これはスゴい映画。怪作。ボーッと観てると洗脳されそうだったので必死に抵抗してたら、頭の奥がムズムズしてきた。観終わってからも「ここで起こってたことはいったい何だったのか」と考えれば考えるほど頭の奥のムズムズが止まらなくなり、リピーター割引使ってもう1回観てきた。劇場が近くだったらあともう1回ぐらい観て記憶にきちんととどめておきたいほど個人的にハマった作品だけど、現時点で観客動員がかなり寂しいことになっているのでネタバレ全開で強く推します。いや、ネタバレか? ネタバレじゃないかも(汗)。同じように捉えた感想がなかなか見つからないので、たくさん観に行けば一人ぐらいは出るかもしれないという願望を込めてのネタバレです。尚、「観てきたけど、何観たの? 全然違う映画だったよ」なんて言われても知りません(笑)。おそらくそれは《電波の狂い》です。 映画「一万年、後....。」公式サイト (9/8(土)〜9
まず、この映画は終盤に非常に「?」な展開が用意されていて、この「?」が賛否両論の的ともなっている。そのため、これから観にいこうと思っている方に以下の文章を読むことはおススメできない。メタミステリーのようなものなので、「?」を味わいたいのであれば劇場に行ってみてください。ずるい映画だなぁ(笑) 映画を観る前日に先生からメールを拝受していて、その中の感想を引用するならばTV的な「松本人志」としての自画像に監督自身が上手く距離をとることが出来ず、結局過剰な自己愛を停滞させる作品になってしまったとのことで、見た感じそれも概ね間違いではないという感じだった。 しかしながら、この映画を観にいく人々の大半が期待しているのもまたTV的な松本人志像なわけで、そういった迎合が生む予定調和が、この映画を「映画版ごっつ」という全く持って見当はずれな評価へ落ち着かせているのではないだろうか。各々が好きな箇所で笑い、
賃貸暮らしのわが家の地震対策【揺れから命を守る編】 以前のブログでも記載した、防災の優先順位に基づいて対策を進めています。まだ手をつけられていない部分もありますが、ある程度まとまってきたのでざっくりとご紹介していきます。 優先順位別に改善していっているため、今回は主に地震の揺れ対策がメインになります。…
広島で被爆した女性皆実は生き残ったことに負い目を感じ、幸せになることに罪悪感を感じている。 『わかっているのは、「死ねばいい」と誰かに思われたこと。思われたのに生きているということ』という原爆の被害者のリアルな心情が痛い。想いを寄せる会社の同僚打越の「生きとってくれて、ありがとうな」という言葉に救われるが、皆実の命の残りは少ない。 皆実の死の直後のモノローグ『原爆を落とした人は私を見て「やった!また一人殺せた」とちゃんと思うてくれとる?』は、原爆を落とした人間に届かない。原爆を落とした人間には、広島にいた一人一人の姿が見えていない。それが悲しい。 日本人なら全員見るべき映画だ。いや、世界中の人間はこの映画を見て、原爆を落とすことが、その下にいる一人一人の人間とその家族・子孫にどんな悲劇を与えるのかを知るべきだ。誰かに「死ねばいい」と思われたこと、誰かに「生きていてありがとう」と思われること
萱野稔人の『国家と資本の関係をどうとらえるか?』を読みました。先日、僕は蔵研也の『リバタリアン宣言』のbk1書評で、リバタリアニズムは弱者を支える理論武装に成り得るかもしれないと、「上は市場原理、下は談合(助け合い)」の下流リバタリアン宣言をします。」と書いてしまいましたが、甘いのではないかと、疑念があったのですが、やはり、ちょっぴりシリアスなコメントが入りましたねぇ、僕がレスしたコメントを本文にあげます。 ありがとうございます。自分で「弱者的リバタリアニズム」のようなことを書きましたが、やはり無理があるんではないかと、自分で自分をいちゃもんつけたい部分がありますねw。 と言うのは森村進の『自由はどこまで可能かーリバタリアニズム入門ー』(講談社現代新書)のbk1書評で、小田中直樹さんが、結局、リバタリアニズムは「強者の理屈」だと書いていますが、そうかもしれないと僕自身揺らいでいるところがあ
今まで気がつかなかったのですが、ヘンリー・ダーガーの映画が上映されるのですね、 予告編のyoutubeがありますよ。http://diary.yuco.net/20070626.html ごんだまさんから、 デヴィッド・リンチの「インランド・エンパイア」が始まりましたね。リンチは葉っぱさんと同世代でしょうか。リンチは46年生まれでしたか確か。 エンドロールにかかる、ニーナ・シモンの「sinner man」がすっごくいいんです。*1 というコメントをもらったので、youtubeを貼り付けました。 ちなみに、僕は44年生まれで戦前生まれです(残念)。 ★http://www.walkerplus.com/kansai/latestmovie/3MBAP001.html *1:『インランド・エンパイア』デヴィッド・リンチ 単独インタビュー - シネマトゥデイ ナショナリズムの由来 作者: 大澤真
前評判がほとんど聞こえてこなかったので期待もそこそこに足を運んだところ、ああ驚愕、逆転満塁場外ホームラン! ヘンなデキモノみたいな違和感から来るいわばじくじくした笑いの持続。そこに「ええっ、大日本人ってそういうことなわけ!」に代表されるもはや唖然として高笑いするしかない奇天烈な転回。そんな独特でおなじみの世界が、やはりテレビとは比べものにならない大画面と大音量、さらに細部まで徹底したリアリティーでもって炸裂する。 頭をガンと殴られた感は、私としては『田園に死す』や『ゆきゆきて、神軍』に匹敵した。美術や演劇を含めてもこれほど面白がれた表現物はなかなか思い出せない。きょうびの芥川賞なら10作くらい束になってもかなわないだろう。 しかし考えてみれば、それほどの衝撃も当然予測してかかるべきだった。なんといっても松本人志の集大成、総力戦とおぼしき大チャレンジなのだ。それにしては、カンヌの皆さんはさて
映画「グレムリン」を観て、アメリカ人には「雪」が描けないと喝破したのは、たしか蓮実重彦だった。爾来、注意してみていると、たしかにハリウッド映画の雪は雪らしくない。「ダイ・ハード2」(好きですけどね)だって、かんじんの雪だけは、なんか龍角散みたいでろくなもんじゃなかった。ずっと低予算の伊丹映画「マルサの女」冒頭シーンは、メイキングによれば真夏に撮影されているのだけれど、こちらの雪は実に真に迫ってみえる。一体この差は何なのだろう。そういえば西洋人には蛇の絵が描けないと指摘する荒俣宏にならって、アメリカ人には美少女キャラが描けないと指摘したのはほかならぬこの私だが、だからといって、なにも日本人の認知表現能力の優位を誇りたいわけではない。 ずっと奇怪に感じていたことがある。邦画というジャンルにつきまとう不自由さだ。まるである種のリミッターがかかっているかのように、邦画はその限界において均質である。
『チョムスキーとメディア-マニュファクチャリング・コンセント-』”アメリカの良心”ノーム・チョムスキーがメディアの仕組みを解き明かす長編ドキュメンタリー。「予告編」がご覧いただけます。 Flashムービーが正しく表示されない場合は、下のバナーから最新版の「Adobe Flash Player」をダウンロードしてください。
賃貸暮らしのわが家の地震対策【揺れから命を守る編】 以前のブログでも記載した、防災の優先順位に基づいて対策を進めています。まだ手をつけられていない部分もありますが、ある程度まとまってきたのでざっくりとご紹介していきます。 優先順位別に改善していっているため、今回は主に地震の揺れ対策がメインになります。…
来年2月24日より公開される江戸時代の吉原の遊郭を舞台にした映画『さくらん』の音楽監督に、椎名林檎が就任することになった。椎名さんが映画作品の音楽監督を務めるのは本作が初めて。 「ハッピー・マニア」や「働きマン」などで若い女性から圧倒的な支持を集めるカリスマ漫画家、安野モヨコの同名漫画を原作にした本作は写真家の蜷川実花が映画監督に初挑戦。また脚本を『タカダワタル的』などでその才能が注目される新鋭監督タナダユキが担当。さらに女優のみならずロック歌手としても人気の土屋アンナが主演するなど、現在各界で活躍する女性クリエイターたちが集結した。ここに音楽監督として、また新たに強力な女性アーティストが加わることになった。 蜷川監督とは以前から親交があった椎名さんは、この音楽監督就任を機に約3年ぶりとなる新作を制作。映画の来春公開に先駆け、劇中挿入歌「夢のあと」が使用された「『さくらん』特報映像」が全メ
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