昨日紹介した『数学者の哲学 哲学者の数学』を読んでいて、アマゾンの書評が目にとまった。一部を引くと―― 《たとえば「空間」という言葉ひとつをとってみても、各時代によって、そして個人的にも、イメージは大いに異なる。今の幾何学者はギリシアの幾何学者と同じ図形的イメージや直観を基にして研究しているわけではない。実数や複素数を考えると「数」にしてもそうである。違うものをイメージしているのに、概念の永遠性・普遍性なんて言葉は数学にとって何か意味があるのだろうか?》http://www.amazon.co.jp/review/R11T4ITR13BU99/ref=cm_cr_dp_title?ie=UTF8&ASIN=4489021038&nodeID=465392&store=books 評者は「あだちのりお」、数学者の足立恒雄氏と思われる。だいぶ前、私はこの方の『無限の果てに何があるか』に出会い、