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ブックマーク / econ101.jp (4)

  • ノア・スミス「貧困国の発展でおきた信じがたい奇跡」

    [Noah Smith, “The incredible miracle in poor country development,” Noahpinion, May 30, 2016] 世界のまずしい人たちの生活の質がすばらしく改善しているってことは,もう常識になってしかるべきだ.たとえば,いまや有名になった Branko Milanovic による「象グラフ」を見れば,近年,世界の所得分布のいろんな水準で所得が伸びているのがわかる: 【▲ 1988年-2008年および1988年-2011年の実質所得成長(2011年の購買力平価に基づく)】 このグラフをみると,過去30年あまりで,世界の貧困層と中間層は大幅に躍進し,豊かな国の中間層は停滞し,豊かな国のお金持ちもそこそこうまくやってきたのがわかる. また,Max Roser による貧困データもある.これを見ると,絶対的貧困は過去20年ほどで

    ノア・スミス「貧困国の発展でおきた信じがたい奇跡」
  • タイラー・コーエン「いたるところに市場あり:マイアミ編」

    [Tyler Cowen, “Miami markets in everything,” Marginal Revolution, March 19, 2016] いずれ起こるべくして起こる運命だったのだ.マイアミがシャンペン・マシンガンを発明するまでこんなに時間がかかってしまったのがむしろ驚きだ.なにしろ,シャンペンもマシンガンもこの都市の形成で大きな役割を果たしたのだから.ともあれ,ついに製品の登場だ.お値段はたったの459ドル. 発明の主は Jeremy Touitou だ.彼によると,これが「世界初のシャンペン銃」だという. 記事全文はこちら.この記事を教えてくれたダニエル・リップマンは,例の御仁の事実チェック記事も書いている. 訳者の註記:どんなものか気になる方は,こちらの動画を参照.

    タイラー・コーエン「いたるところに市場あり:マイアミ編」
  • マーク・ソーマ 「『社会主義が資本主義の格差化を防いだ?』」 (2015年8月22日)

    Mark Thoma, ‘Did Socialism Keep Capitalism Equal?’ (Economist’s View, Saturday, August 22, 2015) Branko Milanovic曰く: 社会主義は資主義の格差化を防いだ?: 興味深いアイデアなので、今後はさらに広く知られて行く事と思います。アイデア自体は単純なもので、社会主義というイデオロギー (私有財産制の廃止) の存在、及びソビエト連邦並びにその他共産主義国家で見られたその実体化には、資主義国家を思慮深くさせる効果があった、というものです。つまり資家達は知ったのです、度を越して酷使すれば、労働者も報復措置に訴え出るかもしれず、そうなれば資家達の側も全てを失う結果と成るかも知れないという事を。 さてこのアイデアの出歴ですが、富裕な資主義諸国は大体1920年代から80年代にかけて目覚

    マーク・ソーマ 「『社会主義が資本主義の格差化を防いだ?』」 (2015年8月22日)
  • ラルス・クリステンセン 「経済危機、幸福、自殺」(2012年4月5日)/ スコット・サムナー 「ギリシャの自殺率はなぜ低く抑えられているのか?」(2012年4月29日)

    ラルス・クリステンセン 「経済危機、幸福、自殺」(2012年4月5日)/ スコット・サムナー 「ギリシャの自殺率はなぜ低く抑えられているのか?」(2012年4月29日) ●Lars Christensen, “Crisis, happiness and suicide”(The Market Monetarist, April 5, 2012) 家族旅行でデンマーク西部にあるユトランド半島まで足を運んできたのだが、旅行を終えて自宅に戻るために車を運転していると、ラジオからニュースが流れてきた。そのニュースでは2つの話題が取り上げられていたのだが、その2つの話題は一見無関係なようではあるが、妙なかたちでつながっていると言えなくもなかった。というのは、どちらの話題も、「幸福」の問題と関わるものだったからだ。一つ目の話題は、世界幸福度報告書の調べで、デンマークが世界で最も幸福な国に(またもや!)

    ラルス・クリステンセン 「経済危機、幸福、自殺」(2012年4月5日)/ スコット・サムナー 「ギリシャの自殺率はなぜ低く抑えられているのか?」(2012年4月29日)
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