松井周の作・演出による「サンプル」の第一回公演「シフト」を観た。松井さんとは去年、チェルフィッチュの「三月の5日間」のSDLXでの再演の時にチラリとだけ会っていたのだが、作品を拝見するのは今回が初めて。「サンプル」は松井さんが俳優として所属している青年団のリンクのひとつとして立ち上げられたユニットだが、次回公演からは青年団から独立して活動してゆく予定だという(などとエラそうに書いているが僕は平田オリザの芝居をひとつも観たことがない←戯曲や著作は幾つか読んだけど←紀伊國屋から出ているビデオ/DVDは高くて手が出ない。こないだの「ソウル市民」にも行きたいと思っていたがあっという間にチケット売り切れでした)。会場は小竹向原のアトリエ春風舎。小竹向原に行ったのは十数年ぶりだった。駅前に大きなスーパー等が出来ていて何だか隔世の感。 幾つかの出来事がきっかけとなって、昨年から一昔以上のブランクを経て、
演劇的リアル 熱心な観劇者ではないが、舞台の善し悪しは、まず写真で判定することにしている。公演のスナップ・ショットが絵的に優れていれば、それはきっとよい舞台だ。夢の遊眠社の舞台写真は、初期のものから高い品質を誇っていた。同時期の、他の劇団のものと比較すれば、その質的差異はまさしく一目瞭然である。野田の舞台は、その一瞬の画面にも、人物たちの関係性が重層的に濃縮されているのがわかる。おそらく舞台写真の品質は、こうした関係性を写し取れるか否かによって決定づけられているに違いない。 私はかねがね、さまざまなメディア特性ごとにリアリティの文法があるに違いないと踏んでいた。映画、アニメ、漫画、小説、そして演劇と、表現ジャンルごとに、それぞれに固有のリアリティがある。現代において、否、古来から優れた表現者とは、こうしたメディア特性という制約を十分に知り尽くし、それを巧みに使いこなすものたちを指すのではな
「伝えたい」というモチベーションは、「伝わらない」という経験からしか生まれない、という平田さん。他人と理解しあうための「対話」。自分を表現して、伝えるための「演劇」。日本語の特性や、他人とつながるためのコミュニケーションデザインなど、多岐にわたるテーマについて論理的に、かつ情熱的に、話してくださいました。今の日本の社会、学校、人間関係に大切なモノを教えていただいた対談です。 平田 オリザ (ヒラタオリザ) 劇作家・演出家・こまばアゴラ劇場支配人 1962年東京生まれ。82年、大学1年で初の戯曲を執筆。翌83年、劇団青年団を結成。自らが支配人を務める「こまばアゴラ劇場」を拠点に活動中。 その活動は演劇をはじめ、教育や言語学にまでおよび、日本はもちろん世界からも注目を浴びている。フランス、アメリカ、韓国、マレーシア、タイ、インドネシアなど、世界各国でワークショップや公演を開催。 舞台では、生活
鴻上尚史さんが、「SPA!」で紹介されていた、「全国高等学校演劇大会」最優秀作品『修学旅行』(青森中央高等学校)のあらすじ(以下は鴻上さんの文章) 青森の高校生が沖縄に修学旅行に行って、戦争の傷跡をたくさん見ます。 物語の舞台は、旅館の一室。就寝前の5人の女子生徒がメインです。 彼女達は、「戦争って悲惨だよねー」「人って、なんで争うのかなー」と話すのですが、班としてのまとまりはありません。 「みんなで盛り上がろう!」という班長の提案で、好きな男の子の名前を紙に書くことにします。修学旅行の夜は、そうやって盛り上がるのが正しいんだっ!と、班長は言うのです。 みんなは渋々従い、誰が書いたかバレないように左手で、クラスの中でいいと思っている男子生徒の名前を書きます。 と、みんな、カイト君が好きだと書いてしまったのです。部屋の雰囲気は険悪になり、それじゃあ、カイト君を呼んで誰が好きなのか聞こうという
梅本真里恵シークレット一人芝居「風の谷のナウシカ」 1of14 梅本真里恵シークレット一人芝居「風の谷のナウシカ」 2of14 梅本真里恵シークレット一人芝居「風の谷のナウシカ」 3of14 梅本真里恵シークレット一人芝居「風の谷のナウシカ」 4of14 梅本真里恵シークレット一人芝居「風の谷のナウシカ」 5of14 梅本真里恵シークレット一人芝居「風の谷のナウシカ」 6of14 梅本真里恵シークレット一人芝居「風の谷のナウシカ」 7of14 梅本真里恵シークレット一人芝居「風の谷のナウシカ」 8of14 梅本真里恵シークレット一人芝居「風の谷のナウシカ」 9of14 梅本真里恵シークレット一人芝居「風の谷のナウシカ」 10of14 梅本真里恵シークレット一人芝居「風の谷のナウシカ」 11of14 梅本真里恵シークレット一人芝居「風の谷のナウシカ」 12of14 梅本真里恵シークレット一人
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く