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ブックマーク / www.magazine9.jp (15)

  • 伊勢崎賢治さんによる特別寄稿。「安保法制は阻止すべき。けれど、そこで終わらせてはいけない」(その1)

    憲法学者らによる反対の声が相次ぐなど、現在国会で議論されている「安保法制」の違憲性が、日に日に明らかになっています。一方、それとは少し違う観点から批判の声をあげているのが、東京外国語大学教授の伊勢崎賢治さん。アフガニスタンや東ティモールの紛争後処理に関わり、国連PKOを率いた経験もある伊勢崎さんは、今回の法案を「自衛隊員のリスクを格段に高めるもの」として強く批判する一方、「政府の違憲行為は、今に始まった問題ではない」とも指摘しています。「このまま矛盾を解消しようとせず、今回の法案を止めて『よかったよかった』で終わるのなら、きちんと改憲したほうがずっとまし」だという伊勢崎さん。その理由について、そして今回の法案の問題点について寄稿いただきました。2回に分けてご紹介します。 いせざき・けんじ 1957年東京生まれ。大学卒業後、インド留学中にスラム住民の居住権獲得運動に携わる。国際NGOスタッフ

    伊勢崎賢治さんによる特別寄稿。「安保法制は阻止すべき。けれど、そこで終わらせてはいけない」(その1)
  • この人に聞きたい│稲葉剛さんに聞いた(その1)現場から見た「生活保護」バッシングの背景│マガジン9

    稲葉剛さんに聞いた(その1) 現場から見た 「生活保護」バッシングの背景 今年に入ってからも各地で頻発する、餓死・孤立死の事件。一方で、いわゆる「生活保護バッシング」の広がりを受けて、多くの政党が生活保護の切り下げや要件厳格化を打ち出すなど、「最後のセーフティネット」が大きく揺さぶられようとしています。そもそも、生活保護とは何のためにある制度なのか。そして「バッシング」の背景にあるものとは? 生活困窮者への支援活動を続けるNPO「もやい」の稲葉剛さんにお話を伺いました。 いなば・つよし 1969年広島県生まれ。1994年より東京・新宿を中心に路上生活者の支援活動に関わる。2001年、NPO法人自立生活サポートセンター・もやいを設立し、幅広い生活困窮者への相談・支援活動に取り組む。現在、もやい代表理事、住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人、埼玉大学非常勤講師。著書に『ハウジングプア』(山

  • 「ツレがウヨになりまして。」を観て‐鈴木邦男‐マガジン9

    マガジン9 憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。 |「マガジン9」トップページへ|鈴木邦男の愛国問答:バックナンバーへ| 2012-05-30up 鈴木邦男の愛国問答 第100回 昔、イケメンの学生が一水会に入ってきた。イケメンという言葉は当時はなかったかな。ともかく、爽やかで、いい男だ。大学も名の知れた、いい大学だ。ガールフレンドもいるようだ。「だったら何故、右翼になんかなるんだよ?」と他の人間たちが言っていた。すべてに順調で、世の中に不満なんかありそうにない。それなのに何故? と思ったようだ。 その時は笑って聞いていた。個人的には不満はなくても、現代社会のことを考えたり、日や世界のことを考えたり、憂えたり…。そんな動機で右翼になる人間は多いだろう。僕はそう思っていたからだ。でも、「いや僕は高卒だから」「女にもてないから」「友達が出来ないから」…という理由で右翼になる人も、

    「ツレがウヨになりまして。」を観て‐鈴木邦男‐マガジン9
  • 「橋下徹の交渉術・言論テクニックを解剖する」中島岳志‐マガジン9

    マガジン9 憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。 |「マガジン9」トップページへ|「カフェ・ハチャムの挑戦」:バックナンバーへ| 2011-11-09up 中島岳志の「希望は、商店街! 札幌・カフェ・ハチャムの挑戦」 第6回 11月27日に実施される大阪のW選挙に際して、橋下徹氏の言動に注目が集まっています。大阪都構想を実現すればすべてがうまくいくかのような幻想をふりまき、既得権益を徹底的にバッシングすることで支持を獲得するあり方は、非常に危険だと言わざるを得ません。また、そのような独断的で断言型の政治家を「救世主」と見なす社会のあり方も問題だと思います。(「ハシズムを支える社会」の問題については『創』12月号で詳しく論じています。) 多くの人は、橋下氏の言論術に翻弄されています。彼は「ありえない比喩」を駆使し、「前言撤回」を繰り返しながら、人々の心をひきつけて行きます。私たち

    nisoku2
    nisoku2 2011/11/10
    次回以降は、モロに詐術の予算黒字化の件についても書いてほしい。http://d.hatena.ne.jp/opemu/20110731/1312098313
  • 鈴木邦男の愛国問答 - 第42回 井上ひさしとクニオ|マガジン9条

    自他共に認める日一の愛国者、鈴木邦男さんの連載コラム。 改憲、護憲、右翼、左翼の枠を飛び越えて展開する「愛国問答」。隔週連載です。 すずき くにお 1943年福島県に生まれる。1967年、早稲田大学政治経済学部卒業。同大学院中退後、サンケイ新聞社入社。学生時代から右翼・民族運動に関わる。1972年に「一水会」を結成。1999年まで代表を務め、現在は顧問。テロを否定して「あくまで言論で闘うべき」と主張。愛国心、表現の自由などについてもいわゆる既存の「右翼」思想の枠にははまらない、独自の主張を展開している。著書に『愛国者は信用できるか』(講談社現代新書)、『公安警察の手口』(ちくま新書)、『言論の覚悟』(創出版)、『失敗の愛国心』(理論社)など多数。近著に『右翼は言論の敵か』(ちくま新書)がある。 HP「鈴木邦男をぶっとばせ」 その生徒は予備校で「現代文」の授業を受けていた。井上ひさしの『汚

  • 「最高裁大法廷での違憲状態判決について(その1)」伊藤真│マガジン9

    憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。 |「マガジン9」トップページへ| 「けんぽう手習い塾・リターンズ」:バックナンバーへ| 2011-03-30up 伊藤真の「けんぽう手習い塾・リターンズ」 【第8回】最高裁大法廷での違憲状態判決について (その1) ●東日大震災について 2011年3月11日(金)、午後2時46分に東北・関東地方でかつてない大地震が発生しました。その後、地震により生じた大津波が各地を襲い、多くの方が犠牲になりました。また、原発の問題によって避難を余儀なくされた方も多くいらっしゃいます。 被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。 そして、2週間以上が経過した今現在も大きな余震が続き、復興もままならない状況が続いているとは思いますが、1人でも多くの方が、1日でも早く日常の生活に戻れるよう心より願っております。こうした困難に直面したときこそ、それぞれが各自

  • 1人1票実現訴訟の違憲判決について(1) | 伊藤真の「けんぽう手習い塾・リターンズ」│第5回│マガジン9

    ●17年ぶりに出た違憲判決 11月17日(水)のニュースや翌日の新聞に大きく出ていたので、ご存知の皆さんも多いと思います。私が今年5月から、伊藤真の 「けんぽう手習い塾・リターンズ」で連載していた「1人1票実現訴訟」において、東京高等裁判所は11月17日(水)午後に違憲判決を出しました。これは今年7月に実施された参議院選挙が1人1票を実現しておらず、無効であるとして、全国8高裁6支部に提起した訴訟の最初の判決です。 この違憲判決は、12月以降に順次なされる判決(2010年12月10日広島高裁、12月16日広島高裁 岡山支部、12月24日仙台高裁、2011年1月25日高松高裁、同日仙台高裁 秋田支部、1月26日広島高裁 松江支部、1月28日福岡高裁、同日大阪高裁、2月24日名古屋高裁、同日札幌高裁、2月28日名古屋高裁 金沢支部)にも大きな影響を与えると思っています。なぜなら、参議院選挙の無

  • 「日本で大地震にあってしまった!」キム・ソンハ‐マガジン9

  • 「北朝鮮で『よど号』グループと会った」鈴木邦男‐マガジン9

    憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。 |「マガジン9」トップページへ|鈴木邦男の愛国問答:バックナンバーへ| 2011-03-09up 鈴木邦男の愛国問答 第70回 北朝鮮で「よど号」グループと会った 北朝鮮から帰ってきて4日目だ。疲れた。まだ興奮している。慌ただしい旅だった。でも、よく入国できたと思う。もう入国は無理か、と諦めかけていた。そんな時だっただけに驚いたし、嬉しかった。それに、「よど号」グループにも会えた。やっと会えた。8時間もぶっ通しで話し込んだ。 「よど号」ハイジャック事件は1970年3月31日だ。もう41年前だ。赤軍派の9人が、日航機「よど号」をハイジャックして北朝鮮に行った。「我々は“あしたのジョー”である」と言って、飛び立った。「敵ながら、凄い奴らがいる」と僕は思った。格好いいと思った。学生運動はもう退潮期で、ほとんどない。そんな時だっただけに、「最後の花

    nisoku2
    nisoku2 2011/03/25
  • トピック「原発問題」を考える│マガジン9

    「マガジン9」では、これまで様々な角度から「原発」について言及してきました。 よりよい未来のために、新しい一歩のために、 今改めて読んで考えてほしい記事を集めました。 ◎「ついにプルサーマル発電が始まった」 (コラムリコラム)09/11/25 ◎「六ヶ所村ラプソディー」上映会 (やまねこムラだより) 08/03/19 ◎「原発崩壊」の危機 この人に聞きたい:明石昇二郎さんに聞いた(その1) 08/03/12 ◎原発は、気の情報公開を! この人に聞きたい:明石昇二郎さんに聞いた(その2) 08/03/19 ◎原発震災が来る前に (デスク日記)07/10/31 ◎「足元にある“核”を見つめて」 この人に聞きたい:鎌中ひとみさんに聞いた(その1) 07/09/19 ◎「核・原発のある世界を見直す時」 この人に聞きたい:鎌中ひとみさんに聞いた(その2) 07/09/26 ◎「原爆と原発」 伊藤真

  • 鈴木邦男の愛国問答 - 第44回|マガジン9

    自他共に認める日一の愛国者、鈴木邦男さんの連載コラム。 改憲、護憲、右翼、左翼の枠を飛び越えて展開する「愛国問答」。隔週連載です。 すずき くにお 1943年福島県に生まれる。1967年、早稲田大学政治経済学部卒業。同大学院中退後、サンケイ新聞社入社。学生時代から右翼・民族運動に関わる。1972年に「一水会」を結成。1999年まで代表を務め、現在は顧問。テロを否定して「あくまで言論で闘うべき」と主張。愛国心、表現の自由などについてもいわゆる既存の「右翼」思想の枠にははまらない、独自の主張を展開している。著書に『愛国者は信用できるか』(講談社現代新書)、『公安警察の手口』(ちくま新書)、『言論の覚悟』(創出版)、『失敗の愛国心』(理論社)など多数。近著に『右翼は言論の敵か』(ちくま新書)がある。 HP「鈴木邦男をぶっとばせ」 「決闘しよう!」と僕は言った。僕のに対する批判だと言うが、これ

  • 公設派遣村バッシングについてと個人的なブーム。の巻 - 雨宮処凛がゆく!│第130回│マガジン9条

    100113up あまみや・かりん北海道生まれ。愛国パンクバンド「維新赤誠塾」ボーカルなどを経て作家に。自伝『生き地獄天国』(太田出版)のほか、『悪の枢軸を訪ねて』(幻冬舎)、『EXIT』(新潮社)、『すごい生き方』(サンクチュアリ出版)、『バンギャル ア ゴーゴー』(講談社)、『生きさせろ!〜難民化する若者たち〜』(太田出版)など、著書多数。現在は新自由主義の中、生活も職も心も不安定さに晒される人々(プレカリアート)の問題に取り組み、取材、執筆、運動中。非正規雇用を考えるアソシエーション「PAFF」会員、フリーター全般労働組合賛助会員、フリーター問題を考えるNPO「POSSE」会員、心身障害者パフォーマンス集団「こわれ者の祭典」名誉会長、ニートひきこもり・不登校のための「小説アカデミー」顧問。雨宮処凛公式サイト 正月休みを取らなかった反動からか、年明けそうそうライヴに通っている・・・。

    nisoku2
    nisoku2 2010/01/14
  • 小林節さん(慶応義塾大学教授)×伊藤真さん(伊藤塾塾長)(その1)政権交代と「憲法の力」

    ちょうど2年ぶりになるお二人の対談です。前回は、「政権交代」への期待が高まっ ていた頃でした。さて今回お聞きしたのは、「総選挙の結果政権交代が行なわれて、 憲法状況はどうなった?」「凍結したまま動かない憲法審査会は?」そして「国民投票法が施行される2010年は、どうなる?」などについてです。 年末年始の3回にわたってお送りします。 伊藤真●いとう・まこと伊藤塾塾長・法学館憲法研究所所長。1958年生まれ。81年東京大学在学中に司法試験合格。95年「伊藤真の司法試験塾」を開設。現在は塾長として、受験指導を幅広く展開するほか、各地の自治体・企業・市民団体などの研修・講演に奔走している。著書に『高校生からわかる日国憲法の論点』(トランスビュー)、『憲法の力』(集英社新書)、『なりたくない人のための裁判員入門』(幻冬舎新書)、『中高生のための憲法教室』(岩波ジュニア新書)など多数。 小林節●こば

  • 第5回:デズモンド・マロイさん(アイルランド出身)その1-伊勢崎賢治の平和構築ゼミ|マガジン9条

    アフガニスタンでの武装解除を指揮した伊勢崎賢治さんは、現在、東京外国語大学で平和構築・紛争予防講座長を務めています。そのクラスには、世界各国から学生たちが集まっています。学生といっても、紛争地から国費留学でやってきた、国を再建する命を受けている官僚の卵や、国連の元上級幹部など、出身地もバックグラウンドも実に多様。 「マガ9」では、伊勢崎さんをナビゲータとして、学生たちの出身国、出身地の現状について紹介。伊勢崎さんとのやりとりを通して、国際平和を作るために何が求められているのか? 生の声を聞きつつ、日の現実的で有益な国際協力について考えていきましょう。 第5回:デズモンド・マロイさん(アイルランド出身)(その1)「北アイルランド紛争とアイルランド国軍」 伊勢崎賢治 いせざき・けんじ●1957年東京生まれ。大学卒業後、インド留学中にスラム住民の居住権獲得運動に携わる。国際NGOスタッフとして

  • 第4回「ソマリア沖派兵と海賊対処法」-教えて塾長!伊藤真の憲法Q&A|マガジン9条

    またひとつ、憲法の理念から逸脱する行為、及び法律が制定されようとしています。 この問題について、素朴な疑問から多数意見への反論の方法など、塾長にお聞きしま した。 海賊対処法案(正式名称「海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法案」)が国会で審議されています。これまで、ソマリア沖などのような日の領海外で行われる自衛隊の警備活動は、海上警備行動(自衛隊法82条)として行われてきました。 この海上警備行動の護衛の対象は、日船籍の船、日企業の運航する外国船、日人が乗船している船に限られ、外国船を護衛することはできませんでした。また、武器の使用は、警告射撃、正当防衛、緊急避難、武器防護のために限られていました。いずれも、憲法9条との関係から、海外での武器使用を限定すべきだという理由で、そう解釈されてきたのです。 その点、今回の海賊対処案は、護衛の対象を拡大し、日関係の船舶だけでなく他

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