「はら減った。おにぎり食いたい」と書き残して孤独死した北九州市の52歳の男性の話が、ニューヨークタイムスに載った。「福田首相の訪米のニュースよりずっと大きい扱い」(村田晃嗣)だった。 この問題を調査していた第三者委員会がきのう(20日)出した報告書も、「市側の不適切な行為」を指摘していた。生活保護を自分の意志で辞退したように装いながら、その実は“強要”だった、などなどーー闇の北九州方式といわれるものである。 福祉事務所の元職員が証言する。「わたしもやったことがある。申請をいかに追い返すか、受給している人をいかに辞退させるか、それが仕事だった」。自立を迫る候補を決めて、目標通りを達成するーー事実上のノルマだった。 「80歳のおばあさんが孤独死したとき、同僚のケースワーカーから、1件減ってよかったねといわれた」とも。 北九州市はかつて、炭坑の閉山による生活保護の急増と、それにむらがる暴力団の不
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