クロマグロ遊漁船事業者協議会です。水産庁管理調整課より連絡があり、今月のクロマグロ釣りが禁止になる見込みとのことです。遠征計画等立てられている方はご注意ください。 <6月上限到達による採捕禁止について> 本日時点で8.2トンに積み上がっており、水産庁は採捕禁止手続きに着手したと連絡がありました。 禁止発表日:手続き完了次第6月23日、24日頃水産庁より発表予定 禁止期間:6月25日(土)から6月30日(木) ※禁止期間中はキャッチアンドリリース含めて釣りそのものが禁止になります。ご注意ください。 再開日:7月1日より釣りが再開できます。 公表前に協議会宛に水産庁さまより情報連携いただきました。手続きの関係で発表に多少時間を要するため、いち早く皆様に情報をお届けするべく水産庁の許可を経て周知発信しています。 今月釣行を予定している方は十分ご注意ください。 7月1日以降も極力キャッチアンドリリ
太公望通信 2022年6月14日号 クロマグロ遊漁の 新しい規制がスタート! どうなる?何が課題? 日本の水産資源管理 2022年6月1日から、クロマグロの遊漁(レジャーによる釣り)に関する、新たな規制が始まりました。これは2021年から始まった、資源保護のためのクロマグロ遊漁の規制の延長にあるものですが、この問題をきっかけに、日本の水産資源管理を今後どのように進めていくべきなのかという、より大きな課題が注目されるようになっています。 発端は2021年の6月でした。そもそもクロマグロについては、世界的な資源管理が行なわれています。具体的には日本も加盟している中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)という国際組織において、クロマグロの漁獲枠(漁獲上限)が国単位で定められています。しかし日本(管理する水産庁)では、商業漁業が占める割合が圧倒的に大きいこともあり、長年、遊漁でとれる分のクロマグロ
青森県大間産の太平洋クロマグロ漁で不正が横行している。昨年11月に発覚した大間産クロマグロをめぐる不都合な真実は、水産業界など関係者を震撼させた。 一時期絶滅が危惧されたクロマグロの年間漁獲可能量は、各都道府県ごとなど漁業形態別に厳しく管理されている。それにもかかわらず、マグロの聖地である大間で漁獲した数量を報告しない違法行為が平然と行われていた。規範意識の低さが招いた行為で、長年築き上げたブランドは崩壊寸前のところまで来ている。 マグロを隠していた漁師たち 全国の中でも指折りの産地である大間で揚がったクロマグロは、東京など大都市圏を中心に流通する超高級品だ。銀座に構える老舗寿司店では、一貫数千円と高値で提供されている。 「マグロが餌を食った!」。引っ掛かった巨大マグロを一気に糸で引っ張り上げるベテラン漁師たち。踏ん張りきれなければ、波の荒い海に放り出されかねない。漁船に近づいた巨体に電気
DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 青森県は大間産クロマグロの漁獲未報告の疑いで2021年12月23日、JF大間漁協に漁業者を個別に呼び出し、事情聴取した。たくさんの業者が集荷を競う大間では、漁協とはいえ漁獲の実態をつかみ切れていない。大間沖での漁獲をうたう漁協の商標「大間まぐろ」も漁場や水揚げの実態と大きくずれていて、監視を怠ったり、運用を誤ったりすると、産地偽装を助長しかねない危うさを秘めている。(経済ジャーナリスト 樫原弘志) クリスマス前、青森県から 無実の漁業者も呼び出し受ける 豊洲市場の初セリ最高値の常連、青森県大間産のクロマグロの最高ブランドにふさわしい漁獲管理を徹底できているのだろうか?2021年秋に表面化した漁獲未報告問題を調べていくと、一獲千金の
DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 マグロの最高級ブランドとして知られる青森県の大間産クロマグロのヤミ漁獲が明るみに出た。地方の市場に大量出荷されたことを不審に思った水産庁が青森県と大間漁業協同組合に調査を指示したのだ。以前から漁獲報告より流通量が多いと噂されていた。資源保護のため国際合意に基づく漁獲制限が続く中、ヤミ漁獲に対する風当たりは強い。(経済ジャーナリスト 樫原弘志) 青森県や大間漁協には 「見て見ぬふり」の疑いも 寿司好きにはうれしいニュースが飛び込んできた。中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)は12月7日まで開いた年次会合で、日本周辺の海でよく獲れるクロマグロの大型魚(30キロ以上)の漁獲枠を2022年から15%増やすことを決めた。水産庁が割り振る
「黒いダイヤ」とも呼ばれるクロマグロをめぐって、今年8月下旬から、漁業者ではなく一般の釣り人向けに適用され始めたルールがあるのをご存じだろうか。それは「一切釣ってはいけません」「キャッチ・アンド・リリースもだめ」というもので、来年5月末までレジャー・「釣り」での採捕が全面禁止となっている。 特定の魚種の海釣り禁止は、今回が初めてで、違反者には1年以下の懲役、50万円以下の罰金が科される可能性がある。 クロマグロといえば青森・大間の一本釣りが印象的だが、生業として命がけの漁に挑むのとはまったく逆。かつては俳優の松方弘樹も楽しんだレジャーとしてのクロマグロ釣りに、禁漁ならぬ「採捕禁止」という決定が下されたことで、太公望(釣り好き)からは「厳し過ぎる」といった声も上がっている。いったいなぜ、クロマグロだけが「釣り禁止」なのか、その経緯を振り返ってみる。 資源自体は回復してきているが 寿司ネタとし
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