日立マクセルは、アルカリ乾電池「ボルテージ」の新製品として、液漏れしにくい構造の製品を4月1日に発売する。液漏れした場合は電池交換や機器修理を行う補償付きだ。 同社の特許技術を使って新開発した新亜鉛合金「MICROZINC(ミクロジンク) α」を負極材に採用し、過放電による液漏れを起こりにくくした。 乾電池が過放電状態になると、電池内に水素ガスが発生して内圧が上昇し、破裂の原因となる。破裂を防ぐため、内部の安全弁が開いて水素ガスを放出するが、同時にアルカリ液も放出されてしまい、液漏れの原因になっていた。 MICROZINC αは、水素ガス発生の要因となる亜鉛を従来の亜鉛合金より効果的に使用できるため、水素ガスの発生量を抑え、液漏れも防げるという。電池の持ち時間も従来品より5%長いという。 ラインアップは単1形から9V形まで。使用推奨期限(5年)以内で、単3・単4形を正しく使用していて液漏れ