キャリア教育をわかりやすい一言で表すこと。 「学ぶことと働くことを積極的に結び付けようとした教育」とするケネス・ホイト(米)のキャリア教育観は、もっとも共感するキャリア教育の定義と映る。 そこで、このホイトに倣い、キャリア教育を「「学ぶこと」と「働くこと(あるいは生きる営み)」の接合点を見いだす教育」と表現したい。 これは、南大阪地域大学コンソーシアムモデルによるキャリア教育の特徴だという人がいるかもしれません。しかし、中教審の答申にみられるように、生きる力を育成することを大きな目標の1つとしているのであれば、この定義との親和性は高いのです。 「学ぶことと働くことを接合する教育」とは何をさすのでしょう。それは、「学ぶ」という側面から捉えると、「学んできた知識等を社会で活かすことができる能力に変換させる教育プログラム」であり、「働く」という側面から捉えると、「個人と社会を「働く」というターム