東京エレクトロンデバイスが開発した環境センシングソリューション「TED Portable IoT Gateway」(以下、ゲートウェイ)を、ソフトバンクが農業AIブレーン「e-kakashi」に採用した。ゲートウェイの開発に際してのこだわりと、その将来の展望について、東京エレクトロンデバイスECBU EC技術本部の木村雄一郎氏に話を聞いた。 ゲートウェイ端末 ソフトバンクが提供する「e-kakashi」は露地やビニールハウスなど屋内外のほ場から収集した環境データをAI(人工知能)で分析し、最適な栽培方法を提案することで農業従事者を支援するサービスである。 東京エレクトロンデバイスが開発したゲートウェイは完全独立駆動を実現しており、外部電源の接続がなくても環境センシングおよび携帯電話網との通信が可能だ。従来の「e-kakashi」で使用されていたゲートウェイ端末と比較してコストが低い点が大き