ワコールの高級ブランド、米景気減速でも売れ行き好調 - 産経関西インナーウエア大手ワコールホールディングス（ＨＤ）が米国で発売している高級ブランド「ワコールラックス」の売れ行きを伸ばしている。今年１～６月の売り上げは目標の１・５倍。低所得者向け高金利型住宅ローン（サブプライムローン）問題の影響で景気が減速し、消費が縮小気味の米国市場で、異色の成長を示し、同社は今後も、米国をはじめとした海外戦略を加速させる方針だ。 ワコールＨＤは米国では有名ブランド「ダナ・キャラン」商品のライセンス製造・販売をしてきたが、今年いっぱいで終了する。これらに代わる高級ブランドとして今年からラックスを立ち上げたが、この売れ行きが好調だ。 ラックスは７０～９０ドルの高価格帯の商品で、米国内で１０５店舗で販売。６月までの販売目標は９０万ドルと設定していたが、実際にはそれを大幅に上回る１５０万ドル（約１億５６００万円）だった。 同社は価格帯ごとに販売戦略をすみ分ける戦略をとっていて
