「閑静な住宅地に基地はいらない」「地元に一言もなく進めるな」―。昨年12月、沖縄県うるま市石川のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場を造る計画が突如持ち上がったことに、地元から怒りの声が沸き起こっています。3月には県議会が白紙撤回を求める意見書を全会一致で可決するなど、計画反対が党派を超えた県民の総意になっています。 岸田文雄政権は市民・県民の声に押され、跡地の利用のあり方を改めて検討するとしつつ、白紙撤回は拒否しています。運動と世論を一層強め、計画断念に追い込むことが必要です。 ■日常の暮らし無視 岸田政権は、今年度予算に陸自訓練場の新設のためゴルフ場跡地20ヘクタールの取得費を計上しています。 跡地の前には静かな住宅地が広がります。年間4万人もの子どもたちが自然学習や宿泊体験などで利用する県立石川青少年の家も隣接しています。青少年の家の宿泊棟と予定地の距離はわずか60メートルです。近くの石
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