仕出し弁当や立食パーティーの料理など、仕出し業者の敷地外で供される食事について、シンガポール環境庁(NEA)は2月15日から、飲食に適した日時、消費期限の表示を義務付ける。食中毒の予防が目的で、昨年の食中毒事件がきっかけとなった。 NEAは、調理してから消費まで4時間以内を勧告している。料理の保管温度は5~60度だが、病原菌はこの範囲の温度で急速に繁殖し、約4時間を超えると食中毒を起こす水準に病原菌、毒素量が増加することが分かっているという。 ただ4時間以内の消費は安全を保証するものではなく、あくまで目安で、管理が不適切であれば病原菌に汚染される可能性があるという。 規則施行から3ヵ月間は猶予期間で、この間の違反行為には文書による警告のみ。5月15日以降、調理して4時間以上経過した料理を提供した業者には400Sドル(約2万4,600円)の罰金と6点の罰金を、期限表示を怠った業者には400S