アメリカの大手自動車メーカー、フォードは25日、日本での販売が低迷し収益の確保が見通せなくなったとして、年内に日本でのすべての事業から撤退することを明らかにしました。 フォードはGM=ゼネラル・モーターズに次ぐアメリカ第2位のメーカーで、過去に日本の自動車メーカーマツダに出資し、社長に役員を送り込むなどマツダと関わりが深いことで知られていました。しかし、フォードの国内での販売は低迷し、日本自動車輸入組合によりますと、去年の販売台数は4968台で、日本の新車販売に占めるシェアは0.1%ほど、輸入車の販売シェアでも1.5%ほどにとどまっていました。 世界の主要な自動車メーカーが、販売規模で世界3位の日本から撤退を決めたのは珍しく、ほかの外国メーカーの戦略にも影響を与えるのか注目されます。