[キーウ(キエフ) 5日 ロイター] - ロシア軍は5日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を1カ月超ぶりにミサイルで攻撃した。一方、激しい戦闘が続く同国東部ではウクライナ側が反撃し、要衝セベロドネツクの半分を奪還したと主張した。 ウクライナはキーウへの攻撃について、ロシア軍がカスピ海上空の爆撃機から長距離ミサイルを発射し、鉄道車両修理工場が被害を受けたと説明。これに対しロシア側は、東欧諸国がウクライナに提供した戦車を破壊したと主張した。
[キーウ/リビウ(ウクライナ) 15日 ロイター] - ウクライナの首都キーウ(キエフ)で15日未明、大きな爆発音が鳴り響いた。その他各地でも夜から空爆警報が響き、黒海で旗艦を失ったロシア軍が攻撃を強める可能性にウクライナ住民は身構えている。 ロシア軍は南部と東部に戦力を集中させるため、キーウ周辺から完全撤退したことが今月確認されており、大きな爆発音が聞こえることは少なくなっていた。 一方、ロシア国防省は14日、同国の黒海艦隊旗艦の巡洋艦「モスクワ」が沈没したと発表。先に、艦上で火災が発生して弾薬が爆発し、深刻な損傷を被ったと明らかにしていた。ウクライナは同国軍がミサイル攻撃で打撃を与えたと主張している。
ロシア軍が撤退したウクライナ首都キーウ(キエフ)近郊で、不発弾の処理が進んでいる/Vasco Cotovio/CNN ウクライナ・キーウ(CNN) ロシア軍が撤退したウクライナの首都キーウ(キエフ)の郊外。ウクライナ軍のミコラ・オパナセンコ中佐(34)は地面にかがみ、小型発電機を操作していた。 「発射」と叫んでボタンを押すと、静まり返っていた一帯に、耳をつんざくような爆発音が鳴り響いた。 オパナセンコさんの地雷除去班が爆破処理活動を行ったのは、ロシア軍が今月上旬にキーウ地域から撤退して以来、これで6回目だった。この日処理した不発弾は16発。それぞれ約45キロの重さがあった。日が暮れるまでに処理する砲弾はあと30発残っていた。 同地ではこうした部隊が多数活動しており、この10日ほどで合計2.5トンの不発弾を処理したという。 「我々全員が生きていれば、全て成功だ」とオパナセンコさんは言う。 撤
キーウ州のハチ公、1カ月待つ ロシア軍が飼い主女性殺害―ウクライナ 2022年04月11日13時31分 ウクライナ北部キーウ(キエフ)州マカリウで、殺害された飼い主を待っているという犬=ヘラシチェンコ内相顧問の10日の通信アプリ「テレグラム」投稿より ロシア軍が撤退したウクライナ北部キーウ(キエフ)州マカリウで3月中旬、女性が性暴力を受けた上、殺害された。この女性が飼っていたのは秋田犬で、悲劇から約1カ月たつ今も玄関であるじの帰りを待っている。ヘラシチェンコ内相顧問が10日、ソーシャルメディアで明らかにした。現地では、東京・渋谷駅で飼い主の帰りを待ち続けた忠犬ハチ公になぞらえて受け止められている。 ウクライナのペット受難 砲撃で猫犠牲、犬の散歩も不自由 ボランティアが犬の保護を試みているものの、連れて行かれるのを嫌がっている。餌を与えるなどのサポートしかできず、新しい飼い主を探している。犬
破壊された集合住宅のそばを歩く親ロシア派部隊の要員=28日、マリウポリ/Alexander Ermochenko/Reuters ウクライナ・リビウ(CNN) ロシアが軍事攻撃を大幅に減らすと発表したウクライナの首都キエフや北部チェルニヒウで、ロシア軍の攻撃が30日も続き、事態の早期打開の希望は消えつつある。 ウクライナ内務省のデニセンコ顧問は30日、「夜中空襲警報が鳴り、サイレンが響かなかった地域はなかった。朝も再び繰り返した」と語った。チェルニヒウの市長も同日、CNNに対し、市に猛攻撃があったと伝えた。前日にトルコ・イスタンブールで開かれたウクライナとロシアの協議では両国間に進展があったように見えていた。 ロシア大統領府のペスコフ報道官は30日、ウクライナの書面による要求は歓迎だとしつつも、両国間の協議で急な進展はなかったと述べた。 前日にはウクライナのポドリャク大統領府長官顧問が、両
米政府高官は29日、ウクライナの首都キエフ周辺からのロシア軍の移動は「撤退ではなく再配置」だと述べた。28日撮影(2022年 ロイター/Gleb Garanich) [ワシントン 29日 ロイター] - 米国防総省は29日、ロシアがウクライナの首都キエフ周辺の拠点からごく少数の部隊を移動させ始めたと発表した。ただ戦争からの撤退ではなく再配置だとした。 国防総省のカービー報道官が会見で、ここ1─2日で少数のロシア軍がキエフから移動したとの認識を示した上で「ただ、これは再配置であって真の撤退ではない。ウクライナの他の地域に対する大規模な攻撃を監視する用意を整えるべきであり、キエフに対する脅威が去ったことを意味するものではない」と述べた。
ロシア軍、首都から後退 ウクライナ反撃で防戦 2022年03月24日07時35分 ウクライナの首都キエフ近郊で、破壊されたロシア軍の戦車(ウクライナ軍提供)=20日、ウクライナ・キエフ近郊(AFP時事) 【ワシントン時事】米国防総省高官は23日、ウクライナに侵攻したロシア軍がウクライナ側の激しい反撃を受け、首都キエフ周辺から後退したとの分析を明らかにした。侵攻開始から1カ月を迎える中、ロシア軍は依然として燃料や食料不足など兵たん上の問題を解消できておらず、士気低下が深刻化。ウクライナ軍は各地で反転攻勢に出つつあるという。 〔写真特集〕戦争の記憶~破壊された遺跡 北西からキエフに迫っていたロシア軍部隊はいまだ市中心部から15~20キロの地点にとどまっている。ただ、高官は「ロシア軍は塹壕(ざんごう)を掘るなど防御態勢に移行した」と指摘。「進軍していないのではなく、進軍しようとしていない」と分析
1941年、京都市生まれ。64年早稲田大学政経学部卒、朝日新聞社入社。68年から防衛庁担当、米ジョージタウン大戦略国際問題研究所主任研究員、同大学講師、編集委員(防衛担当)、ストックホルム国際平和問題研究所客員研究員、AERA副編集長、編集委員、筑波大学客員教授などを歴任。動画サイト「デモクラTV」レギュラーコメンテーター。『Superpowers at Sea』(オクスフォード大・出版局)、『日本を囲む軍事力の構図』(中経出版)、『北朝鮮・中国はどれだけ恐いか』など著書多数。 田岡俊次の戦略目からウロコ 中国を始めとする新興国の台頭によって、世界の軍事・安全保障の枠組みは不安定な時期に入っている。日本を代表する軍事ジャーナリストの田岡氏が、独自の視点で、世に流布されている軍事・安全保障の常識を覆す。さらに、ビジネスにも役立つ戦略的思考法にも言及する。 バックナンバー一覧 侵攻開始から2週
自宅地下のシェルターに避難し、仕事を続けるユーリア・クリメンコさん(右)と8歳の息子=ウクライナ・キエフ(本人提供) 砲声と機関銃の音が鳴りやまないウクライナの首都キエフで、家族と暮らしを守るため、ロシア軍に静かな抵抗を続けている元留学生の女性がいる。「怖い」とおびえる小学生の息子をなだめながら火炎瓶をつくり、いずれ前線に動員される夫を支える。「平和で自由なウクライナを、絶対に守る」。停戦交渉の帰趨(きすう)が見えない中、女性はSNS(会員制交流サイト)を通じて取材に応じ、日本をはじめとする国際社会の連帯を強く訴えた。 キエフ郊外の街道に接する一軒家。そこがIT会社勤務、ユーリア・クリメンコさん(34)の自宅だ。夜間は戦闘が激しく、爆発音で4、5回は目が覚める。長男(8)が泣き出すことにも慣れてきた。ユーリアさんはゆっくりと語りかける。 「サイレンが鳴ったら、あわてず地下のシェルターに逃げ
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