コロナ後遺症患者に50以上の症状 これまでにエボラウイルス病やデング熱といったウイルス性疾患では後遺症が生じることが知られているが、COVID-19にも罹患後症状(コロナ後遺症)があることが分かってきた。2020年7月ごろより欧米から疫学報告が散見された。コロナ後遺症は50種類以上の症状が報告され... …続きを読むにはログイン
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コロナ後遺症患者に50以上の症状 これまでにエボラウイルス病やデング熱といったウイルス性疾患では後遺症が生じることが知られているが、COVID-19にも罹患後症状(コロナ後遺症)があることが分かってきた。2020年7月ごろより欧米から疫学報告が散見された。コロナ後遺症は50種類以上の症状が報告され... …続きを読むにはログイン
倦怠感や疲労などの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の罹患後症状(コロナ後遺症)は世界的に問題となっており、病態解明や治療法の確立が望まれている。岡山大学学術研究院総合診療医学講座講師の中野靖浩氏らは、コロナ後遺症疑いで受診した700例以上の患者にどのような疾患が隠れているかを検討。その結果、医学的介入や経過観察を必要とする50件以上の疾患が見つかったが、そのうち3割の疾患ではコロナ後遺症の症状とは関連が認められなかったとSci Rep(2024; 14: 5446)に報告した(関連記事「新型コロナ後遺症の高リスク集団を同定」)。
塩野義製薬は本日(2月22日)、同社の経口新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬エンシトレルビル(商品名ゾコーバ)に関し、COVID-19罹患後症状(以下、Long COVID)に対する効果を検討したプラセボ対照前向き試験の結果を発表。6カ月間の追跡期間中、咳や倦怠感、嗅覚異常などのLong COVIDの相対リスクが、プラセボ群に比べエンシトレルビル群で45%低下。集中力・思考力の低下、物忘れなどの神経症状についても33%低下したと報告した。結果の詳細は、米国で開催された第30回・レトロウイルス・日和見感染症会議(CROI 2023、2月19~22日)で発表された。 3カ月、6カ月後にアンケートで後遺症の有無を確認 今回の報告は、エンシトレルビルの第Ⅱ/Ⅲ試験のPhase3 partで新たに得られたデータを解析したもの。対象は、日本、韓国、ベトナムで登録した重症化危険因子や新型
東京都は、オミクロン株の流行が広がった1月から7月20日までにコロナ後遺症を訴え、都立病院の外来を受診した119人の症状を調査・分析した。 オミクロン株は、それまでの株に比べて軽症であることが多いといわれるが、発表によると、後遺症を訴える人の71%がコロナは軽症だった。 コロナ後遺症の症状は多岐にわたるが、高い頻度で見られるのが、倦怠感、頭痛、咳、息切れ、味覚障害、嗅覚障害。中でも倦怠感は、最もよく見られる症状だ。 デルタ株以前の調査(230人)と比較すると、オミクロン株は後遺症の症状として倦怠感や咳を訴える人が多く、比率では、倦怠感がオミクロン株46%に対しデルタ株40%、咳が22%対14%だった。 一方、息切れ、嗅覚障害、味覚障害は、デルタ株以前よりも減少した。 後遺症の出現時期は、全体の約82%が発症から1カ月未満。1カ月以上経過してから後遺症の症状が見られた人は約18%と少なかった
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