公的統計データなどを基に語られる“事実”は、うのみにしてよいのか? 一般に“常識”と思われていることは、本当に正しいのか? 気鋭のデータサイエンティストがそうした視点で統計データを分析・検証する。結論として示される数字だけではなく、その数字がどのように算出されたかに目を向けて、真実を明らかにしていく。 連載バックナンバーはこちら 2020年9月15日、自民党総裁に就任した菅義偉を支える執行部が披露され、その顔ぶれの「高齢」さが話題となりました。 総裁の菅義偉は71歳、幹事長の二階俊博は81歳、総務会長の佐藤勉は68歳、政調会長の下村博文は66歳、選挙対策委員長の山口泰明は71歳です。その顔ぶれをして「5G(爺)」と表現した方がいて、言い得て妙だと感心しました。ちなみに、その場にいなかった国会対策委員長の森山裕は75歳ですから、もはや6G(爺)です。 幹事長、総務会長、政調会長のいわゆる党三
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