させることができる可能性があることが明らかになりました。研究結果は、2020年11月11日、Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America (PNAS=米国科学アカデミー紀要) に掲載されました。 論文のポイント ソーシャルネットワーク(人と人が感染リスクのある状態でつながっている社会)を無作為に2つに分け(例えば世帯主のマイ