サイエンス・フィクションの終焉 ──ある歴史哲学についてのノート── 西村豁通・竹中恵美子・中西洋編著『個人と共同体の社会科学』ミネルヴァ書房、1996年3月、所収 稲葉 振一郎 1 サイエンス・フィクションの死 歴史哲学としてのサイエンス・フィクション サイエンス・フィクションが死に瀕している。 ここではサブカルチャー、ポップカルチャーとしてのサイエンス・フィクション、つまりミステリーなどと並んで、20世紀の通俗文学、エンターテインメントの一ジャンルを構成しているそれのことのみをいっているのではない。そのようなジャンルとしてのサイエンス・フィクションはまた同時に、我々のより普遍的な世界イメージの根底にあるものを分かりやすくデフォルメした形で表現してくれているものであるが、そうしたイメージのプロトタイプ、いわばサイエンス・フィクション的なるもの自体が、今や根腐れて、解体しつつある。 原イメ
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YouTubeは中国でも多くのネチズンに支持されているが、そのYouTubeを模倣したサイトが現れた。ポータルサイトやダウンロードサイトを運営する千橡互動(Oak Pacific Interactive)がリリースしたUUmeだ。以前紹介した迅雷は「オンラインで映像が楽しめる」ものであったが、今回紹介するUUmeはYouTubeのデザインをかなり意識したものであり、千橡互動CEOの劉健氏自身も「UUmeを中国のYouTubeにする」とコメントしている。 インターフェースからYouTubeと酷似しているので、漢字の読める日本人のYouTube利用者なら違和感無く利用することができるだろう。例えば右上の検索ウィンドウで「日本」といれて検索すると日本と名のついたコンテンツが出てくる。今のところ利用者は中国人が大多数を占めるため、中国語簡体字のタイトルのコンテンツがほぼ全てとなっている。 中国のウ
誰かとコミュニケーションをとるとき,だいたいの落としどころを想定します。何気ない世間話とか,近況報告みたいなものだったら,話すことに意味があって,それですぐに何かを得ようなどとは思いませんが,打ち合わせするとか,議論するとか,批判するというときには,そこから何かを生み出す方向を目指さないと。 話し合いの結果として,こういうことが得られればいいな,こういう状況がつくれたらいいな,という目標みたいなものです。相手がいることですから,期待通りの結果が得られないこともありますが。 さて,最近はてな界隈で話題になっていた(る)「無断リンク禁止」の件です。無断リンク禁止をネタにする記事。その記事が何を意図するものなのか。この記事をUPすることで何を期待しているのか。無断リンク禁止の方針を変えさせたいのか目につかないところに追い出したいのか例として取り上げて無断リンク禁止の危険さ(安易さ)を訴えたいの
ブログやSNSのような生活者自身による情報発信において、重要な問題となってくるのはプライバシーである。アンケート調査では、個人のプロフィール情報の取り扱いについての質問も設ける一方で、自身のブログの存在やSNSに参加していることを知られたくない他人がいるかどうか、いる場合、それはどのような人かということについても尋ねた。その結果は下グラフのとおりである。 ブログやSNSをやっていることを知られたくない人が「いない」と答えた人は、ブログ利用者(※2)ではわずか全体の3割、SNS利用者(※2)でも同4割だった。これはやや意外な結果だ。そもそもブログはウェブサイトであるから、基本的にはすべての人に開かれたものである。またSNSも招待制の会員サービスとはいえ、特定の人の参加の可否を一個人の判断で決められるわけではない。いずれにしても、いつだれがアクセスして来るかが分からないのが必然であるにもかかわ
数日前、あまりにも体調不良が続いたのと課題があったせいで更新を殆どしませんでした。 でも私的にはあんまりしたくなかった行為なのです。 それは今まで殆ど更新してきたのを止めるのも何だかなぁというのもありますが、 一番不安だったのが、一日更新を止めたことによる読者の減少です。 色んなニュースサイトみてると、カウンターは単なる数字に過ぎないというような発言をよく耳にしますが、 私はそうは思ってません。 カウンターはやる気を起こさせる、いわば万能薬的存在と考えています。 多分誰もが、その日のPVが100倍とかになれば喜ぶに決まってるでしょう。*1 もし喜ばなかったとしても何らかの思考が頭の中に巡るはずです。 実際私も大手ニュースサイトであるゴルゴ31さんやカトゆー家断絶さん、かーずSPさんに取り上げられたことが、 過去に数回あるのですが、その時のアクセス数の感動は未だに忘れられません。 すこし話が
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