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political thoughtとJapanに関するmicrotestoのブックマーク (17)

  • 藤崎マーケット - D's OFFICE

    授業準備。近世儒学でエクササーイズ。荻生徂ラララライ……。 某授業で教科書に指定した『日政治思想史』、明治維新に入る前に、「第一章 近世思想の遺産」の話をしなければならない。わずか30頁足らずだが、朱子学的思惟の解体と国学イデオロギーの展開という日政治思想史研究においておそらく最も濃厚な話がまとめられている。まあ丸山『日政治思想史研究』のメインテーマだし……。 二単位科目で(つまり30時間以内で)西洋政治思想史の講義をする場合、一般に(かどうか知らんが……)後半のメインの話は「近代」的な政治思想の形成――「自然法の世俗化」と「社会契約説の成立」――の物語になるのではないかと思う。つまり、〈政治社会のルールは、神によって自然的なものとして与えられた法である〉という中世のキリスト教的自然法思想(トマス・アクィナスとか)が、〈政治社会とそのルールは、自然権において平等な人々が、作為=社会契

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  • リベラルに限らない米国における「日本不信」論 - すなふきんの雑感日記

    週刊東洋経済TKプラス〜「ナショナリズムという日の厄介な問題」 フランシス・フクヤマ ジョンズ・ホプキンス大学教授ナショナリズムをめぐる、現在の日の状況は、アメリカを困難な立場に立たせている。 多くのアメリカの戦略家は、日米安全保障条約を拡大し、NATOのような防壁を構築することにより、中国を包囲したいと考えている。事実、アメリカは、冷戦終結の数日前から日に再軍備を促し、軍事力の保持と交戦を禁止している憲法第9条改正を正式に支持してきた。 だが、アメリカはより慎重になる必要がある。極東におけるアメリカ軍駐在の正当性は、日の自衛機能をアメリカが代行することにある。日が憲法9条の改正に踏み切れば、新しいナショナリズムが台頭している今の日の状況から考えると、日は実質的にアジア全体から孤立することになるだろう。 憲法9条の改正は、安倍首相の長年の課題の一つである。安倍首相が第9条改正

  • 日本人の歴史認識に問題提起 - グローバル・アメリカン政論

    冷戦後の不確実性から、日国民は戦後体制を見直し始めている。特にナショナリストは戦後の価値観をアメリカのニュー・ディーラーに「押し付けられた」ものと問題視し、日の伝統的な価値観を取り戻そうとしている。冷戦が終結したこともあり、日が戦後の敗北感から脱却しようというのは正当な望みである。しかし日のオピニオン・リーダーは、政治家、財界人、学者、メディア、ブロガーに至るまで、近代国家日の基礎を殆ど理解していない。 以前の記事「ビクトリア女王が東アジア史に残したもの」で述べたように日が自らの決断で大英帝国の世界秩序に入り込み、暗黒時代の惰眠を貪るアジアと決別したのである。このようにして日はアヘン戦争後にサクセス・ロードを歩み始めた。一般に広く行きわたっている見方に反して、近代日はアジア国家というよりもむしろアングロ・ゲルマン国家である。日政治と経済のモデルを輸入した国はイギリス、ア

    日本人の歴史認識に問題提起 - グローバル・アメリカン政論
  • 戦後日本左翼運動の精神史 - shinichiroinaba's blog

    ブントを主題としながら、国際比較においてイギリス、CNDやフランスのアルジェリア独立のことまでふれてくれた大嶽秀夫『新左翼の遺産 ニューレフトからポストモダンへ』(東京大学出版会) http://www.bk1.co.jp/product/2762634?partnerid=p-inaba3302385 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4130301438/interactivedn-22 がおもしろかった(全共闘や内ゲバを扱うであろう続編はあるのか)ので、手元にある積ん読の基的な文献だけメモっておく。 安東仁兵衛『戦後日共産党私記』(文春文庫) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167244039/interactivedn-22 旧『現代の理論』の「安仁」の手記の合版。60年安保の

    戦後日本左翼運動の精神史 - shinichiroinaba's blog
  • 「明治ナショナリスト」の柔軟さ - 雪斎の随想録

    ■ 昨日、石原慎太郎氏が東京都知事三選決定である。石原さんの選挙キャッチ・フレーズの一つは、「少しは反省してよね。だけど、やっぱり石原さん」というものであったけれども、これは、確かに上手いものであったといえよう。かなり原理主義的な「石原嫌い」層は別として、大方の平均的な都民の意識もまた、、「少しは反省してよね。だけど、やっぱり石原さん」というものであったに違いないからである。 石原さんは、巷間、「ナショナリスト」としての相貌が強調されるけれども、その反面、かなりの柔軟性を持つ人物である。こうした「自虐的」な意味合いを持つフレーズを使えるところに、その柔軟性が示されている。 それにしても、石原選対の部長が佐々淳行さんであったというのも、最初知ったときは驚いた。「佐々さんが指揮官ならば、『選対』というよりも『戦隊』という風情だな」と思ったのである。 ■ ところで、「ナショナリスト」の柔軟性で

    「明治ナショナリスト」の柔軟さ - 雪斎の随想録
  • 大谷栄一『近代日本の宗教運動の政治的機能に関する実証的研究』 - 張江洋直のホームページ別館

  •  『新左翼の遺産』 - pata

    『新左翼の遺産 ニューレフトからポストモダンへ』大嶽秀夫、東京大学出版会 新左翼もポストモダンも、どちらも魅力的な題材ではなくなってきているのに、ニューレフトがポストモダンを用意したみたいに云われても「ああ、そうですか」で終わってしまう気はするけど、何事も研究対象にはなるわけだし、60年安保世代は生物学的生命を終えつつあり、70年安保世代は社会的ステージから降りつつあるという中で、もう一度、日独特の左翼のスタイルを考えるのは悪くないと思います。そういった意味からも、第8章「イギリスとフランスにおける新左翼」と結章「国際比較と国際的影響からみた日の新左翼」はあまり意味がないというか、なぞっているだけなので、先行研究の紹介だけにとどめた方が研究書としてはよかったんじゃないかと。 ただ、この指摘は個人的には新鮮でした。 《ただし新左翼は、「反権威主義的参加」を実践的主張としてもっていた。大学

     『新左翼の遺産』 - pata
  • 「保守」や「右翼」と言われるのがかっこ悪いのはなぜか?(追記・修正あり) - すなふきんの雑感日記

    Baatarismの溜息通信〜右か左か?wBaatarismさんところのコメント欄で気になったものがあった。さくらさんが、政治ポジションテストで自分の結果が保守寄りと出たことについて不意だとコメントされていたところから保守の定義とは何かということになって、とりさんがそれを引き継ぐ形で論じられている。ただとりさんは保守思想家レベルでの「保守」という用語に積極的でプラスな意味を見出しているようだが、私の関心事は市井の一般国民の平均的な見方にある。むしろ一般レベルでは「保守」よりは「伝統」の位置づけの方が高いようにさえ思われる。自分もコメントの中で触れているが、わが国ではそのものずばり「保守党」という政党名(一時期超短期で存在したがすぐに消滅)が定着せず、政権党である最大の保守政党は「自由」と「民主」という戦後日を象徴する二つの価値観をあらわす名称を冠して長らく通してきたわけだが、ここには「

    microtesto
    microtesto 2007/03/20
    バーク的保守主義が全然教育されていないことが問題なのだろうねぇ、多分だけど。
  • FC2Blog - 404 Error

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  • 日本近世における自力救済について - 雑記帳

    以下は、2003年に作成した「江戸時代 権利意識 公共性」というエントリの元になった文章。 日人の文化に自力救済という概念は存在していなかった、あるいは法意識の概念そのものがない、といった考え方は、山内進の『決闘裁判―ヨーロッパ法精神の原風景 (講談社現代新書)』を読んでヨーロッパには決闘(私闘)による救済手段が存在していたが、紛争そのものを嫌う日人の文化にそういった作法は存在していなかったのだろうという思い込みや、川島武宜の『日人の法意識 (岩波新書 青版A-43)』にあるような日人の権利意識の欠如といった知識が自分の考え方の根底にあったからだった。しかし日の近世やそれ以前の時代にも自力救済の仕組みはあった。『近世民衆の教育政治参加 (歴史科学叢書)』では藤木久志の議論を引用し以下の6つに分類している(p195)。 鎌を取る 中人の介入 近郷の合力 刈田以下の生産の破壊 合戦

  • 想像力はベッドルームと路上から - 「我々は孤独だ」という想像的貧困が生む暴力

    2007-01-24 - kom’s log snjx.net - このウェブサイトは販売用です! -&nbspsnjx リソースおよび情報 これを読んで、最近の右傾化に関する謎が少し解けた気がした。(「人種」や「国籍」で人間をひとまとめにしてしまう短絡はちょっと横に置いてくとして。) 例えば今回のイラク戦争に関して、アメリカは当事者たるイラク国民以外にも多くのアラブ諸国やイスラム教徒から憎悪の対象とされたわけだが、もし仮に日がイラクと同じ状況に置かれたとして、同じようにアメリカを憎悪してくれる人々はどれだけいるのだろう? これが不毛な想像だということは分かっている。だが、ちょっとだけ僕のお遊びに付き合って欲しい。 恐らく、今回のイラク戦争のような憎悪の渦を生むことを想像できた人は少ないのではないか。僕もそうだ。 イラクの事例のように、我々は国境を越えて共有されるような「宗教」は持ち合わ

    想像力はベッドルームと路上から - 「我々は孤独だ」という想像的貧困が生む暴力
    microtesto
    microtesto 2007/01/25
    誤解を招く言い方かもしれないが他者からの危害の可能性を常に想定し、何とかそれをやり過ごす術が政治という営みなのだから当然といえば当然。線引き問題だから極端なのがいても不思議じゃない、馬鹿だとは思うけど
  • kom’s log - 戦争をしない国

    粒子物理で宇宙線のモンテカルロ・シミュレーションをやっているひととディスカッション。実は隣のマックスプランクにいる彼の専門のことはこれまで知らなかったのだが、たまたま最近判明してもりあがった。モンテカルロの並列化についていろいろおしえてみらう。今後お世話になるなあ。フォートランの方がCより速い、とかいっていた。ほんとかよ。 所内報のエディターと打ち合わせ。昨晩ながながと書いた牛涎な文章を「エディットしたらOKね」とのことでありがたがってくれた。ほっとひといき。 来月のミーティングのことで、パリ・エコール・デ・ミンの数理形態学センターのひとたちとメールやりとり。ヴィデオコンファレンスにしようということで、ビデオ参加したいというオックスフォードの支所に連絡。うちの部門のヘッドがゲストのメンツになんか妙にびびっているので、エコール・デ・ミンってなんじゃね、とフランス人ジェローム君に聴いたら、パリ

    kom’s log - 戦争をしない国
  • 右翼は革命が好き? - Living, Loving, Thinking, Again

    kechackさんが中島岳志氏のテクストを援用して、「保守主義」の「空洞化」を論じている。曰く、 私の私見と付け加えると、日の戦前・戦中の全体主義は「人間の全能性を過信した理想主義」であって来保守主義者が批判すべき対象である。戦後、戦前の全体主義体制の反省を踏まえつつ、共産主義を批判する保守主義が日にも胎動したが、しだいにその保守主義が空洞化してきたのでろう(sic.)。不図思ったのだが、「保守主義」が「空洞化」したというよりも、戦後日で〈保守〉とか〈右〉と呼ばれてきた人々というのはそもそも「保守主義」とはずれていたのではないか。勿論、中島氏が名を挙げている小林秀雄、福田恒存、江藤淳、山崎正和、勝田吉太郎といった人々を「保守主義」と呼ぶことに異議はない*1。 「保守主義」については、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060504/1146764157

    右翼は革命が好き? - Living, Loving, Thinking, Again
    microtesto
    microtesto 2007/01/17
    >>目的意識的な変革よりも自然発生的な進化を尚ぶという進化論的発想<< うーん、およそ官僚というのは社会革新的傾向を持ってる訳で。ちなみに勝田先生の『ロシア政治思想史』は読みやすい上に面白い名著中の名著。
  • 小熊英二さん『<民主>と<愛国>』を語る(下)

    ――小熊英二さん『〈民主〉と〈愛国〉』を語る(下) 度量の広さは大切なこと ■60年安保の全学連と68年の全共闘 ――60年安保闘争の全学連に関する記述は好意的ですね。 ★まあ好意的といってもいいでしょう。ただし、彼らが賢かったとは思いません。冷たい言い方に聞えるかもしれませんが、全共闘運動や60年代の新左翼も含めて、20歳かそこらの人間が上の年代と縁を切って運動をやっても、思想的ないし政治的に賢いものが出てくる確率は少ないと思う。 ただ60年安保闘争の全国民的な――あえてこういう言い方をしますが――盛り上がりをもったときに、全学連主流派はそれなりの役割を果たした。つまり若者の純粋さというか、直情径行な直接行動が、一種の起爆剤の効果をもった。 国会突入を繰り返す全学連主流派のデモを、回りの大人たちは半分あきれて見ていたようですけれど、その純粋さや真摯さに刺激されて、運動が広がっていったわけ

  • 小熊英二さん『<民主>と<愛国>』を語る(上)

    ――小熊英二さん『〈民主〉と〈愛国〉』を語る(上) 『七人の侍』をみて、「これが戦後思想だな」と思った ■「つくる会」に対抗したかった ――小熊さんにこれだけの大著を書かせた動機はなんだったのですか。 ★前著の『<日人>の境界』で戦後沖縄の復帰運動を書いたこととか、いろいろありますけれど、一つには90年代に「新しい歴史教科書をつくる会」が出てきたり、加藤典洋さんの『敗戦後論』をめぐる論争が盛り上がったりしたことです。私にいわせれば、あれは「戦争歴史認識を論じる」というかたちをとって、「戦後という時代をどう考えるか」を論じていたといってよいと思う。「戦争」は「戦後」のネガであるわけですから、「あの戦争をどう位置付けるか」は、「戦後日をどう位置付けるか」とイコールであるわけです。 しかし当時の私の知っている範囲から見ても、議論の前提になっている「戦後」の認識が間違いだらけだということが、

  • ちくま・イデオロギー(1) | 私にも話させて

    2ちゃんねらーやネット右翼の思想的教祖を、小林よしのりとする見方がある。北田暁大が確かそうだった。2ちゃんねらーを彼のように「政治的ロマン主義」と見る立場(私には馬鹿らしく思えるが)に立たず、単純に右翼的な人々と見る人たちも、2ちゃんねらーは小林よしのりや西部邁らの右派系文化人に洗脳された人々と見る傾向があるのではないか。 私は違う認識を持っている。非常に大雑把かつ図式的に言えば、むしろ、2ちゃんねるやネットの全体としての右翼的な傾向を作ったのは、竹田青嗣や加藤典洋といった、90年代に筑摩書房などの出版物で活躍した文化人の影響を強く受けたコテハンや、ネット上の書き手の存在である。 あくまでも私の印象であるが、数年前の2ちゃんねるは、ネット右翼ばかりというよりも、むしろ、左派知識人や市民運動の諸活動を「ルサンチマン」として嘲笑・否定しはするが、「右翼」との距離を強調するようなコテハンが、雑多

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  • 小熊英二による丸山真男像の歪曲 - 河出書房新社『丸山眞男』 | 世に倦む日日

    昨日(10/30)、編集者と八重洲BCの中二階喫茶店で二度目の打ち合わせをした。順調に行けば、11月下旬にも新刊を店頭に並べることができる。今度の話は突然だったが、なぜ私のところに話が来たのか、打ち合わせの後で4階に上がって棚を眺めたとき、その真相がわかった感じがした。丸山真男が大ブームなのだ。夥しい数の丸山真男関連が出版されている。私はこの五年ほど丸山真男からは遠ざかっていて、アカデミーの動向を注目していなかったが、あれもこれもと想像を絶するほどの量が出ていて、書棚の前で立ち眩みがするほどだった。今回のは拙いものだが、私は丸山真男研究とその思想像の理解において決して他の研究者に負けているとは思っていない。否、むしろ丸山真男の正確な理解へと読者を案内するのは、他の有名な研究者たちではなく自分だと自負している。他の誰よりも「丸山関連を読むな、丸山真男の著作を直に読め」と口を酸っぱくし

    小熊英二による丸山真男像の歪曲 - 河出書房新社『丸山眞男』 | 世に倦む日日
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