竹中 平蔵 慶応義塾大学教授 1951年和歌山市生まれ。73年一橋大学経済学部卒業、96年、慶応義塾大学総合政策学部教授。政府諮問会議メンバー、金融担当大臣・経済財政政策担当大臣・郵政民営化担当大臣などを歴任。 この著者の記事を見る
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竹中 平蔵 慶応義塾大学教授 1951年和歌山市生まれ。73年一橋大学経済学部卒業、96年、慶応義塾大学総合政策学部教授。政府諮問会議メンバー、金融担当大臣・経済財政政策担当大臣・郵政民営化担当大臣などを歴任。 この著者の記事を見る
政府は19日の閣議で、東京電力福島第一原子力発電所の事故による損害の状況などをまとめた報告を決定し、避難指示区域からの避難者が8万1000人に上ったことや、東京電力が支払った賠償金の総額がおよそ5兆円になったことなどを盛り込んでいます。 このうち、損害の状況については避難指示区域からの避難者が平成25年8月時点でおよそ8万1000人、自主的な避難者も平成23年9月時点で推計でおよそ5万人に上り、避難者の生活費がかさんだほか精神的損害などが発生したとしています。 そして、政府がとった措置として、東京電力との補償契約に基づき合わせて1889億円の補償金を支払ったほか、法律に基づいて設立され、政府が出資している「原子力損害賠償・廃炉等支援機構」が東京電力に対しこれまでに4兆8692億円を交付したとしています。 また、報告には東京電力が支払った賠償金の総額が先月29日時点で4兆9640億円になった
東京電力福島第一原発事故で、東電が二〇〇八年、同原発について「津波対策は不可避」と記した内部文書を作成し、社内会議で配っていたことが分かった。東京地裁で十八日開かれた原発事故をめぐる株主代表訴訟の口頭弁論後、株主側の弁護団が明らかにした。これまで東電は「大津波を予測できなかった」と主張してきたが、事故の二年半前に対策の必要性を認識しながら、先送りした実態が浮かんだ。 文書は、東電本店が作成し、〇八年九月十日に福島第一原発で開かれた会議で配られた。会議では国の耐震安全性評価への対応を本店の担当部署と福島第一原発幹部が協議し、当時、同原発所長だった小森明生(あきお)元常務も出席していた。機密性が高い情報として、文書は会議後に回収された。 弁護団によると、文書には、福島第一原発沖合を含む海域で、マグニチュード(M)8クラスの地震津波発生の可能性があるとした政府の地震調査研究推進本部(推本)の予測
独断専行型で敵をつくる政治手法から「九州の橋下徹(大阪市長)」と称されたこともある樋渡啓祐前武雄市長(45)。今年1月の佐賀県知事選で苦杯をなめたが、地方創生への意気込みはいまなお旺盛だ。乾坤一擲の勝負に出て敗軍の将となった両氏に共通するのは、恋々とポストに執着しない諦めの良さか。樋渡氏が、選挙後初めて、思いの丈を語った。 (九州総局 奥原慎平) 橋下さんから、「よくもまあ、こんなに敵を作りますね。その闘争本能はどこから来るの?」と尋ねられたことがあります。敵を作りながら、よく武雄市長選で勝てたなと思います。 《独断専行型の政治手法は、同じ昭和44年生まれの橋下徹大阪市長と似ているとされる》 なぜ敵を作るのか-。弱小自治体の武雄市が全国区になるには、メディアの注目を集める必要があります。敵を作り、行政を劇場化するとメディアが取り上げてくれるから。ふだんはこんなに穏やかな性格なんですけどねぇ
2015年6月11日、太田出版は『絶歌』を出版しました。 この本は1997年に神戸で起きた通称神戸連続児童殺傷事件の加害者である元少年Aが事件にいたる経緯、犯行後の社会復帰にいたる過程を自ら綴ったものです。 なぜ遺族の了解を取らずに出版したのか、遺族の気持ちをどう考えているのか、なぜあのような猟奇的殺人者の本を出すのかなど、出版後、多くの批判をいただいています。 本書は、決して本人の弁解の書ではありません。いわんや猟奇殺人を再現したり、忌まわしい事件への興味をかき立てることを目的にしたものではありません。 本書は、加害者本人の手で本人の内面を抉り出し、この犯罪が起きた原因について本人自身の言葉で描いたものです。 深刻な少年犯罪が繰り返される中、なぜそのようなことが起きたのかをそれぞれの事件の加害者自身が語ることはほとんどありません。一つには機会があってもそれを表現するだけの力を持つ者がいな
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