ガソリン価格はむしろ3倍以上にしたほうがいい。 そうしてマイカーの所有をより不経済なものにすればするほど、マイカー売却から市街地移住が増えるからね。 こどもからお年寄りまで安全安心便利に暮らせる理想的なコンパクトシティの実現を促せる。 それとマイカー売却からの公共交通利用も増えるので、それにより増便が見込めて公共交通の便利化も補助金無しで実現できる。 自動車が減れば減るほど重大事故も公害も渋滞も減る事実は各国で証明済み。ガソリン代は高ければ高いほど良い。
超高層ビル・都市開発研究所の中の人 (きりぼうくん) @kiribou06341 「超高層ビル・都市開発研究所」のWEBサイト運営者(20代後半)です😊/超高層ビル/タワーマンション/駅ビル/再開発/都市開発/地理/地下街/駅直結TOD/コンパクトシティ/Google Earth/CitiesSkylines/Urban Development/Construction/Skyscraper🙋 skyscrapers-and-urbandevelopment.com 超高層ビル・都市開発研究所の中の人 (きりぼうくん) @kiribou06341 こんなの好きなの限界地理オタクの俺だけかもしれない。 大丸有と八重洲、銀座の地下って、実は全部繋がってて超高層ビルの地下にも通路や街が広がってるから本当に迷宮。 下手したら世界最大の地下迷宮かも🤫 都心の駅直結で誰でも行けるのに、東京の地下
住み慣れた東京から福岡に移住してきて、2年が経ちました。まだ2年なので福岡のすべてが分かってるとは言い難いですが、2年経って改めて感じている福岡の魅力の数々を、ここで一気に放出したいと思います。 そもそもなぜ福岡に?本題に入る前に、前提となる自己紹介を少々。 私の生まれは大阪です。親の転勤で10歳の時に埼玉に移り住み、社会人になってから25年以上はほぼ東京です。というわけで私自身は福岡と無縁なのですが、妻が福岡出身というのが、福岡との唯一の縁になります。 移住のキッカケはコロナとリモートワークでした。ただ、結婚当初からいつか福岡に住みたいとは思ってて、福岡本社の会社に転職したこともありました。世の中的にリモートワークが許容されるようになり、思い切って夢を実現してみた感じです。 職業は経営者で、会社は2010年に創業し、オフィスは今も下北沢にあります。創業当初は杉並区の永福町に住んでいました
2019年9月14日(土)、熊本県で「県内バス・電車無料の日」が実施されました。県内の路線バス、市電などを(JRなど一部の鉄道と、高速バスなど一部のバス路線は対象外)、誰でも1日無料で乗車できるというもので、県内最大のバス事業者である九州産交グループが企画したものです。 【写真】日本最大規模のバスターミナルがある「SAKURA MACHI Kumamoto」 計4694便が対象という類を見ない大掛かりな企画で、熊本電鉄など九州産交以外の事業者の運賃減収分も、九州産交グループが負担しました。この日に九州産交グループは、国内最大級のバスターミナルだった熊本交通センターの跡地に、商業施設「SAKURA MACHI Kumamoto(以下、サクラマチ)」を開業しました。その認知拡大や、開業初日における駐車場の混雑対策を目的に「電車・バス無料の日」が実施されたのです。 ただ、長期的な視点に立つと、よ
著: 枡田絵理奈2014年のクリスマス。一年半の遠距離恋愛を経て、29歳の誕生日に結婚。 夫は広島東洋カープの選手で6歳年下。まだまだ駆け出し中の夫をサポートするために、8年間勤めたTBSを退社し、広島県広島市に移り住んだ。 横浜で生まれ育った私。親戚もほとんど東京。そんな中、縁もゆかりもない、友達もいない広島という土地での初めての暮らし。休みもなく、朝から時に深夜まで、番組のスタッフやアナウンサー仲間とこれでもかと働き続けた日々から一転、別人のような人生が始まった。 新天地での暮らしは、見るものすべてが新鮮で楽しかった。 とはいえ、やはり知り合いが誰もいない中で過ごす日々。夫が帰ってくる日は、ご飯の用意など、やることがいろいろあるけど、遠征が続くと、誰との約束があるわけでもないし、暇を持て余して、家の片隅から掃除を始める。窓拭き、網戸掃除、お風呂掃除。 しまいには片付けるところがないくら
人口減時代に必要なコンパクトシティーづくりが進まない。日本経済新聞が直近の国勢調査を分析したところ、郊外の宅地開発が止まらず、2015年までの10年間で大阪府の面積に迫る居住地区が生まれたことがわかった。かたや都心部では空き家増加などで人口密度が薄まっている。無秩序な都市拡散を防がなければ、行政コストは膨れ上がる。 居住地が郊外に散らばるとインフラや行政サービスの新設コストが増す。人口減や高齢化で将来の税収が減ると過剰ストックの維持費だけがかさむようになる。このため、多くの自治体が市街地に都市機能や住宅を集約するコンパクトシティー計画を掲げるが、実行力が乏しいとの指摘が専門家から相次いでいる。その実態を探るため、全国の人口動態を調べた。手掛かりは国勢調査だ。国勢調査は国土を約500メートル四方(メッシュ)で区切り、個別地区の人口を地理情報とともに集計している。日経新聞は住民が50人以上とな
著: むらたえりか 行きたいときに行きたい場所に確実にたどり着ける。 そんな私にとっての「自由」を教えてくれたのは、大学入学から25歳で上京するまで住んでいた街・仙台だった。 自転車で駆け巡った仙台の「道」 仙台のことを考えるといつも並木道ばかりが思い出される。もともとは江戸時代に伊達政宗公の意向により街に緑が増え、明治時代には「森の都」と呼ばれたそうだ。その後一度は空襲で消失してしまうものの、復興などを経て現在は「杜(もり)の都・仙台」として親しまれている。そんな歴史から、繁華街・郊外問わず仙台には大きな街路樹が多い。 今年は少ないと聞いたが、秋になると銀杏並木の下には足の踏み場もないほどたくさんの銀杏の実が落ち、足の踏み場もないので踏んでしまう。学生のころには、友達とくさいくさいと大げさに騒ぎ笑いながら仙台駅までの道を急いだ。 仙台市の中でもいくつかの街に住んだが、大学時代の大半を過ご
Leica M7, 1.4/50 Summilux, RDPIII, Somewhere in AZ, USA 「開疎化」という言葉を世に出してから二週間たった。3/11のWeeklyOchiaiで落合陽一氏と話した「Withコロナ」からはもう一ヶ月以上だ。 Withコロナというのは解決策が必ずしもない新型コロナ(SARS-CoV-2)や様々な病原体とともに生きなければいけない状況、環境のことを言う。世の中の期待と異なり、状況の収束にはSARS-CoV-2対応に絞ったとしても、現実的な楽観シナリオでも1-2年はかかる、更に様々な病原体がこれから現れる可能性は相当に高く、これが終わりなわけではない、その視点で課題と未来に向けた方向性を整理する必要がある、というのが前回の議論『そろそろ全体を見た話が聞きたい2』だった。 kaz-ataka.hatenablog.com 開疎化と言っているのは、
2023年8月に開業した宇都宮ライトレールの業績が好調だという。人口減少社会におけるコンパクトシティ構想とも親和性の高い、路面電車(LRT)の「復活」に向けた先駆的な事例となりそうである。 路面電車は、低額な運賃で利用可能な交通手段として、かつて全国の都市に存在したが、急激に進んだモータリゼーションの波にのまれ、次々と姿を消していった。その代表的な例として横浜市電が挙げられる。今から120年前の1904(明治37)年7月15日に私鉄の横浜電気鉄道として開業後、1921年に市営化。1972年3月に全廃されるまで67年8カ月の長きにわたって横浜市民の足として走り続けた。 今回は横浜市電にまつわる“6つの謎解き”をしながら、どのような路線だったのか、あらためて振り返ってみたい。 謎の多い「市電のビール輸送」 ■Q1:貨車でビールを運んだ? 横浜市電の前身となった横浜電気鉄道は、神奈川駅前(現・青
昨年末から月に一度お届けしている木下斉さんとのワントピック対談。 今月は明日、夜の 20時から「日本の住宅問題」について話をします。 ※動画は既に削除済みです 対談にあたり、木下さんから「事前にこの本を読んでおけばよいですよー」と推薦されたのが下記。 新築がお好きですか?:日本における住宅と政治 (叢書・知を究める) 作者:砂原庸介発売日: 2018/07/20メディア: 単行本→ 楽天ブックスはこちら 読んでみたらものすごく中身の濃い本だったので、明日の対談に備え、内容サマリーを作ってみました。 以下、自分用のメモなので箇条書きです。 明日の対談をお聴きになる際は、下記のサマリーだけでもみておいていただけると理解がラクかもしれません。 1.都心以外では「広くて高品質な賃貸物件」が存在しないため、質の高い住宅に住みたければ「買うしかない」 ・市場が効率的であれば「賃貸か購入か」という経済的
著: ミニマリストしぶ(澁谷直人) 僕がミニマリストになった街 福岡市、姪浜(めいのはま)。僕がミニマリストに憧れてモノを減らし、初めて一人暮らしを始めた街。と同時に、母子家庭の家族3人で住んでいた街でもある。そんな姪浜の実家を抜けて、僕は実家から徒歩5分のワンルームマンションを借りた。ワクワクの一人暮らしデビューを同じ地元でスタートするほどに、姪浜は居心地のよい街だった。 福岡市地下鉄「空港線」の最も端に位置する姪浜は、都心部である博多や天神から離れていることもあり、ファミリー世帯が多いエリアである。「最も端で都心部から離れている」とはいっても、コンパクトシティといわれる福岡市。地下鉄で天神までは約15分、博多まで約20分とそう離れているわけでもない。 中心部より家賃も安く、スーパーやディスカウントストアが多い。市内唯一の大型アウトレットモール「マリノアシティ」もある。釣りやバーベキュー
JR青森駅前の大型ビル「アウガ」から少し離れた通りは空き店舗が並ぶシャッター通りとなっていた=青森市で2023年8月11日 色とりどりの洋服やユニークな雑貨が並んでいたテナントスペースは消え、職員が淡々と市民に応対する窓口になっていた――。 昨年8月、JR青森駅(青森市)の目の前にある地上9階建ての大型ビル「アウガ」を、私は6年ぶりに訪ねた。かつて若者たちでにぎわった商業ビルは、無機質な市役所にリニューアルされていた。 アウガの前で駐車していたタクシー運転手の男性(69)は「アウガが破綻したときに比べれば、多少人通りは良くなったけど、どうせまた人も減っていくんでは」と吐露する。「行政に振り回されてきた街で、年々人口が減るのに、再開発ばかり進めてもまいねびょん(だめだよね)」 アウガは2001年にオープン。青果・鮮魚市場や市立図書館などが入った官民複合の再開発ビルで、「コンパクトシティー」構
コンパクトシティという言葉を聞いたことはあるでしょうか。この言葉、拡がりすぎた都市を「ぎゅっ」とする考え方で、今から20年ほど前に「これからの日本の都市はコンパクトシティを目指すべきだ」ということが国土交通省や一部の先進的な自治体の中で言われ始めました。1970年代のイギリスで、ダンツィクとサアティという数理的なプランニングを指向する人たちが言い出した言葉ではあるのですが、そのままの意味では使われておらず、日本においてもこの20年間あれこれと解釈が加えられています。 私も「使えるかな?」と、実験的な気持ちで(=粋がって)この言葉を20年ほど前にある都市で使ったことがあるのですが、その時はすぐに使われなくなるかなと内心思っていたのですが、結果的には人口に膾炙され、たくさんの政策がこの言葉に紐づけられてしまいました。もう日本語と言ってもいいほどの言葉になったと思います。2014年には「立地適正
熊本県内全域で実施された「県内バス・電車無料の日」により、公共交通の利用者は普段の2.5倍増、市街地の渋滞長は半減するという結果になりました。1世帯あたり月1000円負担すれば、通年の実施も可能という試算も出ています。 「県内バス・電車無料」、対象は4694便にも 2019年9月14日(土)、熊本県で「県内バス・電車無料の日」が実施されました。県内の路線バス、市電などを(JRなど一部の鉄道と、高速バスなど一部のバス路線は対象外)、誰でも1日無料で乗車できるというもので、県内最大のバス事業者である九州産交グループが企画したものです。 計4694便が対象という類を見ない大掛かりな企画で、熊本電鉄など九州産交以外の事業者の運賃減収分も、九州産交グループが負担しました。この日に九州産交グループは、国内最大級のバスターミナルだった熊本交通センターの跡地に、商業施設「SAKURA MACHI Kuma
お久しぶりです。@narumiです。 1年ぶりに帰ってきました。「みんなのごはん」復活にあわせて連載再開です。 以前はサイゼリヤとかミスドとかみんながいつでも行ける楽しいお店を紹介してきましたが、復活後もやっぱり庶民派でいこうと思います。 で、今回は… 板橋駅です。 おい、、駅ってなんだよ、しかも板橋?って思うじゃないですか。 いや板橋は馬鹿にできないですよ。僕はここ1、2年すっかり板橋駅にハマっています。 そもそも飲み会の場所って渋谷とか新宿とかが多いじゃないですか。いろんな路線があるからみんな便利だし、お店も多いし、待ち合わせやすい。とりあえずそのへんで探しとくかーってなるわけですよね。 でもああいう駅って電車を降りた瞬間からお店までの道のりが意外とあるんです。なにしろ駅自体が大きいし、やっと駅を出たと思ったらまだ巨大な駅ビルの中にいるし、そこから人混みの中を歩いてお店についたら、すで
「浸水リスクがあっても、その地域への移住を勧めざるをえない…」 ある自治体の担当者が苦しい胸の内を明かしました。約2万もの川が流れ、低い土地に街が広がる日本。浸水リスクがある地域に住む人は、4人に1人にあたる3000万人以上とも言われています。リスクは地方だけでなく東京にも。豪雨災害が相次ぐ中で、街づくりをどう進めるのか。苦悩する2つの街を取材しました。(社会部記者 清木まりあ) こちらの地図。川に沿って街の中心部があります。 黄色で示された地域は、自治体が街の利便性を高めるためにコンパクトシティ化を目指し、この地域への住民の移住や企業の移転を勧めている「居住誘導区域」。 一方で青色で示されているのは、川が氾濫した際の「浸水想定区域」で、この2つのエリアの多くが重なっています。浸水リスクがあるにもかかわらず、その地域への移住を促しているのです。 「なぜこんなことになっているのだろう?」 私
[インタビュー]現代的な恋愛模様を描くから,若手の力に頼る。誰かのなにか深い性癖に刺したい「制服カノジョ」の挑戦 編集部:楽器 カメラマン:永山 亘 エンターグラムが2024年2月22日に発売する,恋愛アドベンチャーゲーム「制服カノジョ」(PC / Switch / PS4。略称セイカノ)のキャスト取材に続き,開発陣へのインタビューを実施した。 関連記事 [インタビュー]ゲームで彼女を作る最先端「制服カノジョ」。前田佳織里さん,橘 杏咲さん,小坂井祐莉絵さんがSNS恋愛を演じる エンターグラムが発表した恋愛アドベンチャーゲーム「制服カノジョ」は,“今どきの恋愛模様”を描く新作だ。その内容は,作中のSNSで3人の制服女子と仲良くなり,舞台の福岡でデートする,新時代の青春スタイルである。 [2023/09/16 08:00] キーワード: PC:制服カノジョ PC アドベンチャー エンターグラ
商業施設や住宅を中心部に集約させる「コンパクトシティー」構想は、疲弊する地方都市の「切り札」として、約30年間にわたり期待されてきた。だが、いまだに明確な成功事例を築くことができていない。実際に街を歩き、「失敗の本質」を探った。 この原稿は計3回の連載です。 コンパクトシティー30年 失敗の本質は/上(本記事) 国のコンパクトシティー政策チグハグ 郊外開発も推進/下 別稿 コンパクトシティー 次世代路面電車に活路も 色とりどりの洋服やユニークな雑貨が並んでいたテナントスペースは消え、職員が淡々と市民に応対する窓口になっていた――。 私は2011~17年、初任地の青森支局で勤務した。今年8月10日、JR青森駅の目の前にある地上9階建ての大型ビル「アウガ」を6年ぶりに訪ねると、若者たちでにぎわったかつての商業ビルは、無機質な市役所にリニューアルされていた。 アウガは01年にオープン。地下に青果
導入費、富山市が全額負担 富山地方鉄道(富山市)は10日から、Suica(スイカ)やICOCA(イコカ)など全国交通系ICカードの利用を始める。これまで使えなかった全国系カードで市内電車の運賃が支払えるようになるが、富山地鉄のICカード「えこまいか」「パスカ」を使うと運賃は1回180円に割り引かれるのに対し、全国系は通常料金(210円)のまま。市が導入費を負担した公費事業ながら、一部の利用者だけが恩恵を受ける「二重運賃」に「分かりにくい」と批判も出そうだ。 新たに対応するのは10種類のICカード。あいの風とやま鉄道(富山市)が導入する「イコカ」を持つ県民や県外の観光客らが日頃使うカードで運賃を支払えるメリットがある。 ただ「イコカ」などの利用者の運賃は割引対象外となる。運賃差を知らず「カードなら割引額」と勘違いしたまま利用を続けるケースもあるとみられる。 富山地鉄は「えこまいか」と「パスカ
昨年末に戸建てを買って住んでいる。建売だが、自分で注文住宅作るとこれを得られはしないだろうなという良さがあり満足している。 近隣は下町っぽい風情があって、静かで良い。うちを含めて半数ぐらいはわりと新しく建て変わっているが、半数はけっこうな築年数。買ったときに聞いた地域の建築基準に照らすと、まるっきり建て替えるというのも厳しそうだなとか思ってみている。かくいう我が家も、もともと3軒あった土地を不動産業者が買い上げて、2区画にされたものだ。 そんな感じで暮らしていると、同じ町内の家が空き家になって売出し中になっているのに気づいた。物件情報見たわけではないが、外観だけみていると、そのまま住むには古そうだが、その家単独で建て替えもできないんじゃないかという雰囲気。とはいえ地価はあるので、果たして買う人いるんだろうか。もしくはうちと同じように都合よく近隣とまるめて整理されるようなことがあるのだろうか
日本中の地方自治体にとって、高齢化と人口減少を踏まえたまちづくりは大きな課題のひとつだ。そのなかでも、英誌「エコノミスト」は富山市に注目。同市の30年先を見据えた都市計画とは、いったいどんなものなのだろうか? 小さくて高密度の、車に依存しない都市を目指して 東京から北西に250キロ、紺碧の湾と雪を頂く峰々の狭間に富山市はある。ここは多くの点で、日本の地方都市の典型的な一例といえる。 住民は高齢化し、産業は安定しているが硬直化もしている。しかし料理は素晴らしい。第二次大戦中には、鉄工所を狙ったアメリカ軍の焼夷弾が街の中心部の99%を焼き払ったが、その後の人口増加に伴い、富山市は迅速に再建・拡大していった。 しかし、それも今は昔。人口41万4千人(今も減少中)の同市は、1990年代以来、高齢化に伴う課題と闘ってきた。すなわち、膨れ上がる支出、減り続ける税収、そして時代遅れの都市計画である。 し
2014年に『都市の環境倫理』を刊行してから、環境倫理学のなかで都市問題を主に研究してきた。その間、一貫して「都市は集住と公共交通の利用によってエコに暮らせる地域である」と主張している。それに付随して、エコな住宅の形態について考察した論考「どんな住まいがエコなのか――「都市の環境倫理」再論」をシノドスに発表した(https://synodos.jp/society/18874)。そこでは戸建て住宅よりも集合住宅のほうがエコな住宅であることを、いくつかの論者の議論を引用しながら述べた。そのなかで、産廃Gメンとして名を馳せた千葉県職員の石渡正佳氏の「エコハウス」に関する主張を紹介した。 石渡氏は、巨大な建築のほうが環境性能が良いと言う。体積が大きくなればなるほど、表面積の割合が小さくなっていく。住宅の表面積が小さければ、資材も少なくて済むし、エアコンの電力も節約できる。それに対して、低層の戸建
つまり、人口減少社会への移行によって、コンパクトシティと言われるように、都市の機能や居住地が集約し、都市が縮小していくと思いきや、人間は自分の住みたいところに住むので、まちのなかに穴(空き地や空き家)がたくさんできて、都市がスポンジのようになっていくと論じられています。 もちろんこれを阻止するために、行政が空き家対策で公共施設をつくったり、リノベーションまちづくりを促進したりの動きはありますが、それではとても間に合いません。そこで重要なのは、民間や市民の取り組みで、そのひとつが私たちが取り組む「みんなの図書館」の実践です。 私設公共空間のコンセプトいわゆるリノベーションまちづくりとは異なり、「さんかく」が担う機能のひとつの特徴は、私設公共空間のコンセプトを目指していることです。つまり、ただ空き物件を使って稼げれば良いのではなく、そこに公共圏をつくりだそうとしています。 公共圏は、ドイツの哲
列車の利用を「拒否」されたとする、車いすユーザーの訴えが、大きな反響を呼んでいます。現場の駅員たちの受け止めを聴きました(画像はイメージ) 出典: PIXTA 「人を出してと頼まれたら、正直迷う」 安全守れないかも、という不安 まず鉄道会社や政治家が知恵を絞るべき 車いすユーザーが、無人駅での移動のしづらさについて訴えた、ネット上の投稿が注目を集めています。障害がある人も利用しやすい環境整備を、鉄道事業者に求める内容です。最前線で働く駅員たちは、当事者をどうサポートしているのでしょうか? 直接尋ねてみると、安全運行とバリアフリー推進の間で板挟みになる、現場の苦悩が浮かび上がりました。「立場を問わず、誰もが無理なく使える駅づくり」について、考えます。(withnews編集部・神戸郁人) 車いすユーザー「利用者に入っていないのか」 話題を呼んだのは、電動車いすを使うコラムニスト・伊是名夏子さん
こんにちは! 本日もこのブログにお越しいただきありがとうございます。 サラリーマンと投資活動の二刀流に挑戦している、よしきさんです。 9月5日(土)のブログで【ついにキタ!不動産のお宝物件獲得チャンス】でお宝物件 についてご紹介させていただきました。 9月5日(土)のブログ yoshikisan.hatenablog.com お宝物件と思っても、不動産販売サイトや販売図面にかかれている「都市計画」や、「用途地域」、「建蔽率・容積率」、「接道状況」、「セットバック」などの物件スペックが書かれていますが、日常生活では聞きなれない言葉なのでわかりずらいですよね! さらに土地からマイホームを建築すると、道路斜線制限や北側斜線制限などの「斜線制限」や「採光計算」等で、建物が建てられる高さや、建物の形がきまっています。 非常に複雑だと思ってしまうかもしれませんが、パソコンのスペックのように、少しづつ理
世間はクリスマス・イブで浮かれる12月24日。 衝撃のニュースが飛び込んできました。 出生数が86万人に急減したらしい。 これは、2017年に政府が公表した人口推計より2年前倒しで出生数が減っている数値で、あの一目で分かるヤバすぎる人口推計よりも、さらに現実はヤバかったということになります。 人口推計はこちらから↓これマジで見てほしい。 www.taka.work このブログでは何回も少子化対策の重要性について書いてきました。 でも、もう無理なのだろう。 というか、どっちにしても少子化対策は必要だけど、例え成功したとしても、今からの数十年間は厳しい社会が続いていくことは確定しました。 少子化対策はもう手遅れ。 www.taka.work 本来、少子化対策は凄く簡単です。 少子化対策は、国が本気になればすぐにできるし、高確率で成功する施策です。 なんだかんだ子どもが欲しい人は多いから、子ども
中小企業や小規模事業者の皆さんは、日々の経営において地域の重要性を感じていることでしょう。 地域密着型のビジネスモデルは多くの成功例を生んでいますが、時代の変化と共に、地域を活かした売上アップの方法も進化を遂げています。 「地域マーケティング」という言葉を耳にすることが増えましたが、これは単に地域に根ざした活動を指すのではなく、地域の資源や特性を活用して、より広範な顧客層へとアプローチする戦略のことです。 地域マーケティングの真髄は、地元の魅力を再発見し、それを独自の販促ツールに落とし込むことにあります。 例えば、地元産の素材を使った商品やサービス、地域の伝統や文化を生かしたイベントの企画などが挙げられます。 これらは地域に新たな価値を生み出し、外部からの訪問者を惹きつけることができます。 しかし、地域マーケティングを成功させるには、ただ地域性を前面に押し出すだけでは不十分です。 地域の魅
バスや鉄道運転士の残業規制が4月から強化され、運転士不足をさらに加速させると見られる。地方自治体が目指すコンパクトシティの実現もピンチに陥りそうだ。 バスや鉄道運転士の残業規制が4月から強化され、運転士不足をさらに加速させると見られる。地方自治体が目指すコンパクトシティ(交通、商業、医療、教育、行政などの機能を都市中心部に集中させる概念)の実現もピンチに陥りそうだ。愛媛県の松山市駅を発車した伊予鉄道高浜線の電車が3両編成で松山市内を走る。ビルに囲まれた市中心部を抜けると、沿線の風景が住宅街に変わってきた。やがて山口県行きのフェリーが発着する三津浜港と三津駅が見えてくる。松山市北西部の拠点となる地域だ。 この辺りは古くから港町として栄え、明治時代に書かれた夏目漱石の小説「坊っちゃん」にも登場する。当時は独立した三津浜町だったが、太平洋戦争直前の1940(昭和15)年、松山市に編入された。以来
【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.著者より】 【1.本書の紹介】 はじめに、著者と小泉進次郎氏との対談が、新しい日本の幕開けを期待させます。 進次郎氏は、現在の日本経済停滞の原因の1つは、ITに弱い政治家が原因だと述べています。 そんな切り口があったのかと嬉しくなりました。 この本では、日本の各課題について、それぞれ様々なグループでディスカッションした内容をベースに、落合さんが思うところ、解決の提案をしているものになります。 ですので、落合さん得意のミラクル的発想はありません。(笑) 課題について真面目に考えています。 日本には、少子高齢化を始めとして様々な課題があります。 少子高齢化に関連したテーマについて、課題解決を考えていこうという内容になっています。 現代社会において話題の課題をコンパクトにまとめた一冊です。 【2.本書のポイント】 テクノロジー
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68609 これの話 富山に住んでる独身アラサー女だけど、既婚の同級生に「早く結婚したら」とか言われたことがない。そもそも同級生に既婚者が少ない。未婚の同期と将来の話をすると「老後の蓄えってどれくらい要ると思う?」って話題になる。結婚をスルーすると次のイベントが死。 この人が「早く結婚したら」って言われたのは10年も前のことのようだから、10年の間に富山県民の認識もアップデートされたんじゃないか。知らんけど。 ただこれは私が周囲の人間に恵まれているというだけという可能性もあるので「私はそういうこと言われたことが無いから富山は閉鎖的じゃない」と言い切るのはおかしい。同様に「私はこういうこと言われたから富山は閉鎖的」と言うのもおかしい。 森市長の同性パートナーシップに関する発言は確かに問題なんだけど、同性が婚姻関係となる
Parco delle Madonie, Sicily, Italy (September 2023) 1:1.4/35 Summilux ASPH, Leica M10P, RAW 先日書いたエントリで触れた人類がグローバルに抱える大きな2つの課題のうちの一つ、「人口調整局面のしのぎ方」についてもう少し考察してみよう。まずは先般のエントリ*1から一部抜粋する。 この人口調整局面ではかなりの深刻な問題が大量に噴出する。それは例えば、会社がほしいと思った人の数が取れないということから始まり、僕が「風の谷検討」でよく見ている疎空間であれば、郵便局や役所のような基本機能すら人がいなくて維持できなくなるという問題でもある。もっと深刻には、道や橋梁だとか上下水道、食料供給の要である灌漑網、電力網、ゴミ収集と処理のような社会の基盤をなすインフラがこれまでのようには維持できなくなるということであり、あま
先日Techableでは、株式会社YE DIGITALと西鉄エム・テック株式会社が共同開発した「スマートバス停」について取り上げた。2021年4月から熊本駅白川口駅前広場にて本格運用が始まるというリリースについてだ。 今回はYE DIGITAL社にメールインタビューを行い、同社が考える従来のバス停の問題点やスマートバス停のメリットなどについて話を伺った。 スマートバス停にできることーーまずは、いまあるバス停の問題点について教えていただけますか。 高齢者の免許返納やコンパクトシティなどの政府が示すビジョンでは、公共交通の維持発展が欠かせず、マイカーを持っていない人たちにも移動の自由が担保される社会づくりが肝要となります。 しかしながらバス業界はいま、事業収益性の低下や労働力不足に喘いでおり、バス停の運営維持に対するバス事業者の負担は、人的資源の面でも金銭の面でも非常に大きくなっています。 近
LRT(次世代型路面電車)とは、英語の「Light Rail Transit」の略称で、従来の路面電車よりも床が低く、振動や騒音を抑えた新しいタイプの公共交通システムです。 宇都宮市などにLRTが開業したのは、去年8月。JR宇都宮駅東口から隣の芳賀町の工業団地まで、約14.6キロの区間を結んでいます。 走行する車両は、1台が3両編成で、長さは30メートルほど。バリアフリー仕様となっていて、車いすやベビーカーが利用できるスペースも設けられています。 バスより多くの乗客を一度に運べることから、欧米の都市部では数多く見られ、国内では富山市などで導入されています。 利用者数は順調に伸びています。平日の利用者数は、1日1万2000人を超えて当初の想定どおりとなっている一方、土日祝日は想定の2倍を超える1万人前後にのぼっています。 通勤や通学の手段として定着してきたほか、日々の買い物や食事などの移動手
350の図書館を訪ねる=350の街を歩く僕は今、青森県津軽地方で発行されている新聞「陸奥新報」に「図書館ウォーカー」という旅エッセイを連載しています。これまでに訪問済みの図書館をエクセルでかんたんに記録しているのですが、どうやら350館に達した感じです。 日本図書館協会ホームページの「日本の図書館統計」によると2021年集計時点で日本の公共図書館の数は約3300館。だいたい10館につき1館のペースでクリア?できているようです。 もっとも、旅する時の僕の「図書館観」はかなりゆるくて、とりあえず旅人でも誰でも無料で利用(資料閲覧含む)できればいいという感じなので、350館の中にはこの統計に該当しない「勝手に図書館認定」の場所も含まれています。 さて350館訪ねたということはつまり、「350の街を歩いた」ということを意味します。滞在時間の違いはあれど、実際に自分で歩いて眺めて、その街の空気を吸っ
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