およそ14年前の2009年のこと。当時、広島県で電気工事業を営んでいたながおか〔現:CIA(広島市)〕の長岡秀樹氏は、ある大手スーパーマーケットに防犯カメラを設置しないかと営業をかけていた。ところが同スーパーの担当者は、「(防犯カメラを設置したところで)万引きなんて絶対になくならないよ」と、あきれたように冷笑を浮かべた(図1)。
図研エルミックは、「産業オープンネット展2023」(2023年7月21日、大田区産業プラザ)において、FAプロトコル実装サービスのユーザー事例として、i-PROのAI(人工知能)カメラとPLCをはじめとするさまざまな産業用機器との連携が可能になるデモを披露した。 図研エルミックは、産業用ネットワークを活用するアプリケーションにCC-Link IEやEtherCAT、Ethernet/IP、PROFINETといったFAプロトコルの実装を支援するサービスを提供している。「要件定義から検証まで開発プロセス全体をサポートしており、オープンソースソフトウェアも適切に利用して効率の良い実装を行えるのが最大の特徴」(同社の説明員)という。 デモ展示は、i-PROのエッジAI搭載カメラモジュールの拡張アプリ向けにEthernet/IPの実装を支援した事例がベースになっている。光電センサーによる物体検知イベ
三菱地所は東京の大手町・丸の内・有楽町地区に、人工知能(AI)で画像を解析する次世代カメラシステムを導入した。所有・運営するオフィスビルなど約20棟のカメラを一括で制御・管理。混雑状況や異常の把握・検知のほか、防犯・災害対応などでの効果を検証する。個人情報の保護を徹底した上で、天候や店舗の売り上げを取り込んだ統計データとしても活用を検討。働く人や訪れる人が安心・安全・快適に過ごせる街を仕上げる。 次世代カメラシステムは、大丸有エリア地下の洞道に張り巡らされた光ファイバー閉域網とデータセンター、ビデオマネジメントシステム(VMS)を活用して構築。ビルごとに対応する従来と異なり、エリア全域での情報連携を可能にした。2022年度末までに14棟のカメラ約4200台を接続。街路を含め、最大4万台を連携させる計画だ。 三菱地所DX推進部の長井健輔主事は「床を貸すだけでなく、付加価値も磨く。デベロッパー
三菱電機は「CEATEC 2019」(2019年10月15~18日、千葉県・幕張メッセ)において、AI(人工知能)技術を使い、カメラ1台の映像から人の骨格情報を抽出し、動作を自動検出する作業分析技術「骨紋」を披露した。 AIを2回使うことで骨格と作業を簡単に認識 「骨紋」は三菱電機のAI技術「Maisart」を使い、カメラ映像から人の可動部を抽出して骨格情報を導き出し、特定の動作を自動検出する作業分析ソリューションである。特徴は簡単に人の作業の記録と確認ができるということだ。人の動作分析を精度高く行うには3Dカメラなどの用意や、測定点を設置したモーションキャプチャーなどが必要になり、手間やコストが発生する。今回の「骨紋」は通常のカメラを使い、10回程度動作をするだけで簡単にモーションキャプチャーと同様の精度で動きを捕捉できるようになるという。さらに、その捕捉した動作を設定された作業項目のど
日立超LSIシステムズは、ディープラーニング技術を用い、カメラの入力画像から物体の検出や測距を行う「画像認識ソリューション(組み込み向け)」の機能を強化した。 追加学習で新たな物体の検出も可能に 日立超LSIシステムズは2019年3月、ディープラーニング技術を用い、カメラの入力画像から物体の検出や測距を行う「画像認識ソリューション(組み込み向け)」の機能強化版を発表した。4月1日より供給を始める。 監視カメラや自動運転システム、ロボットシステムといった分野では、障害物検知などの用途でディープラーニングによる画像認識技術を活用する動きが高まっている。同社でも、カメラの入力画像から自動車や人物、障害物などを検出する「物体検出ソフトウェアライブラリー」や、検出物体までの距離を推定する「測距ソフトウェアライブラリー」を提供してきた。ただ、これまでのシステムは、入力するカメラが1台、距離推定は固定カ
「人間の目が実際に感じている色は、赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)の3色だけであり、光を感じる視細胞が3種類しかないためである、この3色以外の中間の色は赤・青・緑を組み合わせることで認識されている。この3色を英語の頭文字を取ってR,G,Bと表す)」を分光器によって分解し、波長または振動数の関数として与えられた光の強度分布と、農産物を検査機器での食味解析によって求めた「おいしさの要素」との相関を求め、一定以上の相関により撮影した画像(非破壊)でも「農産物のおいしさ」を求めることができる。品目毎のアルゴリズムを作成し、プログラミングしたAI(人工知能)で判定する。 品目・色・調査項目の組み合わせは膨大になるが、ビッグデータ解析や機械学習によって作業の進捗が大幅に加速した。 野菜など農産物の「おいしさ」を計測する新技術です スマートフォンなどで生産している農家の作業場、直売所やスー
日立超LSIシステムズは、独自のディープラーニング技術を用いて、単眼カメラの映像からリアルタイムに物体を検出し、物体までの距離推定も可能とする画像認識ソリューションの提供を始めた。 日立超LSIシステムズは2018年6月、独自のディープラーニング技術を用いて、単眼カメラの映像からリアルタイムに物体を検出し、物体までの距離推定も可能とする画像認識ソリューションの提供を始めた。 物体検出と測距用のソフトウェアライブラリーを開発 同社は、単眼カメラで撮影した映像から、自動車や歩行者、道路の白線などを検出する「物体検出ソフトウェアライブラリー」と、検出物体までの距離を推定する「測距ソフトウェアライブラリー」を開発した。これらのライブラリーは、NVIDIA製組み込み機器モジュール「Jetson TX2」上で動作するという。追加学習サービスも提供する。監視システムなどを構築する場合に、特殊な車両や自転
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