食品を食べて症状が出るまでの潜伏期間は、原因となる細菌や、どのくらいの量を食べたかによって異なりますが、下表を目安にしてください。すでに食品内で細菌によってつくられている毒素が原因となる食品内毒素型は潜伏期間が短い傾向にあります。 腹痛や嘔吐、下痢がおもな症状で、下痢は水のようなものや粘液や血液が混ざったものなどが見られます。発熱が起こる場合など、かぜと間違えて放置し、処置が遅れることもありますから注意してください。 ボツリヌス菌による食中毒は神経症状が起こるのが特徴。横隔膜を動かす神経がマヒし、呼吸困難を起こすこともあります。