民主・共産・社民の3党の党首が、国会内で開かれた日弁連=日本弁護士連合会の集会に出席し、安全保障関連法案について、憲法に違反していることは明らかだとして、廃案に向けて取り組む決意を示しました。 共産党の志位委員長は「憲法違反の法律はどんなに審議時間を重ねても合憲にはならない。自民党は、確かに国会で多数を持っているが、国民の多くが反対している法案を通すことは、憲法9条だけではなく、国民主権にも反する。野党の協力を強めて、廃案に追い込むために力を尽くす」と述べました。 社民党の吉田党首は「時々の政権が、武力行使の新3要件を恣意的(しいてき)に判断することが、審議をすればするほど明らかになり、世論調査でも反対の声が高まっている。野党が一致結束して国会で頑張り、戦争法案の廃案に向けて全力を挙げていく」と述べました。