きょういく特報部 「電子黒板」で変わる授業 配備台数、1年前の倍以上に2010年1月25日 学校の授業が様変わりしつつある。そのツールは「電子黒板」。パソコンの画像や動画を大きく映し出す、電子ペンでそこに書き込める、画面は保存できていつでも取り出せる……というものだ。子どもの関心や理解を高めるというふれこみで、全国の配備数は今年度、前年の倍以上の3万6千台に増える見込み。大手メーカーも有望分野とみて力を入れる。 ■教諭「食いつきが良い」 小学6年生の社会の授業。大山(だいせん)古墳(仁徳天皇陵)の航空写真をパソコンで探し、自分たちの学校の航空写真とともに電子黒板に表示する。電子ペンで赤く囲んで比べると、子どもたちは陵墓の大きさを実感して「すごい」と声を上げた。そこにすかさず「どうしてこんな大きなものが造れたんだろうね」と問いかける。 東京都杉並区立桃井第二小学校の中島武史教諭の授業は、こん