“稼ぐ力”の基礎は設計/製造の連携にあり! 共通言語に「原価」を据えよ:モノづくり革新のためのPLMと原価企画(4)(1/2 ページ) 本連載では“品質”と“コスト”を両立したモノづくりを実現するDX戦略を解説する。第4回は製造業の“稼ぐ力”を向上させる上で重要な設計/製造部門の連携を取り上げて、その意義や取り組み方を解説する。 設計部門と製造部門の連携というと、設計情報をいかに製造に素早く流すか、E-BOMからM-BOM(BOP)への変換をいかに進めるかという話になりがちだ。これはこれでとても重要なので、実現できてないのであれば、すぐに取り組む必要がある。しかし、その前提として、開発部門と設計部門は製造部門の状況を踏まえた設計ができているであろうか。また、製造部門は、開発部門・設計部門に必要な情報を分かりやすく提示できているだろうか。これらのことについても、いま一度見直してほしい。 今あ
COVID-19は日本のモノづくりに何をもたらしたのか、マクロ指標から読み解く:ものづくり白書2021を読み解く(1)(1/5 ページ) 日本のモノづくりの現状を示す「2021年版ものづくり白書」が2021年5月に公開された。本連載では3回にわたって「2021年版ものづくり白書」の内容を掘り下げる。第1回ではCOVID-19の影響を色濃く受けた日本のモノづくりの現状についてまとめる。 日本政府は2021年5月に「令和2年度ものづくり基盤技術の振興施策」(以下、2021年版ものづくり白書)を公開した。ものづくり白書とは「ものづくり基盤技術振興基本法(平成11年法律第2号)第8条」に基づき、政府がものづくり基盤技術の振興に向けて講じた施策に関する報告書だ。経済産業省、厚生労働省、文部科学省の3省が共同で作成しており、2021年で21回目の策定となる。 ≫連載「ものづくり白書を読み解く」のバック
関連記事 多くの企業が取り組む「スキャンで紙をデジタル化」がダサい理由 多くの企業が電帳法対応で取り組む「紙書類のスキャン」だが、それを「ダサい」と指摘するのが、中小企業の経理業務に詳しい税理士の杉浦直樹氏だ。簡単にデジタル化できるスキャンが、いったいなぜダサいのか。 令和3年度の電子帳簿保存法 「うちは関係ない」とは言えない、2つの注意点 令和3年度(2021年)の税制改正で、電子帳簿保存法が改正されました。これまでと比べると抜本的改革というべき内容です。ただ、留意すべき点が2つあります。 電子帳簿保存法とe-文書法は、何が違うのか 成り立ちを整理する 令和3年度の税制改正で、電子帳簿保存法が改正されました。これまでと比べると抜本的改革というべき内容です。今回は、電子帳簿保存法の成り立ちを説明します。いまさら聞けないお話です。 施行まで半年を切った「改正・電子帳簿保存法」、改正のポイント
SOMPOひまわり生命保険で働く武田有可さん(36)の月曜日は、一般社員と少々異なる。 7月上旬の月曜日。2歳の娘を保育園に預けて帰宅した武田さんは、午前9時から「夕食」の支度に取りかかった。コンロを占拠した寸胴鍋にタマネギとニンジン、ジャガイモなどを放り込み、家族4人が火曜日以降に食べる野菜スープを作るのだ。「よしっ、これで残り4日はなんとかなる」。武田さんは笑顔でつぶやく。 昼食後は資格取得に向けた勉強時間だ。武田さんは内部監査部に所属し、適切な支払いの仕方など生命保険に関する多様な知識が業務で欠かせない。フルタイムで働く同僚から後れを取らないよう「生命保険支払専門士」の取得を目指している。今年3月にはコンプライアンスに関連する資格も取得した。 勉強に没頭していると、時計の針は午後4時を指していた。小学5年生の長男が下校する前に、2歳の娘を保育園に迎えに行く。洗濯物を取り込み、改めて夕
コロナ分析技術、北海道庁が採用 高専生の知られざる実力の一端を吉沢さんに見ることができる。新型コロナウイルス禍に襲われた20年。自分の力で世の中に貢献できないかと、持ち前の発想力を巡らせた。 着目したのは北海道庁などが公表している感染者などのオープンデータ。データを自ら抜き出し、利用者が見やすいチャートにしてはどうだろうか――。 プログラミング技術を使って数字の羅列だったデータをビジュアル化しウェブサイトとして公開した。利用者が欲しい情報を画面を操作して見られるようにもした。すると「分かりやすい」と評判になり、北海道庁がサイトへの採用を決めた。サービスは北海道総合通信局から表彰された。コロナ禍という未曽有の危機に、高専生特有の発想力と行動力をいかんなく発揮した。 日本では22年から大学卒業者が減少に転じる「新卒採用2022年危機」がささやかれ始め、人材確保が年々、苦しくなっていく。加えて、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く