大きな吹き抜けをつくり開放的な雰囲気の海老名市立中央図書館。左上には世界的カフェチェーンの看板が見える=神奈川県海老名市で TSUTAYAを全国展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者として運営する公共図書館が話題と波紋を呼んでいる。2013年にオープンした佐賀県武雄市図書館は初年度で約92万人が来館したが、図書館には不適格な本を系列の古書店から仕入れた、などと批判を受けた。昨年には愛知県小牧市で予定していたCCC運営の図書館新設計画が住民投票で否決された。 ただ、こうした図書館の何が問題で、何が新しい可能性なのかは、なかなか見えてこない。CCC運営の図書館を取材し、同社の増田宗昭社長にも話を聞き検証する。 この記事は有料記事です。 残り1400文字(全文1658文字)