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ブックマーク / nekoprotocol.hatenadiary.org (13)

  • ロボの涙が好きである。 -

    攻殻のフチコマが泣くシーンの欄外コメントや、サモンナイトのロボットランドルさんを例に挙げるまでもなく《ロボットの泣く絵》には決まって「(泣いてませんよ)ただのレンズの洗浄液です」というセリフが続くわけで、あろうことか(あろうことか?)おれはこのセリフが大好きなのである。 というのも、人間の涙だってそもそもはレンズの洗浄液なわけで、じゃあじゃあこのロボのセリフの言外には、ある種の三段論法が隠れているのである。 すなわち、「人間の涙もレンズの洗浄液」「人間の涙は感情の発露の最たるもの」「じゃあ、レンズの洗浄液を流すロボットにも、感情が芽生えるんじゃね?」という論法である。どこをどうとっても間違った論法には違いないのだが、おれはこの考えが大好きなのだ。こいつらもいつか感情を持ってしまうんじゃないか。そんな期待を抱かせやがるセリフなのだ。 ロボットたちが「泣いてませんよ。ただのレンズの洗浄液ですよ

    ロボの涙が好きである。 -
    nisoku2
    nisoku2 2007/03/29
  • 満たされないことを活動の原動力にしてはいけない。 -

    満たされないこと、例えば貧困・空腹・渇望を創作の原動力に認定してしまうと、悲惨な結末しか待っていないのではないのか? つまり貧困を抜け出すために書き、空腹を満たすために書き、いつしか売れてしまい原動力が失われてしまう。苦しんで書いたものほどすばらしく、あとはそれを越えられずに産めぬ苦しみにまみれて死ぬ。 同じことが非モテにもふりかかる。非モテをネタにするブログ・モテたいを連呼するブログがいつかモテてしまったときにまったく同じ問題にぶつかる。結末は一つ。「あいつは非モテ時代のほうが面白かった」 そして非モテは死にモテに転生するが、ブロガーとしての彼/彼女は死んだままよみがえらない。 非モテでブログをスタートするとはそういうことだ。非モテ設定のブロガーにはブロガーとしてつらい結末しか待っていないのである。あとモテたい。

    満たされないことを活動の原動力にしてはいけない。 -
    nisoku2
    nisoku2 2007/03/13
    本田透氏などはそういったことに対して「護身」という形で極めて意識的に対処しているな。(参考)http://dolbacky.jp/cider/hasulog/archives/2005/09/post_302.html
  • あなたのキーボードは「ブログやWEBの文句を書く」ためにあるのか? -

    を読め。ブログはクソしかない」 とブログが並列に並べられるロンリもよくわからないが、むしろ気になるのは「クソしかない」である。じゃあてめぇブログ全部見たのか? である。 「ブログは玉石混交すぎて効率がわるい」 今度は効率。それ作品のよしあしと関係ないジャン、である。ましてやブログをうんこよばわりする理由にもなりゃしない。玉石の混在を認めてるんなら、ブログそのものをうんこ宣言するまえに一つでも玉をブクマして世に知らしめたほうがよっぽどカッコイイよ、それこそ世界の効率に寄与するんじゃないの、である。 「膨大なネットを前にして、玉を探す気も失せる」 逆なんじゃないのか? ワクワクするんじゃないのか? ロンドン図書館を前にして膨大な書籍の列に目ぇキラキラさせちゃったり、分厚い小説手にしてえへへ一週間は楽しめちゃうな、って気持ちと同じだろ? 世界は広いからオモシロイんじゃないの? だいたい、い

    あなたのキーボードは「ブログやWEBの文句を書く」ためにあるのか? -
    nisoku2
    nisoku2 2007/01/31
    こういう「文句を言うのはかっこ悪いこと」みたいな言説が問題意識の共有と改善を妨げる。結局、文句なんか不快だから見たくないというだけではないのか。
  • みなさんもやったらいいのに、はてなダイアリーアワード2006 -

    おれがおれのために選ぶ! はてなダイアリーアワード2005 http://d.hatena.ne.jp/nekoprotocol/20051226/1135598864 はてなダイアラーが選ぶ! はてなダイアリーアワード2004 http://d.hatena.ne.jp/nekoprotocol/20041222/1103719549 今年も残すところあと一月ってことで、当然自分のためだけにダイアリーアワード2006をやるつもりなのですけど、もちろん自分のためだけにやるので集計などやりませんよ、おれは! 以下項目メモ。 2006年度で面白かったダイアリーを教えてください(上限5つ) 2006年度に投稿されたエントリの中で、面白かったものを教えてください(上限5つ) デザインの優れていたダイアリーを教えてください(上限3つ) はてなダイアリーで開催された企画の中で、面白かったものを教えてく

    みなさんもやったらいいのに、はてなダイアリーアワード2006 -
    nisoku2
    nisoku2 2006/12/07
    グループ日記は無しなんだろうか。
  • キャベ2とドラクエ2は本質的に違う。 -

    最近よく考えるのだがキャベ2とドラクエ2は質的に違うのではないかということだ。 人はドラクエ2を見たとき、ああ「2ということは1があるのだな」と考える。「順序」という思考フレームからドラクエ1の存在を導き出すわけだ。だがキャベ2ではどうか? 人はキャベ2を見たとき「キャベ2があるからキャベ1がある」と考えるよりも先に「ダジャレかよ!」とツッコむ。「ダジャレ」という思考フレームで処理されるのだ。 このことから、「ダジャレ」のほうが「順序」などよりも思考フレームとしての強度が強いのではないか、そしてそのことが思考力の衰えたおっさんをして「オヤジギャグ」という《思考の低き流れ》にその身を委ねさせてしまうのではないかなどと思索をめぐらせているのだが、さっきから考えがまとまらないのはおれの脳裏にキャベツ太郎が浮かんでは消え、浮かんでは消えしているからなのである。 やっぱ太郎があるなら次郎、三郎もあ

    キャベ2とドラクエ2は本質的に違う。 -
    nisoku2
    nisoku2 2006/10/18
  • 彼女の左肩に糸くず作戦。あるいはシャアの部下曰く「二段構えの作戦ですな」 -

    さっき発見したライフなハックなのですけど、美少女後輩の左肩に糸くずがついてるとします。そこですかさずこう言う。 「あ、糸くずついてるよ。とってあげるよ」 ここで彼女が 「あ、ありがとうございます」 と言えば、すっと糸くずをとってあげることで美少女彼女の左肩に触れるというささやかなスキンシップの機会に恵まれるわけだ。ヤッタネ。そして、もし彼女が 「あ、いえいえ。自分でとります。ありがとうございます」 と言えば、彼女は右手をまわして左肩の糸くずをとろうとがんばるわけで、まわした右腕は彼女の胸元の谷間を強調。彼女の視線は左肩の糸くずに集中。あなたはといえば胸元の凝視に没頭! ナーゥ! カムヒア神々の時間! ハッピーセクシャルアワー! この! この! 卵め! 犯罪者の卵め! とゆうわけで、この「糸くず作戦」、糸くずをとろうがとるまいがどちらに転んでもいい結果を生むとゆう、シャアの部下風に言えば「二

    彼女の左肩に糸くず作戦。あるいはシャアの部下曰く「二段構えの作戦ですな」 -
  • 萌理賞 - ミミナシ・イチホ (490文字) -

    彼女には耳がなかった。 放課後の屋上。いつものようにおれがマンガを読んでいると、突然目の前の床が光を放ち始めた。周囲の空気がチリチリと音を立てる。わずか数秒の出来事だったと思う。光がおさまったとき、そこに彼女がいた。 腰まで伸びた黒髪、知らない学校の制服、外国人かと思うような白い肌。 顔、腕、足、とにかく肌の見える部分すべてに呪文が浮かび上がっている。空間移動系のコードに似ているが、おれの知っている魔法体系じゃない。全身を覆うほどの高密度積層魔法なんて聞いたこともない。 けど何より目をひいたのは。 彼女には耳がなかった。 彼女がふらふらと立ち上がる。目の焦点があってない。 「…ここは…どこですか?」 屋上、って答えそうになってそういうことじゃないと気付く。 「東京の…三鷹市だけど…」 「三鷹! わ、わたし、三鷹女子3年 柚木イチホです! じゃあ帰ってこれたのね!」 帰ってこれた? 全身呪文

    萌理賞 - ミミナシ・イチホ (490文字) -
  • 不運なおれやあなたやおまえらを救う100の方法。 -

    おれやあなたやおまえらの不運っぷりときたら、それはもう折り紙付きにもほどがあって、例えば目の前で電車のドアが閉まる。コーヒーが出きったあとに紙コップが落ちてくる。終電を逃す。ジャンプが売り切れ。アソシエイトが半期で20円。わりばしがうまく割れないばかりか、わりばしのささくれがくちびるに。 こんなの不憫で不憫でしかたがないので、この不運を振り払う方法を考えてみたのですけど、まずパンにバターを塗って1mの高さから落とす。不運なおれらはバターが必ず下になる。 二階からパンを落とす。やっぱりバターが下になる。 東京タワーから落とす。どうしてもバターが下になる。 富士山から落とす。ことごとくバターが下になる。 でもじゃあ50光年の彼方からパンを落としたらどうだろう。光の速さでパンが落ちたとしてもバターが下かそれとも上か、それがわかるのは50年後だ。その間、おれらは幸運ではないかもしれないが不運とも言

    不運なおれやあなたやおまえらを救う100の方法。 -
  • あなたの文章を殺すのは誰か。 -

    あなたがWEBに書いたその文章ですけど。 誰かに伝えたくて書いていたとあなたが思うのならば、誰かに伝わらなくちゃ当とは言えない。伝わりさえすればその文章も望のはずです。伝わる相手が誰であろうとも。 誰か見知らぬ人に伝わった段になって、叩かれてこき下ろされてそしてビビって「べ、別にあなたのために書いたわけじゃない」とか「すんません、こんなことチラシの裏に書くべきでした」なんて言って伝わることを否定したり文章を取り下げたりしたなら、それはあなたの文章に対して失礼だ。いや失礼なんていう言い方では軽すぎる。伝えるために書いた文章に対して「伝わらなければよかった」と宣言することは、その文章を殺したことと同じです。あなたは自分で生み出したものを自分の手で殺すことになる。 あるいは。 そもそも、あなたが誰かに伝えるつもりもなくただ漫然とWEBに文章をあげているのならば、誰かに伝わってしまうことは事故

    あなたの文章を殺すのは誰か。 -
  • WEB上で気になるあの人に気持ちを伝えたいとき、なんでおれたちはメールではなくWEBで記事にするんだろう。 -

    例えばテキスト越し、回線越しでしか知らない、あの人が気になり始める。そんな事態に陥り、気になるあの人に気持ちを伝えたいとき、なんでおれたちはメールではなくWEBで記事にするんだろう。しかもはっきり気持ちを伝えるわけじゃなく、なんとなくぼやかして記事にする。伝わるか伝わらないかわからない可能性の中でテキストに落とす。アンテナ鋭いブックマーカーが跳梁跋扈するこの世であることを多分わかっていて文字に残す。 かってに推測するに、はっきり伝えるのが怖くてうすぼんやりとでも伝わってくれたらいいなーだとか、公共の場で告ったほうがダメージが少ないよなーだとか考えてるからなんじゃないかな? 中学のころとか、クラスの端っこでちょっぴり聞こえるように彼女のこと話題に出してみたり、告白するにしてもみんなのまえで冗談ぽく言うことで逃げ道を用意してたあの感じにも似た。 なんてことを考えていたら、あとあとじゃあじゃあオ

    WEB上で気になるあの人に気持ちを伝えたいとき、なんでおれたちはメールではなくWEBで記事にするんだろう。 -
  • 完璧なウェブアーカイブができたとき伝説がはじまる。 -

    空白の15年。 現状のような中途半端なウェブアーカイブではなく完璧なウェブアーカイブサービスが例えば2010年にできたとしよう。そのとき改めて95年〜2010年の日ウェブシーンのキロクが穴だらけだったことが悔やまれ、そしてまたアツク語られるのだろうなーなんて思ってます。 2010年以降のパーフェクトアーカイブ後の世界では、ウェブコンテンツは(時代性以外は)誰でも追体験可能なキロクになり、そして「ウェブコンテンツは誰でも追体験可能なものである」というその時代の常識が、95年〜2010年の追体験不可能なウェブの伝説度をより引き立てることになるんじゃないかな。 言ってみれば、今現在のみなさんは<<伝説>>の中に生きているのです。て書くと、ほらちょっとカッコよくない?

    完璧なウェブアーカイブができたとき伝説がはじまる。 -
  • スパッツがもたらす限りない大地(フェアリーヴァース)。 -

    駅のホームで足元においたバッグの中身覗いたり、下直したりしてる女子高生の後ろを、バスケで鍛えた120度の視角の端でスカート捉えながら通りすぎがちなダのつく自由業のみなさん*1のことですから、今日も今日とて20mくらい先からターゲットをロックオンし、無音接敵(ストーク)、カゴの中の鳥を愛でるような目つきで近づいてみたら、裾からちらっとスパッツが見えたりなんかしてガックリ肩を落としこの世の終わりみたいな顔して出社したり登校したりしてるようですけれども、バカ!おまえらホントにバカだ!スパッツ女子との接し方を誤っている! スパッツ女子とゆうのはスパッツに全幅の信頼を置いているわけで、なら彼女の後ろを通るときにとるべき行動は一つ。スパッツ穿いていることには気付かないフリして「バカ、おまえ、そんなんしたらパンツ見えちゃうだろ?」 これです。 すると100%の確率でスパッツ女子はこう返してくるに決まっ

    スパッツがもたらす限りない大地(フェアリーヴァース)。 -
    nisoku2
    nisoku2 2006/03/17
    『これが私の御主人様』にでてきた「肌色のスパッツ」を普及させればいいと思った。
  • あとワンワンジャンプ -

    あとワンワンワールドで【人】をベースに【ジャンプ】していく感覚はとてもSFっぽいてゆうか、マンガっぽいてゆうか、とにかくちょう素敵ギミックだと思う。 このギミックだけでちょっと妄想モード入ってまう。 仙人みたいなidユーザってのが伝説として語り継がれるワンワンワールド。世界のどこかにいるらしい、世界のはじまりを知っている、おれたちに救いの手を差し伸べてくれる。そんな仙人に会うのは至難のワザで、世界各地に棲む最強の四天王だけが会い方を知っている。修行に修行を重ね、四天王らにバトり勝利すると「ともだちられ」、勝利した四天王に友達ジャンプできるようになる。目の前からジャンプし消えたのを確認してから友達ジャンプすると、そこは次の四天王。バトル。バトル。バトル。ついにたどりつく最後の四天王。そして勝利。 「おまえの強さはわかった。仙人にあわせよう。ついてこい」 最後の四天王に「ともだちられ」、彼のあ

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